7つの取り組み

創るのインタビュー

「よし介工芸館」 支援員 仁加保 麻衣子

創る

図書館で一冊の本を手に取ったことがきっかけでした

美術系の大学を卒業し、入社した写真用品店は、楽しくやりがいもあり5年ほど勤めましたが、経営難からこの業界で長く勤めるのは難しいのかもしれない・・・と考えていた時に、ふと図書館で1冊の本を手に取りました。知的障がいの方を支援している方が書いた本で、利用者さんの素直な感性や表現力が文章から伝わってきて、とても温かい気持ちになり、この世界に飛び込んでみたいと思い、藤沢育成会に入職しました。最初に配属された入所施設での生活は、本の世界そのままでした。利用者さんから信頼されていることを実感し、人としての目には見えないものの大切さを学びました。最初は意思疎通がうまくとれませんでしたが、人間同士腹を割って話し、真摯に向き合ううちに、わかりあえる瞬間に出会える喜びは、他では絶対得られません。