日記

施設長・課長日記

『他人事は自分事』(黒崎ホーム/湘南ジョイフル 大澤 健二)

先日、アウトドアや旅行を20年近く共にしている仲間と時間を過ごした。

付き合いが始まった頃は、どこが楽しめる、どこで楽しもう、季節ならではのイベントなど外向きな話で盛り上がり、日程を合わせてはよく行動していた。

このところ集まると「外向き」な話はもちろんあるものの、体の事や医療の話が多い。体の不調の話に、皆だいたいうなずいたり話題に付け足したりと。共通言語となっているのが私含む四十路、五十路世代の仲間たち。

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昔、人が集まる場所で耳に入るのが「○○科の先生は良い先生だよ~!」「この前、血圧が高くて病院に行ったら△△だったよ」「会社の健康診断でさ~」などなど、健康についての話題。

仲間はもちろん、私にもまったく縁のない話題。20代30代の頃、仲間と会えば仕事の話1割、遊びの話9割。

しかし!話題は今まさに仕事の話2割、遊びの話3割、健康の話5割。あれ?他人事が自分事になっている!

20代30代の皆さん、次はあなたの番ですよ!

波多江式インディアン的福祉論㉒(黒崎ホーム 波多江 努)

 部族不明ですが「お前は聞こえてはいるけど、聴いてはいない。お前は見えてはいるけど、視えてはいない。お前は話してはいるけど、本当のことは伝えていない。」というインディアンの格言があるようです。

 まさに私のためのメッセージなのではないかと思うほど、大きく揺さぶられます。

 私たちは利用者や同僚などに対して

  • ひとつの情報として、言葉が耳に入ってきているが、言葉になっていない想いを聴くことはできているか。様々な事柄にきちんと向き合って受止めることができているのだろうか。
  • 立場や役割上、多くの情報をざっくりと見ることも必要である。だが、そこで感じたことをさらに深く注視、凝視できているのか。
  • 失敗や誤解を恐れ、一般的な見解や正解だけを伝えてはいないだろうか。自分が一番大切だと感じている想いを伝えていることはできているのだろうか。

 すべてやっているつもりではあります。「つもり」だからこそ、この格言のような言葉の強さが必要なのではないだろうかと思います。

「(将来の夢)インディアンになる」にはもっと修業が必要ですね...(笑)

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就職祝いとして作った名刺入れ

春に想う(法人本部/湘南あおぞら 佐藤和美)

 この春娘が就職し、家を出た。寂しい気持ちもあるが、ここまで育ってくれた安堵感が大きい。

 仕事中に発熱でお迎えに行ったり、冬の真夜中に嘔吐され洗濯や入浴をしたり、子どもが家のカギを忘れたことも知らずに遅くまで仕事をしてしまったり、2週間発熱し続け欠勤したりなど、仕事育児及第点ではなかった。日々を過ごすことで精一杯で余裕なく過ごしたと思う。

 いつも子どものことを気にかけながら仕事をすることからは解放される。上司や先輩、同僚には感謝ばかりである。仕事だけでなく子育ての悩みにも広い心で受け止めてくれる上司や先輩、快くサポートしてくれる同僚は心強い味方であった。

 藤沢育成会の育休取得率は男女とも昨年度は100育休後の復帰も100で、仕事も手を抜かず、時間をやりくりして両立していてすごいと思っている。

 育児と仕事を両立している職員が多いが、頑張っているがゆえにひとりで悩んでしまうこともあるかもしれない。つらい時はひとりで考え込まず、経験豊かな仲間がたくさんいるので、まわりに相談してほしいと思う。自分が思っている以上に、まわり応援してくれていますこれからは、より楽しく、より輝ける職場を作るための恩返しができれば...と想う春となった

「趣味から学ぶ」(サービスセンターぱる 飯原佑)

今年度、サービスセンターぱるに配属となりました、飯原です。

よろしくお願いいたします。

法人に入職して早10年。

これまで、ヘルパーや生活介護、通所介護、就労支援に従事してきました。

様々な部署を経験できたことで、少しずつ見識が広がっているように感じます。

仕事だけではなく、私生活を充実することも見識を広げるには大事なことと思っています。

ドライブ、ツーリング、野球観戦、ゲーム、読書などなど、幅広くかじっていますが、その中で漫画もよく読んでいます。

今回は、漫画から学んだことをお伝えしたいと思います。

相撲を題材にした漫画で「3年先の稽古をしなさい」という台詞がありました。

これは相撲用語で「今日明日のことよりも、3年先にきちんと結果がでるようなそういうトレーニングをしなさい」という意味があるそうです。

この台詞を読んだとき、自然と自分に置き換えていました。

どの仕事でもそうですが、なかなかすぐに結果は出ずに挫けそうになることがあると思います。私自身も何度となく挫けそうになりました。

それでも時間をかけなければ作れないものもあります。

耐えられないと思うこともあるでしょうし、繰り返していくことも大変だと思います。

そんなときは、難しく考えずに美味しいものを食べたり遊んだりして、また一歩踏み出していけば良いのではないでしょうか。

さあ「3年先の稽古」を始めましょう!

※写真は3年先...ではなく、もっと先の将来の趣味にしたいと思い、昨年9月に免許取得。直後に購入した愛車です。

サービスセンターぱる開所25周年(サービスセンターぱる 法人事務局 石川歩)

 サービスセンターぱる、法人事務局の石川です。今年度からぱるの所長兼務に戻ることになりました。よろしくお願いします。

 先日発行の法人の機関誌「モデラート96号」に、湘南あおぞら25周年について記載がありましたが、サービスセンターぱるも今年で開所25年目になります。ヘルパーサービスのない時代から始まり、今ではヘルパー利用者193人、放課後等デイサービスも3か所で利用者105人の事業所に成長しました。

 さて、ちょうどこの日記がホームページに掲載される頃には、新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが5類に移行されます。これにより感染対策は個人の判断が尊重されることとなり、濃厚接触者の把握や毎日の感染者数の発表もなくなるそうです。

 この3年あまり、全ての人が外出や活動を抑えながら生活されていたかと存じます。ウイルスがいなくなった訳ではありませんが、少しずつ当たり前の日常が戻ってきます。地域生活を支援する事業所として、是非、しばらく行けなかった場所や季節が感じられる行事等へのお出かけ、休日・祝日の活動のサポートなどをさせていただけたらと考えております。

「3年目の観戦」(湘南セシリア みらい社 鈴木保志)

 長女は中学3年剣道部に所属しているが、剣道の試合を観たことがなかった。中学1年の入部後、幾度となく部活や大会の送迎をしてきたが、長女から観ることを強く拒否されていた。しかし、1年の頃の約束で3年の春期大会は来ても良い、その頃には少しは剣道が強くなっているだろうと、その場しのぎのような許可を得ていた。そして先週末、2年越しで藤沢市春期大会を観に行くことができた。前日にはやはり「来るな!」とはじまったが、なにせ2年越しであるので取り合うことはない。

 剣道の試合を観るのは初めてだが、体育館はすごい熱気だ。見つからないよう、前面にでず金網を通して覗いていた。踏み込む床の音、面や胴を打つ音、礼儀、俊敏な動作は猛々しさと美しさを感じる。中学生とはいえ想像以上の迫力で、自分の中に埋もれていた感情が胸に込み上げ、激しく感動をしていた。

 長女は大丈夫なのか‥家ではいつもソファーや床にゴロゴロとしている姿しか見ていない。出番の度に勝手に緊張を重ねていたが、結果的には3位、団体戦を含み109勝と大健闘で、イメージとかけ離れた姿に興奮冷めやまず帰宅をした。

 しばらくし、帰宅した長女はすぐにソファーに転がりスマホを触っている。健闘を讃え、高校以降の剣道についてたずねると「やんないやんない、ダルい。」といつもの調子。

私はこんな彼女に夢中だ。