第39回「注文をまちがえる料理店」(湘南あおぞら・サービスセンターぱる 倉重達也)

台風18号が日本列島を吹き荒れた翌日の18日は敬老の日でお休みでした。そんなこともあってその日は朝からテレビ漬けの一日でした。

 さすがにワイドショーといわれるだけあって、いろいろな面白い番組が盛りだくさんで、内容も飽きさせないものが多くありました。

 

なかでも「注文をまちがえる料理店」のニュースは、そのネーミングと言い、着想の奇抜さといい逸品の内容でした。ご覧になった方も多いと思いますが、認知症の方がウエイターになり、9/169/183日間限定で、六本木の人気料理店を借り切って開いたイベントのようです。

 ハンバーグを注文したのに餃子が運ばれてくる。それでもお客は笑って応える。言われた認知症のスタッフはペロッと舌をだしてにっこり。その場に何故かほのぼのとした空気が広がっていきました。

 注文は取り換えることもできるし、まちがえた料理をそのままいただくこともできるという柔軟さがお店とお客の双方にありました。

 

 そういえば、ホテルのランクを決めるのは建物や設備の良し悪しやスタッフの質の高さもさることながら、最終的にはホテルを利用するお客さんの質だという言葉を思い出しました。

 

 この「注文をまちがえる料理店」の場合は、実験的ながらお客さんが注文どおりに出てこないことを許容しているというお客さんの質を変えたことが、この素晴らしい空間を生み出したのだと思います。

 こうした考えや取り組みが日常的に広がっていけば認知症の方も障がいのある方も暮らしやすい街になっていくだろうと深く考えさせてくれた番組でした。

 

第39回写真.JPG

 

                         (写真)

             「注文はまちがえないカフェ『だいちの森』です」
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