「選ばれてきたいのち」(事務局長 石塚 和美)

2018年、夏。一段と暑いこの夏に新しい命との出会いがありました。

小さな指先、か細い泣き声に沢山のエネルギーと幸せをもらえます。子どもたちはみんな天使のようです。

 私には二人の子どもがおりますが、二人のあいだに流産した子どもがひとりいます。

たった8週間、おなかの中でしか生きなかったいのち。当時の私は仕事をしておりましたので、原因は自分にあるのかなと悩んだこともありました。医師からは週数間で流産してしまった場合、原因がわからないものがほとんどだと聞きました。きっときちんと着床しなかったのだと自分に言い聞かせました。

だから、この世に生れ出たいのちは選ばれて生まれてきたいのちだと思うのです。せっかく選ばれてきたいのち。他の命から、自分のいのちの価値についてや判断を誰もがされたくないと思うことでしょう。

 

 1945年8月15日。第二次世界大戦が終わりました。私の母は戦前生まれ。

当時小学校低学年だった母。私が子どものころ、戦争の話をよく聞かされました。小学校では竹やりを突く練習をしたこと、横浜の大空襲で焼夷弾の下を逃げまわったこと、母方の祖父の田舎・秋田へ疎開した時の楽しかったこと、つらかったこと。戦後横浜へ戻ってきたころのこと。人の死やつらく大変だった話がほとんどですが、子どもとして楽しかった、面白かった思い出もたくさん聞きました。

戦争は兵隊さんや大人だけではなく、子どももたくさん亡くなりました。

母が私の子どもたちに戦争の話をしたときに、「ばあばが大空襲を生き延びていなかったら私たち生まれていなかったね」と話しているのを聞き、全くその通りだと感じました。

今でも母は、飛行機の音と食べ物を粗末にするテレビ番組が嫌いです。

 

新しいいのちが無事に育っていきますように。

この夏は今まで以上に、平和を祈る夏となりそうです。

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