『梅雨時期に最適!!私の自己肯定感を高める方法』(湘南あおぞら・宗像喜孝)

湘南あおぞら支援課長の宗像(むねかた)です。今年度せっかくこのような機会を頂いたので、皆さん向けに自分の人となりが分かるエピソードや文章を綴りたいと思っています。

 さて、六月も半ばを過ぎ、ジメジメとした梅雨の時期が続いていますね。こんな季節は、室内で過ごすことが多いと思います。気分も晴れず、仕事がなかなか上手くいかず、ストレスが溜まり、スッキリしない・・・、そんな時にする自分のストレス解消法はズバリ『お風呂掃除』です。

 

まず、頭にタオルを巻き、愛用のゴーグルをつけ、両手にゴム手、上下にカビ取り洗剤がついて色落ちしても構わない短パン、Tシャツに着替え、これで準備完了です。浴室内の照明器具、フィルター類を全て外し、天井、壁、鏡、蛇口、排水溝も、抜かりなく隅々までキレイにしていきます。カビが落ちにくい箇所は、カビ取り用の洗剤を塗布し、その上にラップを巻き、室温を上げることでカビを浮かす、等のテクニックを処々に使いながら、約一日をかけて徹底的に仕上げます。

 

一番の楽しみはこれから。44度の少し熱めのお湯を湯船にたっぷりと張り、ゆっくりと浸かります。ピカピカの天井、壁、鏡を見ながら、また、きれいに磨いた浴槽の内側を指で、「きゅっ、きゅっ」と鳴らしながら、『今日も一日頑張ったなー、俺・・・』と自分の仕事に酔いしれながら入るお風呂の時間が、最高のひとときです。

 

ここでは、単純にお風呂掃除好きの男の一日を紹介したいのではなく、お伝えしたいことは、日々の中で「自分を誉める、認めてあげる時間を作ること」、また「小さなことでも成功体験を経験すること」が大事ではないかということです。誰でもパワーレスな状態になり、自分の自信がなくなることはあります。そんな時、日常のちょっとしたことで自分自身の自信を取り戻すきっかけが作れます。例えば、部屋の掃除をする、自分のくつを磨く、料理を作る、体のためにランニングをする、等々。

 

この視点は利用者の生活を支える上でも大事な視点だと思っています。支援者が行う『支援』『介護』が、その人が生活の中でその人自身を誉める、認められる機会を奪ってはないでしょうか。日常の中で「頑張ったなー、俺(わたし)」と利用者の方々が思える瞬間を少しでも支援できると良いですね。

 

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                                          ↑愛用のゴーグルです。
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