日記

施設長・課長日記

「普通の事」(黒崎ホーム 課長 髙橋克之)

黒崎ホーム

4月より黒崎ホーム支援課長として任命されました髙橋克之と申します。利用者の皆さんの支援や、働いているスタッフの職場環境の向上に努めていきたいと思っています。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

さて、皆さんは表紙の写真の食べ物をなんと呼びますか?

髙橋家では「てんぷら」と呼んでおり、僕にとってはそれが普通でした。"さつま揚げ"という名前は関東に引っ越してきてしばらくしてから知ったものです。

引っ越したばかりの頃、おでんの具の話などを友人としていて「てんぷらが好き!」「えっ?おでんに天ぷら入れるの?」と話がかみ合わなかったのは懐かしい思い出です。

場所が変われば"普通"も変わる。4月を超えて落ち着いてきた今、普通のすり合わせをしてみるとよりチーム力や支援力が深まるかもしれませんね。

波多江式インディアン的福祉論㉕(番外編) 「無念。 ジャコパスにはなれず。」 (黒崎ホーム 施設長 波多江努)

黒崎ホーム

 20年以上前に購入したフェンダージャパンのJB-75という愛器だ。

 かなり愛着のある楽器だが、些細なきっかけで、改造に挑戦することにした。

モデルしたのは、ジャズやフュージョンなどで活躍し、35歳の若さでこの世を去ったベースの神様「ジャコパストリアス」。

 木目を強調するため、プラスチック部品を外し、フレットという指で押さえて音程を調整しやすくするための金具を外し、パテ埋めし、フレットレスベースに改造した。

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 マスキングしたものの、パテがはみ出て、修復不可能(泣)

必死な思いで組みなおし、 一応演奏できる状態にはなったものの、全体のバランスが絶妙に悪い。

 そして何より、パンクロックやヘビーメタルばかりで、ジャズやフュージョンは演奏したことがなかったことを忘れていた。

結局、楽器も技術もジャコパストリアスになることはできなかった(大泣)

この先の人生もやはりヘビーメタルと生きていくことを再確認した50歳の春でした。

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一心 (法人事務局 課長 佐藤和美)

法人事務局

 非常勤職員さんが、3月に退職されました。第二の職場として入職されてから10年を超えて湘南あおぞらでお仕事をしていただきました。今まで培った経験や知識を生かし、利用者さんだけでなく私たち職員も支えていただき、教えてもらうことばかりでした。ありがとうございました。

 Aさんは、母の"ように"、友人の"ように"、家族の"ように"...日々刻々と変わる利用者さんの状況に応じ、笑顔で利用者さんと向き合い、穏やかに過ごせる環境を整え続けていただきました。

 Bさんは、利用者さんの変化によく気づき、個性を理解し、利用者さんが落ち着いて過ごせるよう配慮を怠りませんでした。

 Cさんは、設備を把握し、利用者さんも職員さんも安全に過ごせる環境整備に尽力し、縁の下の力持ち的な頼れる存在でした。

 こうやって25年間が続けられてきたこと思うと、毎日、丁寧に仕事をすることの大切さに身が引き締まる思いです。26年目の湘南あおぞらもフレッシュな顔ぶれで、心をひとつにスタートしました。

 一方の私ですが、湘南あおぞらから法人本部事務局へ異動しました。子どもからは、職場が遠くなったことを心配されていますが、これまでと違う角度から、利用者さんも職員も生き生きと輝けるような「インクルージョンふじさわ」の実現を目指します。

 ※写真は、お散歩で春を見つけた時のものです。今年の桜は、いつもよりも長く楽しめたような気がしました。

「新年度」(サービスセンターぱる 課長 飯原佑)

サービスセンターぱる

2024年度が始まりました。

報酬改定もあり、慌ただしい中でのスタートとなりましたが、今年度も元気良く過ごしていけたらと思っています。

4月は入園式や入学式、入社式...と新しい門出の季節です。

高校生時代、野球部だったのですが、毎年新入生が入ってくるたびにドキドキしていました。

当時私の高校は野球部員が少なく9人揃っておらず、人数合わせのような形で誘われ、入部した経緯があり、部内で一番下手で迷惑をかけているにも関わらず、常に試合に出場していました。

後輩が入部してくると、すぐにレギュラーから外れたのですが、他の人が時間を割いて練習をしないバントを多く練習したり、守備でも送球の仕方を上級生から教えてもらったりと、コツコツと練習を続けていると、監督はしっかりと見てくれており、試合にも出してもらえるようになっていきました。

当時は気付けていませんでしたが、野球部に入部したことで「得意を伸ばす」ことや「他者をカバーする」大切さを学ぶ機会になったと感じています。

自分は何が得意で力を発揮できそうなのか、同僚は何が得意なのかを知ることで、仕事のしやすい環境になっていくのではないでしょうか。

法人目標の一つでもある「働きやすい魅力ある法人」を目指し、野球で培った力を活かしていきたいと思います!

写真はツーリングで行った箱根でのワンシーンです。

ツーリングも複数人で行くと、カバーし合うことが大切になります!

<年度初めに感じたこと> (法人本部事務局長・サービスセンターぱる所長 石川歩)

サービスセンターぱる
法人事務局

2024年度は報酬改定もあり各事業所とも落ち着かないスタートとなっているように感じます。個人的にも子供の進学もあり、慌ただしく日々を過ごしています。

 

さて、藤沢育成会では2024年度の年間目標の一つを「利用者本人が活躍できる環境づくり」としています。

もちろん、今までも行ってきたことではありますが、改めて職員主導ではなく利用者主体を推し進めようとの思いが込められています。

330日に行った法人職員全体研修のシンポジウムで、江ノ島水族館横のなぎさの体験学習館と、法人の事業所アポロのつながりのスタートが、お一人の利用者さんの「水族館で働きたい」という願いから始まったとのお話を伺いました。

思いが形になる時に、利用者さんの笑顔が生まれ、地域ともつながり、結果的に良い支援になるのだと感じます。

以前、お世話になった方に「出来ない理由を並べるのではなく、どうやったら出来るかを考えなさい」と言われたことがあります。

性格的に失敗しない方法を模索してしまう私にとって、とても心に残る言葉でした。

一つでも多くの「出来た」が生まれる一年になりますように。

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写真は2枚とも湘南あおぞら裏庭に植樹されているしだれ桜です。土地寄贈いただいた際の記念樹になります。4月に入りようやく3分咲きといったところでしょうか。

「卒業式当日」 (湘南セシリア 課長 鈴木保志)

湘南セシリア

 3月、中学生の娘と小学生の息子の卒業式があった。娘は両親2人での参加を嫌がり、母親のみの参加となったが、息子はどうでもよいとのことで、自分も参加することとなる。考えてみると入学式も含め、保育園の卒園式以来になるだろうか。

 319日、息子の卒業式当日の朝、何やら私を母親(妻)の隣に座らさないよう話している。母親は息子が所属するサッカーチームの活動を通し、多数の同級生に知られており、隣に座ると必然的に父親ということがわかり恥ずかしいらしい。いつも通学の際、迎えに来てくれた同級生に対する私のふざけた言動や、容姿的なものも影響しているようだ。息子の嫌がる様子を見ると、より私の言動にも拍車がかかり、ひとしきり卒業式に私が参加することへの不安を煽った後に卒業式に向かう。

 卒業式では案の定、私はすぐに泣いてしまいそうになるため、場面により頭の中では午後からの仕事のことを考え気持ちのバランスを保っていた。しかし、とても演出が上手く合唱などで畳みかけられると、思わず隣の席で目頭を押さえている妻のハンカチを取り上げ、突然のことに驚いた妻の表情に思わず吹き出す。散々涙と鼻を拭きそっと妻の手元に返すと、しかめっ面で突き返してくる様子が、想像通りで笑いが止まらなくなり、泣いたり笑ったりの卒業式となった。

 式を終えるや否や一人学校を後にし、今日は仕事帰りにケーキを買って帰ろうか、ハンカチ騒動の感想が楽しみだなど、色々と思いを巡らせながら、何とも清々しい気持ちで午後の仕事に向かうことができた。