手前味噌な話しで、恐縮ですが・・・ストレングス君のこれから (湘南セシリア・河原 雄一)
20111007グループ①サビ管 013.jpg20111007グループ①サビ管 013.jpg 湘南セシリアでは、今年の事業所の取り組み実践として、昨年度に引き続いて利用者の権利擁護に取り組むことになりました。具体的な実践として「利用者のストレングスを中心に考えよう!!」と言う事から、職員に利用者のストレングスのアンケートを取り利用者支援を検討することになりました。

○ストレングス君の一人歩き・・・

ある時、担当の廣田職員から「ストレングスは何を指すのかが分からなくなってしまった。」職員アンケート結果を見ると例えば、「ブランコが好き」というものがストレングスとして挙げられている。これは、ストレングスなのか・・・?常勤会議で再度話してほしいと相談がありました。

 1025日常勤会議:河原の話し~

○ストレングスは診方の一つである

 ストレングスは、言葉の整理、見方の整理が必要。感じる自分が一番大事。ネガティブな視点をポジティブな視点に切り替えることが一つの見方。今までの見方では、障害者は欠けた所のある人というものであった。ストレングスの見方は可能性に着目し、もともと本人は力を持っているという視点に立った上で、それが発揮することのできない環境におかれた現在を本人の力に着目して支援することで生活の幅を広げていくという考えである。ストレングスは単に好きな事、得意な事に気づくことも重要だが、本人の持っている力を広げることに視点も持っていくことが次のステップとして重要だと思う。

○ネクスト・ストレングス君

例えば、「笑顔が魅力的」というストレングスは周囲の人にとってどのようなプラスとなることがあるか。例えば、関わりやすい、というプラスな点がある。また、「サボれる」ということは、どういう見方ができるだろうか。例えば、自分の意思がある、というプラスな点がある。見つけた力から発想を広げることで、どのような支援を行っていくことができるのかと工夫していくことができる。以前Tさんが無断外出をしていた時期があった。近くにコンビニがあることを知っている事、一人でコンビニに行けているという本人の力に着目して支援を行った経緯がある。

○個別支援計画の傾向から

好きな事を支援計画として行っていく事例が多く見られる。行ってしまえばそれで終わりとなってしまうが、好きな事を行う中でいかに生活が広げられるかという点に目を向けていくことが必要であり、そのような支援計画を作っていく必要がある。

~以下、1025日常勤会議録から~

(小石職員)リフレーミングをしていくトレーニングにはどんなことがあるか。

(河 原)自分の長所に気付くこと。自分の長所をわからないと人の長所は見つけられない。また普段の関わりから利用者のストレングスを見つける事をしてみるといい。

(渡辺主任)全体会で話が上がった、Mさんが空き缶に水を入れて飲んでいるということに関しても、水を飲めないように支援することの他に、本人の持っている力をリフレーミング(視点を切り替えた)した支援ができるのではないか。

(小柳職員)例えば、「絵が描くことが好き」であることはストレングスだと思うが、「チョコレートパフェが好き」というのはストレングスではないように思う。その違いの理由は分からないが。

(河 原)食べるものはなどの好きなことは、個人の趣向であり、力とは言いがたい。プラスの見方が出来たという事が大事で評価されるところ。

(本間裕職員)生活の幅を広げる視点に立ったうえで、広げられることはストレングス、広げられないことはストレングスではないと捉えたらいいのか。

(河 原)必ずしもそういうことではない。まずはその気づく機会を作ることが大事。今回ストレングスの意味についてわからなくなってしまったことも含めていい報告となる。

(志賀課長)全体研修は成功したことだけを発表するところではない。取り組みによって気づいたことに重きを置いている。

(渡辺主任)ストレングスだけではなく、リフレーミングも大事であることに気付けた。いい取組みになっている。

(小宮職員)関ブロの研修で、自分の自己紹介をした後、聞いていた人がその話の中からストレングスをあげていくという事を行った。それも一つの面白い取り組みだと思う。

(舘野職員)こうした確認と話し合うことは、とても重要だと思う。

(森安職員)短所を挙げて、それを長所に変えることもトレーニングになるのか。

(河 原)いい研修となるのではないか。今日のようなやり取りを含め、ストレングスを支援に結びつける方法を考え、実践しよう。

(小山主任記録から)

○皆のストレングス君になるため・・・。

職員アンケートでは、利用者の様々なストレングスが出されたようです。そのストレングスを食べて(読んで、見て手)消化不良を起こしてしまった感じを受けました。が、食べて感じる診方を体験することは大事です。アンケートで出された職員各自のストレングスは、そのような見方や気づきがとても大事です。その気づきがあるからこそ、本当の意味でストレングスの視点にたった支援が出来るのだと思いました。次に進むための大事なやりとりだと感じました。

ストレングスは、まだ言葉が先行で、そのことの重要性は理解できても、支援の実際や計画作成との連動に難しい点が見られます。自分達が現場で実践する上で疑問に思ったこと(断線してしまったこと)を流さずに会議に出して、このようなやり取りが出来る今の職場の雰囲気、とても誇りに思いました。

 

 

▼平成23年度国サービス管理責任者指導者研修介護分野演習風景20111007サビ管 006.jpg

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