これもコーチ (よし介工芸館・佐藤  貢)

最近、コーチングについて考える機会があり、ふと、昔のコーチ時代のエピソードを思い出しました。

 

今回はそれについてお話ししたいと思います。

 

それは高校3年生にとって最後の大会でした。そのチームにはとても能力の高い超高校生級の選手がいたのですがこの選手がなかなかくせのある選手で、一言で言ってしまえば、チームワークを乱す選手でした。

 

初戦、この選手が何の理由だったか忘れましたが休んでしまい、控えの選手が大活躍しなんとか勝つことが出来ました。コーチ達は私に「控えの選手でも十分勝てるからレギュラーから外せ」と激怒しました。迷った私は何の根拠もなく苦し紛れに「レギュラーは私が試合の直前に決める」と答えました。

 

確かにこのままでは控えの選手達のやる気をそこない、人としてどうなのか?とも思いました。かといってその選手は勝負を左右するキープレーヤーであることも事実です。迷った私は率直にキャプテンと相談しました。キャプテンは「練習を見て佐藤さんが決めてください」と答えたのです。

 

翌日からその選手は見違えるように変化し、率先して練習するようになっていました。不思議に思った私はキャプテンに「なんて言ったの?」と聞きました。キャプテンは淡々と「佐藤さんがレギュラーを誰にしようか迷ってたよ」と伝えたそうです(おそらくその選手に伝えたことはそれだけではないと思いますが)。

 

目標がはっきりしていればコーチのすべき事、キャプテンのすべき事、選手のすべき事は自然に決まってくる、あれこれ小細工はいらない、そう気付いた若き日の私でした。

 

因みに私はその時、コーチ達から「名コーチ」と絶賛されました(そうじゃないのに"まっいいか")。

 

             ▼若かりし日の私です(#21

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