第38回「色どり豊かな人生」(湘南あおぞら・サービスセンターぱる 倉重達也)

 次の言葉は小林真央さんがイギリスBBCに「社会に影響を与えた女性100人」として選ばれた際に、寄稿した文章の抜粋です。

 

「なぜなら、病気になったことが、私の人生を代表する出来事ではないからです。」

「与えられた時間を、病気の色だけに支配されることは、やめました。」

この言葉はマスコミに何回も取り上げられ、多くの人に共感と感動を呼びました。

ところで「病気」を「障がい」と読み替えたらどうなるのでしょう。

 

「なぜなら、障がい(者)になったことが、私の人生を代表する出来事ではないからです。」

「与えられた時間を、障がい(者という)色だけに支配されることは、やめました」

 

 きっと、真央さんが言いたかったこととぴったり重なるのではないでしょうか。

 また、障がいだけでなく誰でも負の遺産を背負うことはあります。「入学試験に失敗した」「就職の面接で落とされた」あるいは「人から傷つけられることを言われた」等々。

そんな時はその不幸の色一色に満たされているような気になり、永遠に抜け出せないような気分になってしまうものです。

でもよく考えてみれば、人生を代表するような出来事でもなく、そのことによって自分の人生を支配されるような大事なことであることは先ずはありません。

 

この力強い言葉を思い出してみることは、きっと色々な場面で私たちを勇気づけてくれることと思います。

「なりたい自分になる。人生をより色どり豊かなものにするために。だって、人生は一度きりだから。」

第38回写真.JPG

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