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施設長・課長日記
「趣味から学ぶ~映画鑑賞~」(サービスセンターぱる 飯原佑)
映画を観る機会はありますか?
最近では、テレビやネットでも観る機会が増え、映画館に行かなくても観ることができるようになってきました。
私自身、あまり多くの映画を観ることはないのですが、ハリーポッターシリーズは映画化前から小説を読んでいたこともあり、すべて観ています。
どのシリーズも個人的な感想としては小説の再現度も高く、楽しめる映画ですが、それだけではなく、感じることも多くあります。
特に、ダンブルドア校長(作中で、魔法学校の校長先生)の台詞には、響いてくるものがありました。
その中でも印象に残っている台詞が
「わしの率直な意見じゃが、言葉というのは尽きることのない魔法の源じゃ。人を傷つけもすれば癒やしもする力がある。」
光を灯す魔法や人を守る魔法...色々な魔法が飛び交う世界観での台詞で「言葉」を魔法の源としたこと。
その「言葉」が良くも悪くも影響する力があると語られたこと。
私たちは、ツールと合わせて言葉を使う仕事です。
その言葉が、人を癒すこともできる力を持っていて、魔法のようなものだと思うと、可能性が広がっていくのではないでしょうか。
私は「言葉は魔法」と思って、皆さんと話していきたいと思います♪
※写真は、久々に参加した草野球練習会のグラウンドです。初対面の方も多い中、挨拶含めて「言葉」を大切にしたコミュニケーションがありました。
2024年に向けて(法人事務局・サービスセンターぱる 石川歩)
今年も残りわずかとなりました。年始にこの場で「今年は私生活で新しいことに挑戦し、何か新しく熱中出来ることを見つけようと思います」と宣言したのですが、具体的なことは実現できないまま年末を迎えてしまいました。反省しつつ、来年こそはと決意を新たにしております。
以前から個人的な目標として「人生のうちで国内すべの都道府県に行ってみたい」と思っております。まだ行ったことがない都道府県が17ほどあるので、1カ所でも行く機会が作れたらと考えております。
今年度はアフターコロナの動きが加速し、コロナという言葉を意識しない日が増えつつあります。藤沢育成会でも、各事業所のお祭りの復活や地域の行事への参加、事業所見学インクルツアーの実施など、対外的なの活動が徐々に再開されつつあります。
11月18日のいんくるフェスティバルでは、入所施設の利用者さんをはじめ多くの方が会場の秋葉台公園に来場され、ミニ江ノ電やステージでの音楽・踊り、キッチンカーでの買い物、輪投げ・まと当てなどを楽しまれていました。
年明け2月には後援会いずみ主催のチャリティーコンサートも予定されておりますので、ご興味のある方は是非お問い合わせください。
※写真は我が家で飼っている元野良猫です。とても臆病な猫で、3年目にしてやっと触ることができるようになりました。
2月17日の後援会いずみチャリティーコンサートのポスターです。お問い合わせは湘南だいち(0466-90-5777)またはお近くの事業所までご連絡下さい。
「旅の一コマ」(湘南セシリア・みらい社 鈴木保志)
先日、千葉県の香取市佐原の街並みを観に、一人で出かけた。出発前日まで行き先をどうしようかと悩んでいたため、何となくカーナビに住所を入れ、何となくの情報のみで現地に向かう。当日の午前中は健康診断で、バリウムと下剤を飲んでからの出発の為、キリキリと腹痛を伴いながらのドライブである。距離も手ごろなので、千葉に入ると高速道路から一般道に乗り換え、知らない土地をキョロキョロとしながら走行する。街と自然が交互に移ろう景観に、喜びを感じられることも旅の醍醐味だと思う。道中、利根川を左手に、右手には稲刈りを終えた田が広がり、後にネットで調べると千葉は全国でも有数の米所であることを知る。夕方、目的地に到着するとホテルに荷を置き、観光の下見と居酒屋探訪をする。
燗酒をのみながらボーっとテレビを見ていると、今回の旅に彩りを添えてくれるおじいちゃんが登場する。女性と2名で入店した男性(高齢)が、目の前の席に座るとすぐに何やらやり取りをしているが、どうやら「明日は飲まないから、今日飲みたい。」と女性にお願いをしているようだ。そのやり取りと2人の雰囲気から、高齢者施設の利用者と職員で、女性の貫禄からおそらくは施設長であると想像できる。「明日は明日で飲みたくなるでしょ・・。」と言っているそばから「ビール一本!」と男性が注文し、テーブルに置かれたビールをグラスに注ぐや否や、その勢いのまま飲み干す。顔は満面で、あまりにも美味しそうに飲む姿に私も思わず笑ってしまう。女性はというとスマホを片手に「人がいないのよ、超勤でやってるよ・・」とその後も電話の相手にあれこれと指示を出している。他人ごとではない・・と思いながらその様子を眺めていると、男性がすかさず「もう一本!」と注文を入れる。こうなると心の中では「飲んじゃえ飲んじゃえ!」と事情も知らず応援したくなる。あの笑顔と飲みっぷりから、我慢からの解放が伺える。私もその表情にとても良い気分で店を後にしつつ、週一の休肝日翌日は、頑張った感をかみしめる自身と重ねる。
さて、佐原はというと漂う水面に沿って建ち並ぶ街並み、こうべを垂れる柳、遠方というひいき目が相まり何とも趣があるように感じる。
バリウムと今朝の下剤に、キリキリと腹痛を伴う帰路となったが、一人を堪能した良い旅となった。
「つなぐ」(湘南セシリア・みらい社 三嶌悟)
秋の気配を感じていたら、急に冬がやってきて寒暖差が厳しいこの頃です。さて、11月18日には「いんくるフェスティバル2023」が開催されました。やや風が強い中でしたが、利用者さんや関係者、地域の方々にも多数ご来場いただきありがとございました。
私は久しぶりに実行委員として活動し、改めてイベントの大切さを感じました。「いんくるフェスティバル」という形式では、今年で6回目となります。それ以前には、「法人スポーツ大会」として実施していて、形式や内容には変遷がありますが、「年1回法人イベントの実施と参加者が楽しめる企画」というコンセプトは、今も昔も変わっていません。
また、今年は法人設立35周年にもあたります。先人たちの想いやこれまで培ってきた事業や支援もさることながら、こうした「イベント」も同じく繋いでいくものだと思っています。「終わりは次のスタート」です。
次は、2024年2月17日(土)開催される、藤沢育成会後援会「いずみ」との共催による、「藤沢育成会チャリティーコンサート」です。
今後とも、みなさまのご理解やご支援を賜りますようお願い申し上げます。
*写真は、「パン工房あゔにーる」の移動販売車です。「いんくるフェスティバル2023」から活用しています。
1年に一度(湘南ゆうき村 高橋宏明)
来年度、3年に一度の報酬改定という話がありましたが、私は1年に一度のことを紹介します。
研修やイベントの一部紹介させていただくと
10月22日(土)に法人内で実践報告会を行ないました。
今年度は事前研修で講義をしていただいた東洋大学の髙山直樹教授をお呼びし、選抜された7つの事業所の実践報告について、講評していただきました。今回のテーマである『意思決定支援~当事者目線の支援』についてわかりやすく説明していただき、職員のメモの取る姿勢が印象的でした。
11月11日(土)には事業所のお祭り『湘南ゆうき村収穫祭』を開催しました。
今年は地域の方も終日参加できるように呼びかけ、当日来場された方もいました。
収穫祭は1年に一度ですが、湘南ゆうき村は町内会の役員をしており、ほぼ毎月、防犯パトロールや地区レクリエーション、防災訓練等々に参加しています。
顔の見える関係は素敵ですね。
11月18日(土)には法人のお祭り『いんくるフェスティバル』が開催されました。
昨年度同様、秋葉台公園にて開催し、ミニ江ノ電乗車体験やスタンプラリー、キッチンカー、各ステージなど大いに盛り上がりました。
1年ぶりにお会いできた方もおり、お祭りの良さを実感する一日となりました。
1年に一度の為、テント設営の序盤に議論百出し、徐々に一致団結する毎年恒例の動きが懐かしくも感じました。
藤沢育成会は11月22日(水)に法人設立35周年を迎えました。
36年目も充実させたものにできるよう、日々を大切にしようと再認識しました。
写真は、1年に一度でなく、28年間稼働した初代キュービクルで、先日更新工事を行ないました。
「日常の反復と増殖」(湘南だいち 石川大助)
ついこの間まで夏日が続いて暑かった気がするが、あっという間に朝晩の気温も下がり冬に近づいてきたと実感する日々だ。暑さの方が好きな私には厳しい季節がきてしまった。しかし寒くなってくると空気の透明度が高く、富士山がきれいに見えるのは好みだ。
今の季節の秋と言えば「食欲の秋」「紅葉の秋」「スポーツの秋」等をイメージする方も多いと思うが、私の秋のアンテナは「芸術の秋」が立っている。そのおかげで、色々な場所で展覧会や音楽祭の案内が目に入ってくることが多く、ふと「アート」ってなんだ?と考えてしまい調べてみるとアートの定義とは次のようだった。
『表現者や表現物によって、鑑賞した人が精神的・感情的に変動する作品や活動』
また、人の気持ちや心を動かす作品すべて、絵画や彫刻のような目に見える物だけではなく、音楽などもアートに分類されると書かれていた。
鑑賞した人の心が揺さぶられる作品や活動がアートの定義ならば、人それぞれの感じ方があってよく、特別な展示会でしか見れない作品も劇団などの大舞台も、小さな画廊の展示会も公民館の一室で行われる落語も当てはまる。自身のアンテナのチャンネルを変えるだけで、当たり前に見えていたものが「作品」に変わる可能性がある。
利用者の描いた点描画、作業でできたアルミの塊、ペットボトルキャップの反復した並び、誰かが折った紙のハートを壁に繰り返し貼っていく活動もアートに変貌した。アートは特別な場所でしか目にしないものではなく、日常の小さな反復の行為に埋もれている。一つ二つ、、、百、千、万と増殖させ形を成すことで、見る側は圧倒され立ちすくむかもしれない、怒りだすかもしれない、涙するかもしれない。日常にあった反復の行為は増殖することで心を揺さぶるアートに変貌する。時間がかかるが確実に種はある。まずは、そんなアートの種を見つける仲間を増殖させたいと思っている。
写真は、私が住んでいる近くの夕焼けの揺れるススキがメインの風景です。