大切なものは目に見えない (ぱる・佐藤 貢)
SN3R00110001 (2).jpg 「大切なものは目に見えない」・・・。「星の王子さま」に出てくる言葉です。「大切なものは目に見えない。だから心で見なくちゃね。」このきつねの言葉で王子さまはけんかをして自分の星に残したわがままなバラが王子さまにとって大切な唯一のバラであることに気付きます。

  

 目に見えないものを信じること、まして心で見るなんてことはとても難しいことです。でも、心で見なければ見えないものがたくさんあることを私たちは知っています。大切なものは簡単には見えません。だから一生懸命、「心をこめて」見ないと私たちの大切な唯一のバラは見つかりません。

 

 

 ある駐車場での話です。私が支払いを済ませ入庫しようとした時、駐車場係の方が声をかけてきました。

 「お客様、車内に障害者ステッカーがあるようですが?・・・。」

 私の奥さんは足が悪く、となりに乗っている時はステッカーを貼っているのですがその日は家族を迎えに来ただけなので外していました。そのことを説明するとその方は

 「そうだったんですね。本日は車いす昇降スペースが空いておりますのでそちらまで係りの者が誘導いたします。」

と障害者駐車スペースへ案内してくれました。私はこちらから言わなくてもステッカーに気付いて声をかけてくれたその人の心配りが嬉しくて、とてもさわやかな気分でその後を過ごすことができました。些細なことなのかもしれませんが、一人のお客としてとても大切にされた気がしました。お金をもらって駐車場に誘導する駐車場係の仕事。でもそこには仕事都合ではない心のこもった「お客様のいまここ」を見る目が存在していました。

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 大切なものは目に見えない・・・。ただ見るだけでは見えてこないものが私たちの仕事にもたくさんあります。大切なひとりひとりの望むものが何か純粋に考えましょう。「あなたのことがもっと知りたい」そんな気持ちで丁寧に関心を持ってひとりひとりの「いまここ」を見れば見えてくるものが必ずあります。もちろん見える時もあれば見えない時もあるでしょう。見えなくてもあきらめない。見えたら、たくさんの人に伝え合いましょう。

 「星の王子さま」はむかし純粋な子供だった大人に向けた「いまここ」の大切さが描かれた物語なのです。

 あっ!ある駐車場とはみなさんがよく知っているこの場所です。

 

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