「年の瀬に寄せて」(湘南セシリア・みらい社:伏見康一)

年末の祭事は「冬至」と関連があるのではないか。なんとなくそんな気がしてならない。

▲「冬至」を調べてみると「北半球において一年中で昼が一番短く、夜が一番長くなる日」とある。どうやら古代より夜とは「闇の世界」を意味し、昼である「光の世界」とは別の世界と考えられていたようである。暗黒の闇の世界は怖れる対象であろう。その「闇の世界」の時間が一番長い日にこそ闇を受け入れ、祟り祀ったっていたのではないか。また「闇の世界」から解放される日を新たな門出とし、「新年」としたのではないか...つまり「リフレーミング」の考え方がそこにはあるような気がする。

▲一方、「夜」には星がきれいに見える。空気が澄んだ寒い冬空ならなおのこと。星空を讃え、ポジティブに夜の「ストレングス」を引出し、「星祭」が催され、さらには信仰上の祭事であるイエス生誕とも重なり「クリスマス」へと発展したのではないか。また、動物たちはこの闇になるのをまって活動を起こす夜行性のものたちがほとんど。「闇」とは生命の根幹をざわざわとさせる「強み」もあるようだ。

▲先般、某ファミリーレストラン会社が「24時間営業廃止」を打ち出した。深夜帯に食事をする方も増えてるのだろうから夜間営業も顧客ニーズを反映したもの、だったのであろう。が昼の延長のままの夜間営業では夜の特徴が浮かばれなかったはず...。「眠らない街」との称号を得る歓楽街すらある現代。仕事も生活様式も多様性の一途を辿り、昼も夜も一連の世界として扱われているかのような風潮を感じぜずにはいられない。

▲「闇の世界」の扉を開けてみる...その世界に足を踏み入れるのはどこか恐れ多いような崇高のような気もするしその奥深さから抜け出せなくなるような、魅惑的な世界がそこにはありそうだ。ともかく光と闇の違いは意識していきたい。光も闇も生けるものにとって欠かすことのできない世界なのだから。

▲うちの施設にも法人にもそして広くは全国に、夜間帯の時間も支援に、業務に、福祉に、介護に向き合い奮闘している仲間が大勢いる。私が言うのもおこがましいが、その真摯な姿と気持ちに心から感謝申し上げ、「がんばれ!」とエールを送りたい。

本年中、ご厚情賜りました皆様へ心より感謝申し上げます。また引き続きのお力添えをどうぞお願い致します。間もなく新しい年が始まる。心穏やかに新年を迎えたい。

善行駅のイルミネーション.JPG

                      ▲善行駅のイルミネーション

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