「シモーヌ・ヴェイユ」(湘南あおぞら・倉重 達也)

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「幸福論」で有名なアランの生徒だったという理由だけで買い求めたシモーヌ・ヴェイユの著書「根こぎ(岩波文庫)」の冒頭の一行を読んで先に進めなくなってしまった。

 

「義務は権利の観念に先立つ。」

 

働かざる者は食うべからず?

しばしの混乱の末、さらに読み進めると「権利に実効性があるかないかは、権利を有する当人ではなく、その人間になんらかの義務を負うことを認めるほかの人々が決める」とある。

簡単に言えば子どもに養ってもらう権利があるのは親が子どもを養う義務があると認めるからである。

翻って障害者に立ち戻ってみれば、障害者が権利を行使するにはその権利を容認する誰かがいなくてはならない。啓蒙活動の重要な理由がここにある。

 

ところで、この章のタイトルは「魂の欲求」であった。フランス語で何と言うかは知らないが、ずいぶんと詩的な言葉ではないか。

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