今度、ご一緒しません? その4 (そうだ、地元をもっとよく知ろう)  (よし介工芸館・梅田久仁夫)

冬の富士山はくっきりと青空に映えた雪化粧が美しい。職場へは自動車通勤なので、毎朝、車窓から眺望できるが、その日の大気の状態によってはグッと間近に迫って見える事がある。何十年も富士山を眺められる湘南に住んでいて、「お前もこうなれ!」と言わんばかりの安定感と自信満面の"どや顔"ぶりはこれ以上のものを他に見た事が無い。日本一の山はいつでも完璧の一言だ!

 

あらためて言うことでもないが、長年住み慣れた地元神奈川はいいところだと思う。日本国内にも"住んでみたい田舎"があるそうだが、都心までのアクセスは電車でおよそ12時間というところに山あり海あり、ほどよい自然の景観と北西部の原風景が四季を感じさせる。気候は温暖で年間を通してそれほど暑くも寒くもない。熱過ぎず冷た過ぎない?住民気質も培われるようだ。

神奈川には開港ムードと異国情緒の横浜。軍港横須賀はアメリカンテイストの町。三崎はまぐろ三昧の漁港。走水で漁れる魚は身が締まっていてブランド級。城下町の小田原界隈や西湘は落ち着いていて隠れた穴場がありそう。明るいイメージの湘南地方に三ツ星レストランが点在し始めたとか。また、何と言っても世界文化遺産に推薦される武家の古都、鎌倉は渋い存在。そして、丹沢山系は山歩きと日帰りBBQに調度いい。美術館巡りと一泊ぐらいの保養と思ったら箱根の温泉で心身を癒せる。と、まあ魅力満載。他にもまだまだありそうだが、本当のところ自分はそれほど詳しくない。知っているのは江の島の猫ぐらいだ。今まで、地元はいつでも行けると思って日本の各地に足を延ばしていた。ずいぶんいろいろな所に行ったものだ。そんな事を何十年も続けていくうちに周辺がどんどん様変わりしていって、一押しグルメも旬のスポットも全く案内できなくなってしまった。むしろ「そうだ、京都に行こう」の方が何回も訪れているので、行けば「御用改めでござる!」とか言って、すぐに新撰組になりきれる。

話が横道にそれるが、数年前、5月の連休にふらっと鎌倉に行き、帰りはたった数十キロ先の自宅に戻るのに数時間もかかった。鎌倉駅で電車、バスを待っていた外国人や全国からやってきた観光客の列に巻き込まれて身動きが取れなくなってしまったからだ。周りは色々な外国語や東北弁、関西弁が飛び交っていたが、いつでも行けると思っていた地元の住人が事もあろうに何も超混雑のGWに行く事はなかったのだ。気合を入れた遠出の旅と違って、日時も考えず軽い散歩のつもりで出かけてしまったため、よく分からない時間ばかりを費やし、のんびり、ゆったりの散策どころの話ではなかった。

リフレッシュのつもりで疲労感が残るって事は洒落にならない。汗をかくなら爽快に、動けるうちに今すぐ。と言うことで、今年は地元足元を固めるつもりで"神奈川の再発見"をテーマとし、路地裏から小路の軒下、他人の庭先は言うに及ばず、峠の林道、獣道まで分け入って県内の隅々を探索してみたい。

 

▼写真:

 これほどパーフェクトなシルエットが他にあるのだろうか?

 富士山の絶景スポットは市内にも結構ある。

 季節や時間、天候によって表情が変わるのでシャッターチャンスを待つ。

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