日記

湘南あおぞらの施設長・課長日記

「ペットを飼う理由」 (湘南あおぞら・アポロ・法人本部事務局 / 課長 石田 友基)

アポロ
法人事務局
湘南あおぞら

以前、ウサギを飼っている紹介をしました。「人はなぜペットを飼うのか」ということが気になって調べてみました。

ペットの歴史はとても古く、12000年前の遺跡からは女性と子犬が一緒に埋葬されたのが発見された記録があるそうです。

ペットを飼う理由ランキングというのもあり、「かわいい」からという理由が半数を占めていました。僕がウサギを飼った理由もまさに一目ぼれ、圧倒的な可愛さでした。

表面的な理由の裏側に、「人は群れで生活する生き物であり、自分が持っている資源を、仲間に分け与えたい」という本能を持っているらしいです。現代では、物があふれているので、人は群れなくても生活は出来ますが、ペットの世話をすることで、その本能を満たしている。という考え方があるそうです。

動物はしゃべらないので、人を必要としているかどうか、本心はわかりませんが、人の脳は「必要とされたり、分け与えたりする=幸せになる」ということがプログラミングされているようで、現代社会ではあまり、人にしなくなった本能的欲求を、ペットを飼うことで満たしているそうです。

本能を意識したことは今までありませんが、僕の本能的欲求を満たしてくれているウサギに、感謝を感じました。

「ジャンプ」  (よし介工芸館・アートスペースわかくさ・湘南あおぞら /施設長 伏見 康一)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ
湘南あおぞら

11月半ばより湘南あおぞらの共同施設長を兼務することとなりました。遅くなりましたがこの場を借りてご報告させて頂きます。よろしくお願い致します。

 「忙しくなって大変ですね」などお気遣いの声をかけて頂くこともありとてもこころ強く感じております。お心づかいに感謝致します。仕事の量や移動時間は増えておりますが、負担感はありません。ようやく自分の身の丈をわきまえてきたのだと自負する一方で慢心だけはすまいと自省していきます。

 どこかで、「スキーのジャンプ競技では追い風だけではなく適度な向かい風がある方が遠くまで飛べる」との説を聞いたことがあります。しなやかで力強く微動だにしないあの滑空姿勢を少しでも参考にしたいと思い描いています。

 いよいよ年末となりました。本年中は大変お世話になりました。来年も引き続きよろしくお願い致します。

「爪が...」(湘南あおぞら・アポロ・法人本部事務局 課長/石田 友基)

湘南あおぞら

僕の部屋には毛むくじゃらの同居人、ウサギの琥珀君がいます。

数か月前のスタッフ日記で写真だけ紹介させていただきました。

ネザーランドドワーフという種類のウサギで、「小さい」「丸い」「耳が短い」が特徴。大人のこぶし2個分くらいの大きさです。(体重約970g)

ツンデレな性格をしており、主がかまってほしい時には、触れさせてくれず、かまってほしくないときに、絡んできます。

野生では、捕食される側の動物の為、基本的には、臆病者で警戒心が強く、警戒すると、目を大きく開き、耳をピンと立てて、後ろ足で立ったりすることがあります。

先日、日課の「へやんぽ」(部屋の中で散歩)をしているとき、テレビからの大きな音にビックリして、室内を猛ダッシュ。ここまではよくある光景なのですが。ふと絨毯に目を向けると、赤い点々が所々についており、ウサギが座っているところには血だまりが...

抱えて足を見てみると、左手の小指から出血し、爪がぷらぷらな状態に...

どうやら、走った勢いで、根本から爪が折れてしまった様子。痛みから、しばらく前足をパタパタ振っていました。

後日病院に連れていくと、人で言えば、爪の根本だけ残してすべてはがれた状態とのことでした。折れた爪を切除し、様子を見ることに。

自分の爪がはがれたことを想像すると、それだけで血の気が引きます。

爪が折れた状態でも食欲は変わらず、元気に走りまわっており、動物の逞しさを感じました。

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「風になりたい」  (  湘南あおぞら・アポロ 施設長/石塚 和美 )

アポロ
湘南あおぞら

 秋空の下、今年はたくさんの学校で体育祭や文化祭が開催されました。空の上でも皆既月食&天王星食という442年ぶりの天体ショーがあり、ワクワクした気持ちで夜空を眺め「明日も一日頑張ろう!」と元気をもらいました。

 

 藤沢育成会は11月12日に「いんくるフェスティバル」を開催しました。秋晴れの中、湘南ゆうき村の収穫祭や、秋葉台公園でのポニー乗馬会、秋葉台文化体育館大会議室での作品展、各事業所紹介や感謝の気持ちを込めた「いんくるムーブメント」などZOOMでつなぎそれぞれのイベントを配信映像で楽しむことができました。

 湘南あおぞらでは、利用者の皆さんが個性あるプラバン作りに挑戦し、おやつには湘南だいちのパンをおいしくいただきました。そして、メインイベントは湘南音学院藤沢の皆様をお迎えした音楽会を開催しました。「オーシャンゼリーゼ」や「上を向いて歩こう」など利用者の皆さんが知っている曲を演奏していただきました。湘南音楽院藤沢の皆様、ありがとうございました。数年ぶりにお客様をお迎えした音楽会となり利用者の皆さんもとても楽しんでおられました。

いんくるフェスティバル 湘南音楽院藤沢様の演奏 コピー.jpg

 いんくるフェスティバル実行委員会、それぞれの事業所の利用者・職員の皆さんが力を合わせて事業所、地域がつながることができたと実感した行事となりました。

 

 同日に近隣の村岡公民館まつりも3年ぶりの開催となり、湘南あおぞらも出店販売をさせていただき、たくさんの作品をご購入いただきました。今年の公民館まつりは小学校の校庭を使い広い場所で感染対策を行いながらの開催となりました。校庭ではたくさんのテントが並び、ミニSL乗車では子どもたちの歓声があがり、うれしい気持ちが伝わってきました。

湘南あおぞらの庭の桜も紅葉が始まり、ふと見るとつぼみが・・・。急ぎ足で秋が通り過ぎていく中で、風が心地よく感じられた一日でした。

20221112湘南音楽院藤沢様編集.jpg

「地域で生活するとは」  (湘南あおぞら・アポロ・法人本部事務局 / 課長 石田 友基)

湘南あおぞら

1か月ほど前、横浜市のある法人が主催していた、映画鑑賞に行ってきた。

「不安の正体 精神障害者グループホームと地域」というタイトルで、実際にグループホームで生活をしている精神障がいのある方にインタビューし、その方たちの生活場面やそれぞれの想いを集めた内容になっている。

映画の中には、精神障がいのある方が生活するためのグループホーム建設を巡って、地域住民からの反対運動が起きているシーンもあった。

法人が地域の方へ説明会を開催し、理解を促しているが、地域の方からは「私たちの平和が無くなる」「罪を犯しても裁けない人を地域に入れるのか」「土地の価値が下がる」という心無い声も多く飛び交っていたのが印象的だった。施設の建設と地域住民から起こる反対運動を「施設コンフリクト」というようで、この映画は、精神障がいのある方たちの実態を知ってもらい、地域の方が誤解している点を払拭するための啓発として作成されたとのことでした。

この映画を見て、インクルージョンふじさわを掲げ、障がいのある方が「地域で生活をするためには」「知ってもらうには」と考えることは多くあれど、地域の方がどのように思っているかということに目を向ける機会はあまり多くなかったことを感じた。今回の映画ではかなり過激な言葉が飛び交っていたが、実際に障がいのある方と接する機会のない方からすれば、テレビのニュースで流れる事件などからネガティブな印象を持たれる方も多くいることが分かった。

地域に出るために、障がいのある方を知ってもらうことは大切だが、それと同じくらい、地域がどのように思っているか、どう思われるか。ということを考えることの重要性を知る良い機会となった。

「夕凪」  ( 湘南あおぞら・アポロ / 施設長 石塚 和美 )

湘南あおぞら

例年よりも早い梅雨明けで始まった今年の夏。それとともに、コロナ感染拡大となり第7波が来たとも言われています。

春先は、コロナ感染の終息にむけて、「今年はどんなことにチャレンジしようかな?旅行に行けるかな?」とワクワクしながら季節を感じてきました。猛暑とともにコロナ感染拡大となり、夏の過ごし方を改めて見直しています。

8月は孫の誕生月。物心がついたころから、お出かけにはマスク持参。お買い物や乗り物に乗るときに、「マスクつけようね」という時の心苦しさ。イヤイヤされた時もあったなあと振り返り、一段と暑い夏を迎え、コロナか熱中症か・・・同じように悩んでいる親御さんも多いと思います。小さいお子さんがマスクをしながら歩く姿を見ると切なくなります。今どきはキャラクターのついたかわいいマスクが沢山売っています。気持ちだけでも楽しくマスクを着けてもらいたい!親御さんのそんな思いが伝わってきます。太陽の下で、子どもたちの元気いっぱいな声をたくさん聞きたいものです。

 夏の湘南は太陽もギラギラと輝き夏真っ只中です。今年は海の家も営業しいつもの風景が戻ってきました。部活動などの大会もあることでしょう。思い出がひとつでも多く作れますように。活気のある夏に元気をもらいながら、感染された方々へ一日も早い回復をお祈りしています。

私の夏は活動的な夏とはいきませんが、楽器の課題曲の練習や歌をたくさん聴きながら今年の「夏」を楽しみたいと思います。

大好きな松任谷由実さんの「晩夏」は夕凪の海を思い出します。

  • 写真は片瀬海岸の西浜です。夕日は昼間とはまた違った海や山の姿を見せてくれます。