相手の気持ち・・ (湘南ゆうき村・志賀 信道)
今月の初めに法人の研修担当者が中心となり、主に非常勤スタッフを対象とした研修を行いました。研修の様子や詳細はホームページの「法人からのおしらせ」をご覧ください。
 悪い支援場面を見て、グループディスカッション形式で、どうすればよいのか・良い支援とは何かを考えました。
参加したスタッフは、悪い支援場面を映像で客観的に見ると、だれもが「この支援は良くないね。こうするほうが良いね。」などすぐに気づき意見交換が出来ていました。 しかし、自分に置き換えてみると、ついやってしまっている事や忙しくて丁寧さに欠ける対応をしている場面があったかもしれないなど振り返る事も出来ました。

 良かれと思い先回りして環境などを整える事が、実は対象者にとっては選択肢をなくしてしまっていたり、持っている力を潰してしまっている事があるのではないかとも感じています。
 すべてを選択してもらいすべてを受け入れる対応が時と場合によっては良い支援にならない事もありますが、どの場面でもその時のやり取りを丁寧に行う事が大切だと思っています。
グループワークの様子.JPG

 「相手の気持ちになって考える・相手の気持ちになって対応する事が大事だ」とよく言われます。しかし、相手と同じ気持ちになるという事は、なかなかできる事ではありません。私は正直言って出来ないと思っています。しかし、出来ないからやらないのではなく相手の気持ちに近づこうと努力する事が必要ですし大切だと考えています。そのためには、相手がどう思っているのかな?何を望んでいるのかな?と考え、そして常に「これで良かったかな?」と、"はてな"を持って、自己満足の支援にならないように心がけています。
 とは言うものの、うまく近づけない事も多くありますし、自己満足かどうかは相手の方が決める事なので、どれだけできているのかわかりませんが、丁寧さだけはなくさないようにしていきたいです。


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