7つの取り組み

  • 藤沢育成会の7つの取り組み「暮らす」

ひとりひとりが主体となる
”普通”の暮らしの場を。
ここでは、毎日違う
新しいあなたと出会えます。

障害者の暮らしの場がほしい。ご家族の声を受け、藤沢育成会として初めてとなる生活ホーム「黒崎ホーム」ができたのが25年前。時代と共に変化する社会やご家族、そしてご本人のニーズに合わせてその形態を変え、現在では入所施設とグループホームを運営し、みなさんと生活を共にしています。

自立心をはぐくむ
”普通”の暮らしを

ご家族に代わり、生涯に渡る生活の場を提供する私たちが、最も大切に考えていること。それは、ひとりひとり違う、その人らしい生活を送っていただくことです。“らしさ”や“個性”は、精神的な自立から生まれます。そのためにも私たちは、障害者を囲い込み集団生活の中に押し込むのではなく、できるだけ普通の社会生活に近い形で、“自分で選択できる”環境を提供できるよう心がけています。「買い物に行きたい」「バスに乗りたい」という小さな気持ちも、自立への大きな一歩です。現在主流となりつつあるグループホームという形態は、このような自主性を自然な形で発揮できる生活を最大限保証したいという考えから生まれた施設なのです。
グループホーム外観

自信から生まれる
「自分を大切に思う心」

私たちは生活の場を提供しますが、生活の主体は、言うまでもなくご本人です。できるだけ余計な手を貸さず、「自分で選び、自分で実現する」という経験を持ってもらいたいと思って行動しています。たとえ小さな行動でも、自分の意思で、そして自分自身の手で成し遂げることにより「生きる自信」となります。さらには自分を大切に思う気持ち、つまり、自尊感情の芽生えにつながるでしょう。このことは人が主体的に生きる上で欠かせない、とても大きな心の支えになると思います。

お布団をしまうグループホームの支援員

毎日生活を共にする現場では、これまでできなかったことができるようになるみなさんの姿を見ることができます。今日のあなたは昨日とは違うかもしれない。私たちは、毎日違うあなたとの出会いに大きな喜びを感じながら、日々の暮らしを支えています。

利用者さんたちのお食事風景
事務仕事をする支援員
インタビュー:藤沢育成会の考える「暮らす」について、その想いを聞きました。

実践する主な事業所