日記

施設長・課長日記

波多江式インディアン的福祉論⑳ ~番外編:かけがえのない人~ ( サービスセンターぱる / 所長 波多江 努 )

サービスセンターぱる

私には心の師と仰ぐ利用者が3名おり、その1人から「生きること」を学ばせてもらった経験があります。

ひと昔前のことではありますが、師はある理由で脳が委縮し、自分でできることが徐々に減り、大半の場面で介助が必要となったのです。食事を摂取することも困難な状態となり、師の家族は当時の主治医から胃ろう造設を勧められたのです。造設しなければ、徐々に衰弱していくことは言うまでもありません。しかし、家族はそれを拒否したのです。

当時の私は、その判断に大きく動揺しましたが、受け止めざるを得ませんでした。変化していく本人の状態に合わせ、今できることを考え、家族と相談し、支援してきました。

数か月後、本人の生涯を振り返った家族の手記を頂戴する機会がありました。何度も通読することで、家族は師が生まれてから様々な現実を受け入れながら、師を心から愛しており、また師も家族を愛していたことが伝わってきました。(この手記は、今でも私にとって大切なバイブルとなっています。)

あの時の胃ろう造設の拒否は、家族が師に対し、最大の敬意を払いながら「これまで家族のために生きてくれてありがとう。あとはのんびり暮らそうね。」という想いを踏まえた上での判断だったのだと思います。

十数年たった今、私に同じようなことが起きています。

近親者が常時介護を必要とする状態となり、医師からは胃ろう造設を勧められ、拒否することは殺人行為と同じ。と行き過ぎとも思える話を受けました。

しかし、私たちが出した結論は、師の家族と同じです。

「あなたからの優しい気持ちは存分に感じてきました。ありがとう。あとは、のんびり暮らしていきましょう。」

そして、師とご家族の皆さん、かけがえのない経験をさせていただき、生きることを学ばせていただきました。本当にありがとうございました。

「久しぶり」 (湘南セシリア・みらい社 / 課長 鈴木 保志)

みらい社
湘南セシリア

先日、研修を受講する為、小田急相模原に行った。電車に乗るのは久しぶりだと思いながら、念のため乗車口から離れ、周囲の動向を確認しながら乗車をする。相模大野で乗り換え小田急相模原へ、十数年ぶりに下車。以前の記憶とは異なり、美しい駅ビルや明るい雰囲気の街に驚く。

「気力」の充電   ( 湘南セシリア・みらい社 / 施設長 三嶌 悟 )

みらい社
湘南セシリア

4月に異動して、早や半年と月日の経過を感じます。

さて、2022年の夏は昨年以上に、新型コロナウィルス感染症の影響を受けました。猛威を振るったオミクロン株は、担当事業所や家庭にも及びました。

ある程度収束してきた8月末、これまでの緊張の糸がほつれたので、休暇を取り「気力」の充電を図ることにしました。家族との休みも合わなかったので、久しぶりの一人旅を決意!!どうせなら、自由気ままになかなか行けない場所をと、普段は海が中心のところ、今回は山を選びました。プチ湯治をしながら大自然の雄大さに圧倒され、気づいてみれば「気力」は自然と充電されていました。

先の見えないこのご時世、自己管理の大切さを感じた、2022年の夏でした。

(写真)群馬県と長野県の県境にあります

「トライ&エラー」 ( よし介工芸館・アートスペースわかくさ / 課長・儀保 治男 )

よし介工芸館

ある日の朝、朝食を摂りながらラジオに耳を傾けていると、ラジオ・パーソナリティーの方が、「人生は、トライ&エラーの繰り返しである」という話をされていました。「生きていると、上手くいくこともあれば、上手くいかないこともある。そのような出来事が起きたとき、上手くいったときは喜び、上手くいかなかった時にはそれをどう乗り越えるか考えていく・・・」

私は箸を動かしながら「本当に、"人生は、トライ&エラーの繰り返し"」と首を上下に動かしながら10代の頃から40代の出来事をいろいろと考えていました。楽しかったことや、辛かったこと。大変な出来事。嬉しかった出来事etc。(短時間でしたが人の脳というのは本当に精巧なもので素晴らしいものだと感じました)

若い頃は、勢いに任せて、いろいろなことに対してチャレンジをしてきました。上手くいったときはそのままの勢いでいけますが、上手くいかなかった時には、「なぜ、自分だけ上手くいかないのだろう・・・」と後ろ向きになることもありました。そんな自分のことを考えていると、そのパーソナリティーの方はさらにこうも言っていました。「生きているだけで丸儲けです」と。

私も本当にそうだと思います。良いことについては、素直に受入れ、悪いことについては、どう乗り越えるか考えていく。実際、これまでも、多くの出来事に対して対応出来てきた自分がいます。これからも"トライ&エラー"を繰り返しながら、常に前進していきたいと改めて思った朝のひと時でした。

9月課長日記画像(カモの親子).JPG

家の近くを散歩していると、カモの親子に遭遇!鳥は苦手ですが、写真を撮り幸せな気持ちになりました。

「ナビゲーターVS野生の勘」(よし介工芸館・アートスペースわかくさ/施設長 伏見康一)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

お盆を過ぎ猛暑もようやく峠を越えてきた。今年から山歩きを始めたが猛暑の時期はさすがに断念。その代わりにドライブに行った。ただ山道運転は苦手なのでドライブの行先は海。自然に帰る喜びを体で感じている。いよいよ山や海、自然から受けるエネルギーにはずっと縋っていこうと思う。

車の運転、今はアプリが最新経路で行先案内してくれる。ついつい重宝してしまい、行き進むと凄く狭い道になったり、信号なし交差点を右折、などと案内され戸惑うこともあり、気持ちの余裕と事前の備えの必要性は常々痛感している。

ナビゲーションは参考程度、自分の感覚と野生の勘を鈍麻させないようと意識していきたい。

 先日、自宅からわかくさまでの道のりを検索してみたら東名高速利用を案内された。これもまた時代の流れなのだと感じた。

(写真)先日ドライブで行った三浦半島の「剣崎灯台」

夢の話 ( 湘南ゆうき村 / 課長・髙橋 羽苗 )

湘南ゆうき村

人の夢の話はつまらないと言われますが、夢の話をしたくなることがあります。

夢の中で驚いて思わず起き上がったり、目覚めて涙を流していたりと夢の中でもとても忙しい。とんでもない傑作!と思っても、画力も語彙力も乏しい私はうまくは伝えられず、結局忘れてしまいます。

夢はまだまだわからないことが多いようで、現在も様々な研究がされています。脳内の情報と記憶が結び付けられていると言われますが、どうしてそうなった?と驚くような設定の夢もしばしばで、「あぁ夢だな」と思いながら冷静にみているようなことも多々あります。

そんな傑作ばかりなのに、人の夢の話が楽しめないのはやっぱり「共有」ができないこと。人の夢の話は、「ま、夢だしなー」で終わってしまうのがほとんどです。夢の共有についても研究があるようですが、情報と記憶の差異や、伴う感情の違いでなかなか同じ夢は難しいよう。そもそも同じかどうかの答え合わせも難しい。

昔、ドラえもんの道具で夢を覗けるテレビがあり(調べてみたら「ユメテレビ」というそう)、これがあれば友達や家族にこの面白さがわかってもらえるのに...と思っていたのですが、今考えると知らないうちに覗けるタイプの道具で、つまりだだ漏れ。往々にして「自分に都合のいい夢」を見ている私にはちょっと活用は難しそうです。