日記

よし介工芸館の施設長・課長日記

職員の役割として(よし介工芸館、アートスペースわかくさ、法人事務局 課長 石田友基)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

スタッフ日記にも記載しましたが、11月によし介工芸館、アートスペースわかくさを利用していた、利用者さんがご逝去され、1月にそのお別れ会を行いました。

利用者さんに仲間のお別れを説明し、みんなで献花台に花を手向けました。

利用者さんの中には、今日の活動がいつもと違うことの理解が難しかった方もいたでしょう。ですが、そんな方でも、他の方の雰囲気を感じたのか、列に並び、花を手向け、手を合わせていました。

利用者さんに社会性を伝えることは職員の役割の一つです。

日々の活動の中で社会性を伝えることも大事ですが、非日常(お別れ会に限らず、地域のお祭りや季節行事など)の中でこそ、伝えられることやいつもと違う利用者さんの姿を見ることが出来ると改めて感じることが出来ました。

このような悲しい出来事は、できることならない方がいいですが、今回お別れ会を行い、利用者さんの姿を見て、とても大切な時間をいただけたように感じました。

写真は、外でお散歩したうちのウサギです。

いつもはビビり、あまり活発には動かないのですが、この日は珍しくテンションが高く、芝生の上を飛び跳ねていました。

「杜の都」に思いを馳せて(よし介工芸館・アートスペースわかくさ 施設長 伏見康一)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

 父が他界して早1年が経とうとしている。生前の時よりずっと多くの時間を父のことに費やし、考えた月日であった。併せて未経験だった各種手続き・段取りも専門家の方々のおかげもあり勉強させて頂いた。この機においても父への感謝の念に堪えない。

 父の故郷は仙台。私たちこどもが幼い頃には帰省していたが、もう何十年も家族揃って仙台には行っていない。欲を言えばもう一度、父と仙台に行きたかった。一緒に駅弁と缶ビールと車窓を楽しみたかった、七夕に行きたかった、ずんだ餅や鰻を食べたかった。

 父はもう両親と再開して存分に思い出話を楽しんでいるのかもしれない。思い返すと、父から両親や兄弟の湿っぽい話は聞いたことがなかった。若くして家族と離れて暮らすことを選んだ父、深い思いを胸に秘め、飄々としていたに違いない。

 今一度、家族と過ごす大切さを痛感している。生涯、教職者として生きた父から最後に教わった者としてその生き様、佇まいを忘れないようにしていきたいと思っている。いつか胸を張って報告できるように日々精進したい。

トップ画像は城ケ島、ここも思い入れのある場所です。

「飼い主に似る」 (よし介工芸館・アートスペースわかくさ・法人本部事務局 石田 友基)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ
法人事務局

先日食事をしていたら、食べ物をのどに詰まらせ、水を飲んでも取れず一時パニック。なんとか吐き出したもの、つかえがとれず、夜間救急に通院するというトラブルがありました。レントゲンの結果、食道に異常があるかもしれないということで、後日胃カメラを飲むことに...

その数日後、自宅で飼っているウサギが、朝ご飯を食べず、目を細め、苦しそうにお腹をよじりながら、寝返りをうっていました。

この季節の変わり目は、ウサギにとっては毛の生え変わりでもあり、毛づくろいをして飲み込んだ毛が詰まってしまうことがよくあり、その可能性があるため、急遽動物病院へ。レントゲンの結果胃に食べ物が詰まっていました。半日入院し、帰宅。

翌日からは食欲も出て、少しずつ回復してきて一安心。

ペットは飼い主に似ると言います。興味はあるけど、いざやるとなると気が引ける。好奇心旺盛なビビりは一緒ですが、物を詰まらせるまで一緒とは...

ウサギは6歳で人間の年でいえば約60歳。これからも元気に長生きしてほしいと思いました。

ちなみに胃カメラは10月末。自分の身体に大きな異常がないことを祈ります。

「スポーツのみかた」(よし介工芸館・アートスペースわかくさ 伏見康一)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

 今、スポーツが熱い。今年だけでもバスケット、バレー、ラグビーのワールドカップ躍進が目覚ましい。卓球アジア大会さらにはアジア競技大会も開催されている。いずれも「ジャパン」の栄冠を期待し、胸躍らせている。

 「〇〇ジャパン」と銘打ち、強豪・古豪国を相手に一喜一憂、辛勝・惜敗の勇ましさに胸打ち、爽快感すら覚える。そして華々しく現れるヒーローを崇める。スポーツが生み出す筋書きは時に神々しく清々しい。

 だが、実はオリンピック憲章には「(オリンピックは)国家間の競争ではない」意図が記されている。もっとも応援の域を超え、代表選手に祖国の念を託してはならない。過剰な投影こそ選手当事者の心身をすり減らす。スポーツが何かの代わりにはならない。

 スポーツ自体の躍進とともに、見る側、応援する側の姿勢や倫理観もさらに問われるに違いない。次代に向かい、何より真摯に取り組む姿に世代や立場、郷里を超え、己の研鑽の鑑としたい。

(写真)美味しかったピザ。本文と関係ないですが...。

「なんくるないさ~」 (よし介工芸館・アートスペースわかくさ / 課長 儀保 治男)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

 新年度を迎えるにあたって、皆さんいろいろな準備で忙しくしているかと思います。忙しくなると、人はどうしても「ゆとり」がなくなり、声や表情に出てしまいがちです。

 私はそんなときに自分に言い聞かせる言葉があります。

「なんくるないさ~」です。

 知っている方もいるかと思いますが、沖縄の言葉で、「きっと、何とかなるよ!」という意味合いをもっています。

 なんだか、適当な感じを受けますが、この言葉は、「まくとぅ そーけー なんくるないさ」という定型文からきた言葉だそうです。「まくとぅ」とは、「真(まこと)」の意味です。

 「真(まくとぅ)そーけーなんくるないさ」="(人として)正しい行いをしていれば、自然と(あるべきように)なるものだ。"

 つまり、"正しい道を歩む努力すれば、いつかきっと報われて良い日がやってくる。"という意味です。

 物事は、上手くいくときと、上手くいかないときの繰り返しです。でも、しっかりと自分を信じて前に進んで行くことが大切です。

 年度末で慌ただしい中で、ゆとりを失いかけた自分に、時には周囲の仲間に伝えてみてはいかがでしょうか。

"2023年度も、なんくるないさ~!"

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「今帰仁城址の桜」

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「本部町フクギのトンネル」

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「瀬底島の海」

『あっと!』 (よし介工芸館・アートスペースわかくさ 課長/儀保 治男)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

藤沢育成会の機関紙『moderato(モデラート)』の表紙は、『あっと!』という企画で毎回利用者の感性で表紙を飾っています。

『あっと!』は、2012年4月発刊の52号からスタートしました。"日常の中で見つけたアート"という視点で、法人内事業所で発見したことやモノを"見方を変えてみる"ことで、"アート"に変わる、また"あっ!"とするようなモノに変わるということを伝えたく企画しました。

『あっと!』もスタートして約10年。これまで様々な『あっと!』を紹介してきました。段ボールをちぎっただけの作品?が作業場の一角に普通に置かれていたり、何気なくちぎった紙を細長く丸めてみたり、ハンドタオルを手で無造作にまとめたものがペンギンに見えたりと、多くの『あっと!』に出会えました。

これからも感性豊かに、利用者の日常にアンテナを張って、あっと!驚くアートを発信していきたいと思います。

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ワイン祭①

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ワイン祭②

(ワイン祭①・②写真)

昨年11月に3年ぶりに開催された"ココ・ファーム・ワイナリー収穫祭2022"に行ってきました。