日記

みらい社の施設長・課長日記

「久しぶり」 (湘南セシリア・みらい社 / 課長 鈴木 保志)

みらい社
湘南セシリア

先日、研修を受講する為、小田急相模原に行った。電車に乗るのは久しぶりだと思いながら、念のため乗車口から離れ、周囲の動向を確認しながら乗車をする。相模大野で乗り換え小田急相模原へ、十数年ぶりに下車。以前の記憶とは異なり、美しい駅ビルや明るい雰囲気の街に驚く。

「気力」の充電   ( 湘南セシリア・みらい社 / 施設長 三嶌 悟 )

みらい社
湘南セシリア

4月に異動して、早や半年と月日の経過を感じます。

さて、2022年の夏は昨年以上に、新型コロナウィルス感染症の影響を受けました。猛威を振るったオミクロン株は、担当事業所や家庭にも及びました。

ある程度収束してきた8月末、これまでの緊張の糸がほつれたので、休暇を取り「気力」の充電を図ることにしました。家族との休みも合わなかったので、久しぶりの一人旅を決意!!どうせなら、自由気ままになかなか行けない場所をと、普段は海が中心のところ、今回は山を選びました。プチ湯治をしながら大自然の雄大さに圧倒され、気づいてみれば「気力」は自然と充電されていました。

先の見えないこのご時世、自己管理の大切さを感じた、2022年の夏でした。

(写真)群馬県と長野県の県境にあります

「帰省」 ( 湘南セシリア・みらい社 / 課長 鈴木 保志 )

みらい社
湘南セシリア

先日、父の葬儀で帰省をした。久しぶりに会った兄弟で、懐かしむように田舎道を歩いていたところ、弟が「あ、カミキリムシ。」と道端の死骸に気づき、すかさず兄が「20円か。」とつぶやく。地域限定の会話に思わず皆が笑う。

かみきり虫にもさまざま種類はあるだろうが、いつも目にしていたのは黒を基調として白い斑点の身体に、黒と白のカラフルで長い触覚、カミキリムシの由縁であろう口など、今考えるととてもグロテスクな、いわゆる害虫である。子どもの頃は「キーキー虫」と呼んでいたが、おそらくキーキーと鳴いているからだと思う。ミカン畑農家には悩みの種となる虫であるが、思い出深い虫でもある。

子どもの頃、一定期間だったと記憶しているが、その虫の両羽を駄菓子屋にもっていくと、20円と交換してくれる仕組みがあった。みかん畑に囲まれた環境で過ごしているため、探す手間もない。クワガタやカブトムシのようなありがたみはないが、学校が終わると一目散に宝の虫を目指したものである。近隣のおじさんは袋に羽をためこみ、シャカシャカと振って見せ嬉しそうに手渡してくれたものだ。農家にも子どもにもありがたい、地域性に富んだ仕組みである。

いつの間にか進学のため上京していなくなった姪や甥、そして父の死、否が応にも時間の経過を感じざるを得ない帰省となった。

毎年欠かさなかった「父の日」、最後のプレゼントを送ろうと思った。

「故(ふる)きを温(たず)ねて、新しきを知る」 ( 湘南セシリア・みらい社 / 施設長 三嶌 悟 )

みらい社
湘南セシリア

4月に湘南セシリアとみらい社に異動して、2か月が経過しました。当初よりかは勝手がわかるようになり、ようやく地に足がついてきたかのように感じます。法人創業の地に、着任できたことは光栄です。

そんな湘南セシリアも34年目、みらい社も31年目を迎えます。「平成」を駆け抜けてきた中身を各所に感じます。ついこの間と思っていた「平成」も、いつの間にか「平成レトロ」なんて言葉も出てきました。

長年の積み重ねを糧に、先人たちと現代の人たちの思いを胸に、これからの未来に尽力していく所存です。

最後に、梅雨が近づいてきました。今年は、大きな被害が起こらないことを祈るばかりです。

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「春よこい」 ( 湘南セシリア・みらい社 / 施設長 石塚 和美 )

みらい社
湘南あおぞら

2月に入り、メジロの姿を見かけるようになりました。夕方も少しずつ日が長くなってきていることを感じます。

 年明け、10年ぶりに母が我が家にやってきた。1週間滞在。

家の環境は昔のまま。遅ればせながらの大掃除で急きょ環境設定。風呂の脱衣場に温風ヒーター、洗面所・ベットの足元にマット設置、リビングにホカホカカーペット準備。段差の確認。

10年の間に家のまわりの環境がだいぶ変わった。店が変わり家並みが変わった。

私が休みの日に一緒に近隣の散歩。子どもが小さいときはよく手伝いに来てくれていたので顔見知りのご近所さんもいて安心だけれど環境の変化はなかなか難しい。

ウイークデイ、私が仕事の日、母はひたすら家事。食器棚、冷蔵庫内の整理、風呂場、リビングの清掃。帰宅するたび、家の中がきれいになっていく。以心伝心。ここをきれいにしたいという思いは母にはしっかり伝わっていた。

今まで来られなかった分、今後も定期的に母に来てもらうことになった。今度来るときは一緒に桜の花の下を散歩したいと思う。

103歳で逝った祖母は、寝たきりになっても「気をつけて帰りなさい」と気遣ってくれた。

 仕事に追われ、自宅と仕事場の往復。母が来てくれ、どこかで誰かが見守ってくれていることを感じた時間でした。

 散歩道。蝋梅の香りがしている。春はそこまで来ている。春よこい♪早くこい♪

『お言葉をいただいておもう』 ( みらい社 / 課長 大澤 健二 )

みらい社

さて、「むじょう」という言葉から、みなさん何を想像しますか?

先日、ある方から「むじょう」について、お話をいただきました。

「無上・無情・無常」と無の次の漢字が一文字違う事で意味が変わります。もちろん、他にも同じように、一文字違いで意味や用途の変わる漢字や言葉は多くありますが。

私がいただいた言葉は、「無常」でした。

「命は儚いものである。あたり前は"つね"ではないからこそ、今は尊いもの。」

重みのある言葉でした。

無常を深く意識し、言葉の意味合いを理解しようとすると、社会福祉法人 藤沢育成会が取り組む "あたりまえの日常を見直す"は、とても重要であり、私個人で捉えた時、成長していくためにも努めて励む行動だということを改めて認識する機会となり、日常をただただ過ごすのではなく、見えるもの見えないもの、ひとつひとつの行動や景色、出来事などに心を留め考えらえるよう精進していきたいと思いました。

みなさんもぜひ一度、無常について言葉の意味に触れてみて下さい。

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