日記

施設長・課長日記

心の糧(黒崎ホーム 課長 髙橋克之)

黒崎ホーム

"ニンバス"と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

昔、ハリーポッターシリーズを途中まで読んでいた私が最初に思い浮かべたのは箒(ほうき)でした。

私は昔から風邪に強く、なかなか風邪をひかない事を誇っていたのですが、今回ニンバスと命名されているコロナウイルスに感染してしまいました。(休みの間事業所を支えてくれた皆さま。本当にありがとうございました)寄る年波には勝てませんね。

そんなコロナの静養期間中、かねてより娘にお勧めされていた漫画を読みました。内容としては地下アイドルグループとそのアイドルのファンの人達の交流や成長、それぞれの視点、心情などを描いている群像劇、といったものでした。その中でファンの人達は人目も気にせず自分が推しているアイドルを支える為にCDやグッズを購入したり、ライブの日に推しのアイドルの誕生日企画を立てたりと、とても楽しそうに活動をしていました。まだ未完な為、次の巻が出るのが楽しみです。漫画の題名が気になる方はお気軽にお尋ね下さい。

さて、まんまと娘のおすすめ漫画にはまってしまったわけですが、その漫画を読みながら、ふと「ここ最近、なにかに熱中するという事がなくなったな」と思いました。昔はゲーマーで友人と夜明けまでゲームをしたり、入浴中もゲームの事を考え、思いついたことをすぐに実行したりとかなり熱中していたのですが、最近はあまりゲームにも触れていません。毎日に物足りなさを感じているわけではないので、なにかを求めているという事もないのですが、昔の様に熱中できる何かを見つける事が出来たら、それは心の糧となりもっと生活に張りが出来るのかな、と思ったりもします。

誰もが持っている"心の糧"。自分の糧となるものは広げつつ、他の方の心の糧も尊重していかなくてはいけないな、と思ったコロナ静養中のある日でした。

トップ写真は娘の作成した推し活グッズです。部屋の片隅に祭壇を作り、推しを祭っています(笑)

「2025年夏」(サービスセンターぱる・黒崎ホーム 所長 三嶌悟)

サービスセンターぱる
黒崎ホーム

 残暑お見舞い申し上げます。今年は早い時期から気温が高く、例年よりも夏が長く感じます。特に猛暑と言われる中では、熱中症にならないように気を付けなくてはなりません。熱中症といえば、2025年6月1日より、労働安全衛生規則が改正され、「職場における熱中症対策の強化について」が施行されました。黒崎ホームやサービスセンターぱるにおいても、改めて熱中症の知識や緊急時の対応フローの作成及び周知をして、対策に取り組んでいます。

 そんな折、7月に納涼も兼ねて、自身では恒例のシュノーケリングに行ってきました。今年は海でも猛暑を感じたのは、肌感覚では昨年より海水温が高かったです。例年、7月の海はまだひんやりとしていましたが、今年は既に心地よいというかややぬるい感じもしました。

 まだまだ暑さが続きます。夏の疲れが出やすい頃ですので、皆さまもどうかご自愛ください。

*写真は、西伊豆の海です。今年も透き通った海でクールダウンできました

花鳥風月?!(湘南あおぞら・アポロ 課長 髙橋羽苗)

アポロ
湘南あおぞら

 幼いころ祖父母と出かけると、祖母は草木を見ながら「あの山には、もう○○の花が咲いたねぇ」「あの木は何だろう、葉は△△に似てるけど」「□□がきれいだねぇ」などと話していた。祖父や父母、叔母が「○○の花の季節かぁ」「あんな色の□□があるんだね」などと相槌を打ち、最後に「...ね?」と声をかけられるので、「うん!きれいだね!」と私たちが答えその会話は終了。

 祖母は庭で大事に花を育てておりお花が好きな人だったと思う。

 時が経つと、草木の会話は両親や叔母にも広がるようになり、大人になると興味を持つものなのか?と考えていた。

 もう何年も前、友人との旅行中にあまり見たことのない花が咲いているのを見て、「...これなんだろう?」ふと見ると友人も花をじっと見ている。「これなんだろうね」と話し、大人たちがそんな話ばかりしていたこと、年を重ねて草木に興味を持つ人が多いという話が相まって笑い合った。

 先日親戚と集まる機会があった。

 叔母たちと話をしていると、「この鳴き声ってなんの鳥?」「これは■■、こう鳴くやつでしょ?」「これは●●、今のは▲▲だね」と鳥の話をしている。

 「え... 鳥??!」思わぬ話題に驚くも、花鳥風月なんとやら...が頭をよぎり一人で笑った。

 次の機会には何の話になるのか少し身構えながらも期待してしまう。

『かながわ地域生活移行推進人材養成研修に参加して』(湘南あおぞら・アポロ 施設長 宗像 喜孝)

アポロ
湘南あおぞら

 7/25(金)に「かながわ地域生活移行推進人材養成研修」に参加しました。この研修は、県の『地域生活移行圏域推進事業』の一環として企画されたもので、ある条件を満たした障害者支援施設に従事している職員を「かながわ地域生活移行スペシャリスト」として県が認定し、入所する利用者の地域生活移行の推進を図る人材を養成することを目的としています。

 当日の受講者は7名とやや寂しい状況となりましたが、1日を通して、受講生の皆さんと共に障害者支援施設における地域生活移行について考える機会となりました。

 受講生された皆さんからの振り返りの意見として、「まずは現場職員が、利用者が希望の地域で地域生活を送っているイメージを持つことが大事」や「利用者の希望する暮らしについて、日常的に利用者と話し合えることが大切」、「現場職員の負担を考えながら、地域移行の取り組みを行うために今の業務を見直すことも必要」などが挙がりました。

 湘南あおぞらにおいても、地域生活をベースとした個別支援計画の作成や県の意思決定支援にかかる補助事業の活用など、今年度より地域移行に関する様々な取り組みを行っていますが、まずは、職員間で利用者の「地域生活移行」について共通認識を持てるように取り組んでいきたいと思います。

『地域生活移行圏域推進事業』の事業内容は、以下の通りです。

①圏域の地域生活移行希望者の把握:圏域内の障害者支援施設に入所する利用者について、各施設に配置されたかながわ地域生活移行スペシャリストと連携し、地域生活移行希望者を把握し、台帳等を整備する。

②圏域の地域資源の調整・開拓:圏域内の地域資源の調整・開拓を行い、重度障害者等受入れを行うグループホーム等に対し、相談・助言等を行う。

③地域、施設、事業所等との連携強化:各施設のかながわ地域生活移行スペシャリストと連携し、利用者がグループホームや施設外日中活動に体験利用・移行した後の助言・フォローを行う。圏域内の自立支援協議会、相談支援事業所等との連携を図り、地域全体のネットワーク強化に取り組む。

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(写真)今年は2軍戦も含め3回観戦に行っていますが、33敗です・・・。

「猛暑日の葛藤」(湘南セシリア 課長 鈴木保志)

湘南セシリア

 7月の初旬、リビングのエアコンが作動しなくなった。かなり前から前兆はあり、よくわからないランプの点滅や、異音も日増しに激しくなっていたが冷気は出ていたため放っていた。それが突如、異音とともに可動式の前面パネルがでたらめに動き始め終焉を迎えた。「10年以上よくがんばった!」という思いにふける間もなく、とんでもない暑さにすぐに電気量販店に向かった。

 幸い1週間後の週末に設置予定となったため、その間をやり過ごせばと安堵した。そして待望の設置当日、業者のお兄さんを案内し汗だくでリビングに待機をしていると、エアコンは10数畳用で問題はないもののコンセントの挿し口が200Ⅴ(ボルト)にもかかわらず、このエアコンは100Ⅴ専用と告げられる。この状況に対応する選択肢としては、200Ⅴ用のエアコンに買い替えるか、コンセントを100Ⅴに変更するかの2択とのこと。どちらも嫌だが、エアコンの再購入となるといつの設置になるかわからない、また、コンセントの挿し口を100Ⅴに落とすのであれば、電気技師をこれから呼ぶことが出来るという。あまりの暑さ故に100Ⅴに落とすしか選択肢はなかったが、ボルト数を落とすことが家自体のレベルを落とすような感があり、何とも気持ちが悪い。体中ににじむ汗を感じながら、ネットで200Ⅴから100Ⅴに下げることについて調べていると、そもそも200Ⅴのコンセント挿し口になっているということは、容量の大きいエアコンが適切な部屋であるという認識で、容量の小さいエアコンであれば風量など馬力を上げて使用する必要があり、エアコンの消耗と共に電気代も高くなりやすいとのこと。「百害あって一利なし。」という書き込みも見られ不愉快極まりない。作業をするお兄さんを横目に、2階で涼やかにエアコンの恩恵を授かる妻に「百害あって一利なし。」の理屈を説明する。設置中のエアコンが壊れたタイミングで200Ⅴのコンセントに戻すことを宣言し、自身の気持ちを落ち着かせる。「早く壊れないかなー・・」などつぶやいていると、妻はケラケラと笑っている。笑っていられるくらい大した話ではないのだと自分に言い聞かせ、再びリビングへ戻る。

 間もなく、親方のような男性が現れ、お兄さんに「覚えようか。」と200Ⅴから100Ⅴに変更方法の説明が始まると、将来自分で200Ⅴに変更できるよう食い入るように一緒に説明を受ける。

作業後、200Ⅴと記載されたコンセントの挿し口が床に転がっていたため、そっと拾い上げ今の気持ちを忘れないよう目につく場所に置く。

 作動し間もなく、さほど広くはないリビングとⅤ数で翻弄された私の頭は冷気で満たされ、少々右肩下がりに設置されたエアコンにも、笑って済ませられる自分にホッと胸をなでおろす。

「惹かれていく世界」(みらい社・湘南ジョイフル 課長 石川大助)

みらい社
湘南ジョイフル

最近、陸上競技の100M走に惹かれている。

小学生の大会を見る機会があり、一生懸命に走る姿を見たのがきっかけで興味をもった。

その大会の小学校6年生100M12秒後半の走りに会場中がどよめいた。

14秒台前半から中盤のタイムであれば上位に入るが、12秒台は群を抜いた速さだった。素人目でも速さの違いがはっきり分かる程だった。

現在の世界記録は男性で958、女性では1049100Mを駆け抜ける。その走りの平均ストライド(1歩の長さ)は男性が約244.4cm、女性で222cmにもなるそうだ。これは、サッカーゴールの高さや軽トラックの荷台の長さと同じという何とも驚く一歩だ。一歩が人の身長より大きい!

ここで、各世代別の最速記録を調べてみた。

大学・社会人の男性で995(日本記録)、女性で1121(日本記録)

高校生では男性1000、女性で1143

中学生では男性1046、女性で1157

小学生では男性1194、女性で1275

世界記録と小学生記録で比較してみると男性236、女性で226の差しかない。

年齢、筋肉量、瞬発力など大きく違っているのに、約2秒しか変らない。たったの2秒、、、。

記憶に新しいパリオリンピックの100M決勝タイムは男性979、女性1079だった。もし、側で見ることが出来たらあっという間に通り過ぎる速さだ。なんせ一歩が2mを超えるだろうから。

オリンピックに出ている選手は、4年間という期間の中で練習と大会を重ね選ばれ、大舞台で予選を入れて決勝まで3回走るが、合わせても40秒にも満たない時間で終わる。予選で終われば10秒ちょっと結果がで終わってしまう。

コンマ何秒を削るための練習を日々重ねている厳しい世界の競技なのだと気づくとため息がでてしまう、、、。もちろん大舞台に出る事が出来なかった選手も同じ時間が流れている。

ゴールした際にあれだけ喜びをあらわにするのも頷ける。

「陸上、100M、短距離、、、」の言葉に私の陸上アンテナが引っかかる。いつかそんな大会を見てみる機会があったら是非見てみたいと思っている今日この頃だ。

トップ写真は、最近で見た「幻日」という現象。

太陽の横に現れる虹色に輝く光の現象で、空気中の氷の粒によって太陽光が屈折することで現れる現象のようだ。特に、太陽の高度が低い朝焼けや夕焼け時に見られることが多く、私が見たのも夕方18時頃だった。

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こちらは、夕方の長後駅で電車を待っていた時になんか綺麗いだな~とほっこりした1