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施設長・課長日記
「パーフェクトデイズ」 (湘南ゆうき村、湘南だいち 施設長 妹尾 貢)
先日、鵠沼にある「シネコヤ」という映画館に「パーフェクトデイズ」という映画を見に行きました。
映画館の素敵な空間も相まって、「いやぁ、やっぱり映画って良いものですね」となってしまいました。
興味のある方は、見てほしいです(以下、少し内容に触れるので、まだの人は、映画を見てから読んでください)。
主人公の平山は、音楽を聴くときはラジカセでカセットテープ(ほとんどが70年代以前の曲)読書は古本屋の文庫本、風呂は銭湯など、50年前でも同じにできたような、毎日を送っています。
そんなふうに、周囲の喧騒と距離を置くように暮らす平山が「人は、同じ世界に生きているようで、実は別々の世界に住んでいる」というようなことを言います。平山の日常にも、違う世界が交差するようなちょっとした出会いがあります。
そんな、ちょっとした人生の交差が、日々を豊かにしているのかもしれません。
違う者同士が出会って現れる日常の豊かさ、我々の仕事は、それを目指しているのではないか、映画を見た後に、そんなことを考えました。
以前は業界用語のような知名度だった「インクルージョン」という言葉も、最近はよく耳にするようになりました。
「インクルーシブな社会の在り方」とはなにか、自分なりに考えたのですが、
一番に思うのは、人の多様なあり方を尊重する社会であること。そのためには、同質的なものが集まろうとする力や、その集団が作ったルールをみなおして、多様な人たちが参加して作ったルールに置きかえていくことが必要だと思います。
ルールを作る人たちは、そのルールが知らず知らずのうちに多数派に有利に働く仕組みになってしまうことを自覚し、少数派のことをよくわかっておくこと、それ以外の人たちも、ルールを作る人が少数派を分かるために情報や意見を届けることがとても大切だと思いました。
そのためには、幼少期からいろんな人が一緒に育ち、普段出会わない人たちと出会い、知らなかった世界の日常を知ることがなにより大切だと思います。
時間はかかるかもしれませんが、じわじわと「インクルージョンふじさわ」を進めていきたいと思います。
(写真はゆうき村がある西俣野、花應院さん近くの隠れ紫陽花ポイントです。散歩がてら探してみてください。)
~学び舎~ (相談支援プラザ課長 一戸香織)
先日帰省した時に、小学校の生徒数が30人くらいになっていることを聞きました。私が通った頃は、200人以上の生徒数でした。その頃から40年以上が経ち、ずいぶんと人数が少なくなったことに驚きました。
私の小学校の思い出に町内1周マラソン大会があります。
走ることが苦手な私に「学校に行く前に、朝一緒に走ろうよ」と声をかけてくれた友達がいました。
あまり乗り気でない私に、頻回に声をかけてくれて家に迎えにきてくれました。少しずつやる気がでてきて、最後になりたくない、途中棄権をしたくないと言う思いが出てきて、毎朝一緒に走るようになりました。
マラソン大会当日は、途中何度も歩きたいと思いましたが、一緒に練習してくれた友達に申し訳ない、走ることを止められないと思い頑張り完走しました。
一緒に練習してくれた友達は1位でしたが、私は後ろから数えて3位でした。
走り切ったこと、一緒に練習した友達が喜んでくれたことは今でも鮮明に覚えています。
すでに、中学校は2024年3月末に閉鎖され近隣の中学校と合併されました。高校も昨年分校になり閉校となりました。私の思い出がたくさん残されている学び舎です。
買い物をするにも、病院へ行くにも車がないと生活ができない私の故郷は、
これからも高齢化と過疎化が進んでしまいそうです。
「凡事徹底」 (よし介工芸館・アートスペースわかくさ課長 石田友基)
年度の変わり目は、異動に伴う体制の変化や年度ごとの目標更新など、心機一転を感じることが多くあります。
それに合わせ、自分自身の働くスタイルについても、色々と試行錯誤したくなる時期でもあります。ここ最近、僕のトレンドは「凡事徹底(ぼんじてってい)」という四字熟語。
【何でもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことを極めて、他の追随を許さないこと】を意味します。(出典:大辞林)
社会人として「時間を守る」「期限を守る」「整理整頓をする」「掃除をする」「あいさつをする」「感謝を伝える」等は、どれも当たり前なことで、誰もが意識していることですが、この【当たり前のこと】を【他の追随を許さないほど徹底的に行おう】と意識をして、取り組んでみても、自身の気持ちのゆとりの具合や忙しさ、甘えなどにより、その精度は安定せず、未熟さを痛感しました。
4月からを振り返ってみて、自分にとっては、意識をするだけでは限界があり、「徹底」するための仕組みや工夫が必要なのだと理解し。
今年度が終わるまでに、試行錯誤を重ね、その仕組みや工夫を自身の働き方に定着させたいと思います。
写真はもうすぐ7歳になる、うちのうさぎです。
うさぎの7歳は人間の年齢にすると58歳になるそうです。これからも元気に、長生きしてほしいですね。
笑顔の連鎖(相談支援プラザ・よし介工芸館・アートスペースわかくさ 小野田智司)
4月より、これまでの場に加え、
よし介工芸館・アートスペースわかくさにおいても
お仕事をしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
タイトルの「笑顔の連鎖」は
私が大事にしている言葉です。
そしてこの4月に
利用者の皆さん、ご家族の皆さん、
職員の皆さんにもお伝えした言葉です。
ふとした時の笑顔
イベント時の大きな笑顔
ご家族や友人といる時の和やかな笑顔
そんないろいろな笑顔が
日々の生活のなかで生まれ、
そして連鎖していきます。
そんなことがあふれる世界になるといいですね。
実は...「笑顔の連鎖」
7年経った今でも同じように大事にする言葉です。
みなさんにもきっと
同じように大事にしている言葉があるかと思います。
もしよろしければ、小野田に教えてください。
表紙の写真
友人の農園でつくる埼玉うまれの「あまりん」です。
近くを通る際はつい寄っています。
大きくて、あまくて美味しいですよ
▲連休は足を延ばしてリフレッシュ!
8歳から91歳までの8名の日帰り旅行!
初夏?の季節を満喫しました。
「雨」(湘南あおぞら・アポロ 課長 高橋羽苗)
雨の季節がちかづいてきました。
イベントの雨天中止や、雨の中での野球観戦はやっぱりテンションが下がります。濡れる不快感はもちろんじめっとした空気や傘など荷物が増えることも雨が好きになれない一つです。
風景によっては、風情があると感じることがあってもやっぱり雨は雨、「晴れたときに来たかったなぁ」と思うこともしばしばです。
ただ、「雨上がり」で空気の澄んだ雰囲気は気持ちが切り替わるひとつ。幻想的な雰囲気や雨上がりに陽がきらめいていると一転、「ついてるな」と一気にテンションがあがります。
と同時に雨の日が好き、落ち着く人という人もいて、雨の音はヒーリングミュージックとしても使われています。視点を変えると見えてくるものも違ってくるのだなぁとしみじみ感じます。
そんな天気を気にしている私は、毎朝気に入りの気象予報士さんの天気予報をチェックしています。ただ、内容は全く聞いていないのか、雨予報でも傘を持たずに出かけてしまうことも多いです...
『2024年度 湘南あおぞらスローガン』(湘南あおぞら・アポロ 施設長 宗像喜孝)
今年度のスローガンは、「湘南あおぞら一心!!~「聴く力」「つなげる力」を育む」としました。国は「令和6年度の報酬改定」おいて、「障がい者が希望する地域生活を実現・継続するための支援の充実」を重点項目のひとつとして挙げています。職員が、今まで以上に利用者と向き合う機会を設け、利用者が感じていること、伝えたいことを理解しようと耳を傾ける「聴く力」を育むことが重要だと考えました。
また、聞き取った利用者の意向を実現させるために、日中活動や余暇、行きたい場所、住みたい場所等のアクセスに支援の工夫や開拓が必要です。職員が利用者と一緒になって、地域の社会資源とつながる機会を作り、利用者の生活の幅が少しでも広がり、生活の質も向上できるように、職員の「つなげる力」を育むことも合わせて重要だと考えました。
湘南あおぞら一心!!職員ひとりひとりがメンバーを思いやる気持ちを大事にし、チームが結束することで、結果として良い仕事が行える職場環境を作っていきます。また、下記の3つの重点項目を事業所運営の指針とし、職員一丸となって取り組んでいきます。
今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
【重点項目】
- 利用者が希望する暮らしを実現するため、利用者へ向け、住まいや日中活動、余暇活動の内容等の希望を丁寧に聞き取る機会を設け、日々の支援に意向を反映させる。
- 感染症対策を継続しながら、利用者が楽しめる行事を実施する。
- 職員ひとりひとりがやりがいのある仕事を行える職場作りに取り組む。
おかげ様で大規模修繕も無事に終わりました。外装もキレイになり、心機一転、頑張ります。