「クリスマスに寄せて」 (湘南あおぞら・倉重 達也)

 街はクリスマスの飾りで溢れ、クリスマスソングが鳴り響く季節になった。ジングルベルを聴くと何かうきうきした気分になるが、今年は東日本大震災のせいか今一つ盛り上がりに欠ける。クリスマスを祝う気持ちも何かしら、皆、遠慮がちに見える。

 しかし、こういう時にこそクリスマスの本来の意味を考える良い機会だと思う。

 クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝う日である。厳密に言えばキリスト教の中のカトリック教会がおこなうキリストのミサを「クリスマス」と言う。

クリスマスが意味することは、いろいろあるだろうが、ひとつは心の闇を照らす光の誕生と言うことであろう。

新約聖書によれば神の御使いが羊飼いに救い主が生まれたことを知らせたとある。しかし羊飼いが野にいる時期は暖かい季節なので1225日深夜に生まれたという説はその後の異教徒の風習が混じったものらしい。

しかし、ちょうど太陽の高さが一年中で一番低くなり、これを境に一日一日と日が延びる時期にクリスマスを祝う日が定着したということは象徴的である。それは早くも春の予兆、希望への転換点である。希望とは絶望の淵から意欲する気持ち、再び立ち上がろうとする気持ち、すなわち人を勇気へと導く。希望がなければ人は何もすることができない。

 イエスの誕生はキリスト者にとっては闇を照らす希望の光であった。

 今の日本に必要なものも希望の光である。災害に遭われた人、弱い人、苦しんでいる人、悩んでいる人、心の闇に苦しんでいるすべての人にとって私たち一人一人が少しでも希望の光となれるように願ってクリスマスを迎えたい。

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