日記

施設長・課長日記

「新年度」(サービスセンターぱる 課長 飯原佑)

サービスセンターぱる

2024年度が始まりました。

報酬改定もあり、慌ただしい中でのスタートとなりましたが、今年度も元気良く過ごしていけたらと思っています。

4月は入園式や入学式、入社式...と新しい門出の季節です。

高校生時代、野球部だったのですが、毎年新入生が入ってくるたびにドキドキしていました。

当時私の高校は野球部員が少なく9人揃っておらず、人数合わせのような形で誘われ、入部した経緯があり、部内で一番下手で迷惑をかけているにも関わらず、常に試合に出場していました。

後輩が入部してくると、すぐにレギュラーから外れたのですが、他の人が時間を割いて練習をしないバントを多く練習したり、守備でも送球の仕方を上級生から教えてもらったりと、コツコツと練習を続けていると、監督はしっかりと見てくれており、試合にも出してもらえるようになっていきました。

当時は気付けていませんでしたが、野球部に入部したことで「得意を伸ばす」ことや「他者をカバーする」大切さを学ぶ機会になったと感じています。

自分は何が得意で力を発揮できそうなのか、同僚は何が得意なのかを知ることで、仕事のしやすい環境になっていくのではないでしょうか。

法人目標の一つでもある「働きやすい魅力ある法人」を目指し、野球で培った力を活かしていきたいと思います!

写真はツーリングで行った箱根でのワンシーンです。

ツーリングも複数人で行くと、カバーし合うことが大切になります!

<年度初めに感じたこと> (法人本部事務局長・サービスセンターぱる所長 石川歩)

サービスセンターぱる
法人事務局

2024年度は報酬改定もあり各事業所とも落ち着かないスタートとなっているように感じます。個人的にも子供の進学もあり、慌ただしく日々を過ごしています。

 

さて、藤沢育成会では2024年度の年間目標の一つを「利用者本人が活躍できる環境づくり」としています。

もちろん、今までも行ってきたことではありますが、改めて職員主導ではなく利用者主体を推し進めようとの思いが込められています。

330日に行った法人職員全体研修のシンポジウムで、江ノ島水族館横のなぎさの体験学習館と、法人の事業所アポロのつながりのスタートが、お一人の利用者さんの「水族館で働きたい」という願いから始まったとのお話を伺いました。

思いが形になる時に、利用者さんの笑顔が生まれ、地域ともつながり、結果的に良い支援になるのだと感じます。

以前、お世話になった方に「出来ない理由を並べるのではなく、どうやったら出来るかを考えなさい」と言われたことがあります。

性格的に失敗しない方法を模索してしまう私にとって、とても心に残る言葉でした。

一つでも多くの「出来た」が生まれる一年になりますように。

IMG_2639.jpg

写真は2枚とも湘南あおぞら裏庭に植樹されているしだれ桜です。土地寄贈いただいた際の記念樹になります。4月に入りようやく3分咲きといったところでしょうか。

「卒業式当日」 (湘南セシリア 課長 鈴木保志)

湘南セシリア

 3月、中学生の娘と小学生の息子の卒業式があった。娘は両親2人での参加を嫌がり、母親のみの参加となったが、息子はどうでもよいとのことで、自分も参加することとなる。考えてみると入学式も含め、保育園の卒園式以来になるだろうか。

 319日、息子の卒業式当日の朝、何やら私を母親(妻)の隣に座らさないよう話している。母親は息子が所属するサッカーチームの活動を通し、多数の同級生に知られており、隣に座ると必然的に父親ということがわかり恥ずかしいらしい。いつも通学の際、迎えに来てくれた同級生に対する私のふざけた言動や、容姿的なものも影響しているようだ。息子の嫌がる様子を見ると、より私の言動にも拍車がかかり、ひとしきり卒業式に私が参加することへの不安を煽った後に卒業式に向かう。

 卒業式では案の定、私はすぐに泣いてしまいそうになるため、場面により頭の中では午後からの仕事のことを考え気持ちのバランスを保っていた。しかし、とても演出が上手く合唱などで畳みかけられると、思わず隣の席で目頭を押さえている妻のハンカチを取り上げ、突然のことに驚いた妻の表情に思わず吹き出す。散々涙と鼻を拭きそっと妻の手元に返すと、しかめっ面で突き返してくる様子が、想像通りで笑いが止まらなくなり、泣いたり笑ったりの卒業式となった。

 式を終えるや否や一人学校を後にし、今日は仕事帰りにケーキを買って帰ろうか、ハンカチ騒動の感想が楽しみだなど、色々と思いを巡らせながら、何とも清々しい気持ちで午後の仕事に向かうことができた。

「あれから1年」(湘南セシリア・みらい社 施設長 三嶌悟)

みらい社
湘南セシリア

 春の訪れがいささか足踏みをしているこの頃です。

 最近の出来事と言えば、メジャーリーグ・ドジャースの大谷選手の話題ではないでしょうか。思えば、昨年の今頃はWBCで大いに盛り上がり、322日決勝9回裏の攻防は、今でも目に焼き付いています。

 まさに322日決勝の日、みらい社・あゔにーるでも、大事な打ち合わせをしていました。それが、今回新発売となる「マドレーヌ」でした。

 当日は、「茶来未」の佐々木さんにみらい社へお越しいただき、商品開発の打ち合わせをしていた時間帯が、まさにWBC決勝9回裏でした。動向を気にしつつ、打ち合せ後に結果を確認し、喜びを共有したことを覚えています。

 「あれから1年」、試行錯誤の上にできた新商品です。

 2024年度もご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

*写真は、新発売の「マドレーヌ」です。丹沢大山茶を使用し、「煎茶」と「ほうじ茶」の2種類です。ぜひご賞味下さい。

感受性(湘南ゆうき村 課長 高橋宏明)

湘南ゆうき村

2023年4月に子ども家庭庁が発足された。

そして、202312月に

「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン

(はじめの100か月の育ちビジョン)」が閣議決定された。

幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100か月の育ちビジョン)【やさしい版】 (cfa.go.jp)

『はじめの100か月の育ちビジョン』では

誕生前から就学前が人格を築く重要な時期と謳っており、

私自身、就学前までの記憶は少ないが、

無意識の中でその時期の経験が基盤となっているのだと思う。

何歳になっても、経験や学びが人格を形成し、

子どもだろうが高齢者だろうが

障がいがあろうがなかろうが、成長し続けると思っている。

私自身が学びから影響を受けたエピソードを紹介・・

小学六年生の時にテレビで再放送されていた

水戸黄門の主題歌『あゝ人生に涙あり』がクラス内で大流行。

「人生楽ありゃ苦もあるさ」という歌詞がとても印象的で、

「嬉しいことだけではない、

でも悲しいことがあっても次には嬉しいことがやってくる」と

自身に言い聞かせるようになった。

中学二年生の国語の授業で、

詩人茨木のりこさんの詩『自分の感受性くらい』を教わった。

当時、深い意味はわからず、安直な考えだが、

「人のせいにしない」、「人の悪口は言わない」と

心がけるようになった。

もちろん相手は相手、自分は自分なので、

他者が人のせいにしていても全く気にならない。

反対にそんな考え方もあるのかと学んだり、

言うことで気が晴れるのであれば羨ましかったりもする。

冒頭の『はじめの100か月の育ちビジョン』には環境の変化や

ライフステージ等の変化の『切れ目』について記載されている。

2023年度も残りわずか。

新年度を迎えるにあたり、各々環境や役割の変化があるが、

準備を整えて気持ち良く2024年度をスタートさせたい。

写真は湘南ゆうき村の玄関に置かれているいくちゃん人形です。

出勤するたびに見て、今日も頑張ろうと思っています。

「創造する意欲につなげる!」   (湘南だいち 課長 石川大助)

湘南だいち

2月17日に湘南台文化センター市民シアターでチャリティーコンサートが開催された。ありがたいことに400人以上の方々が来場され、終盤では来場された皆さんがステージに上がって音楽に合わせて踊る時間があり、私も一緒にステージ上で同じ時間を共有した。楽しそうに踊ったり、一生懸命に体を動かしている姿に嬉しさを感じる時間だった。

私が配属されている湘南だいちには、見える形で自分を表現したものが施設内に展示されている。1階では、ちぎり絵、貼り絵、機織りで作られた色とりどりの作品が飾ってあり、丁寧に色紙を貼った絵、不規則な色の羅列が展開された貼り絵、規則正しさ満載の機織り作品、それぞれ楽しさと真面目さが詰った作品や描いた絵を冊子にして作品集になっている物もある。2階には、3月の季節を感じる"おだいりさまとおひなさま"を大きな画用紙にみんなで仕上げた絵が飾ってある。遠目で見ても色鮮やかな絵だが、近寄ってみると何ともかわいい絵になっている。一生懸命に力を込めて塗ったクレヨンの痕跡!電車?好きな物を想像して描いた形?の何か、、、。ダイナミックに引いた線、端っこに小さく描いたごにょごにょした塊(笑)が描かれた絵が展示してある。それぞれの嬉しいや楽しいが凝縮された絵になっている。

言葉として発声はされないが、その人の内側にある思考を表現する方法の一つとして"造る"という行為は必要だと思っている。造っている間、自分の世界に没頭し自分の内側の思考に浸ることができる。また、その人を理解する一つの方法にもなるからだ。この行為をするには、造る行為が保証された物的環境と表現を理解して後押しする人的環境の両面がそろうことが必要だ。この環境が維持されることで、「また造りたい」という意欲につながる。その兆しを消えないように支援していかねば。