7つの取り組み

「サービスセンターぱる」 支援員 今村 翔

楽しむ

地域社会に溶け込む支援

利用者さんと一緒に出掛けて、話をしたり散歩したり...私も外に出るのは好きなので楽しく支援しています。なかなか機会はないですが、一日かけて観光的な外出に同行するのは仕事を超えて一緒に楽しんでいるようなことも多いです。

これまでは施設の中での支援をしてきたので、外で1対1のサービスをすることは大きな変化でもありました。施設の中での生活ではなく、地域での活動となるとやはり気を張っていることも多く、無事サービスが終わるとほっとします。生活の一部を担っている通所の場面では、一回の失敗で社会生活のつまづきになってしまうことや生活が乱れてしまうきっかけになることもあり緊張感も持ってサービスに臨んでいます。

一番近くで支える、家族のゆとりにもつながる

ヘルパーサービスはご利用者本人だけではなく、ご家族の想いや生活に寄り添う場面もたくさんあります。ご家族だけでは難しい余暇活動や、負担がかかりすぎてしまっている支援がたくさんある。ヘルパーサービスを使うことでご本人がやりたいことができたり、家族の負担が軽減されているのであればとてもうれしいなと思います。ご利用者さんの支援はもちろんですが、サービスを利用していただいている時間はご家族のレスパイトなどご家族の時間を安心して過ごしてもらえているといいなと思っています。

ご自宅からの外出が難しい方のサービスに入らせていただくこともありますが、そういうケースでもご家族のレスパイトはもちろん、ご本人の生活の刺激のひとつになっていたらいいなと思います。やっぱり人とかかわることって刺激のひとつになり、ご本人の意思が見えてきたりするのではないかなと。社会とのつながりのきっかけの一つになっていればうれしく思います。

これから取り組んでいきたいこと

ヘルパー利用の希望やニーズはたくさんありますが、こたえきれていないのが現状です。

ヘルパーさんが増えればサービス提供ができる。現在もヘルパーの養成研修などを実施していますが、もっと具体的にヘルパーの仕事を知ってもらう工夫をしていきたいと考えています。現在活躍されている登録ヘルパーさんに話を聞くと、やっぱり「仕事のイメージがわかなかった」ことが不安にあったみたいなんです。

講座を受けないと始められない、もうこの年だし...と考える方もいると思いますが、活動内容も様々です。「一緒にお散歩しませんか」といったような年齢に関係なくできるサービスもあるんです。登録のヘルパーさんの中には長くおつきあいをしていただいている方もたくさんいらっしゃいます。

広く知ってもらって、もっと身近に感じてもらいながら、担い手と受け手のマッチングができてお互いの生活が少し豊かになるお手伝いも考えられたらいいなと思っています。