日記
「聴覚障がい者」
「東京デフリンピック2025」が先月の15日に開幕をしました。デフリンピックの歴史は長く今年で101年目を迎えるとのことです。大会は各競技とも大変盛り上がっているようで手話で応援をしている様子やサッカー選手は音が聞こえないハンデを補うため首を多く振ることによって視野による情報収集をしていること、陸上のスタートの合図の歴史的変遷など各社で様々な競技について多様な視点で放送されていました。
また、11月1日からは神奈川県警察が、聴覚障がいがある方のための「手話リンク」サービスを全国に先駆けて始めたとの報道がありました。聴覚障がい者等の方が勤務員不在の交番、駐在所等を訪れた際、不在表示板や出入口等に掲示したQRコードをスマートフォン等で読み込むことにより、手話通訳オペレーターを通じて警察署の代表電話につながり、お問合せができるようなります、とのことです。
この「手話リンク」については、藤沢市が9月から、耳の不自由な人や発話が困難な人などがデジタル端末のテレビ電話を使い、手話通訳オペレーターを介して市庁舎の窓口に問い合わせできる仕組みとして導入した、とのニュースもありました。県内の市町村では初めてで、これまで来庁しなければならなかった人が自宅にいながら、各課の担当者とリアルタイムでつながれるとのことです。
近年、聴覚障がい者の社会参加を支える取り組みが広がっています。手話リンクの導入はその代表例です。こうした社会の変化から学び、知的障がい者の方々も地域で安心して暮らし、活躍できるように私たちも取り組みを進めていきたいと思います。
藤沢育成会では今月の6日に行われる「藤沢ふれあいフェスタ2025」で知的障がい者の世界を体験できるイベントを企画しています。大勢の方の参加をお待ちしています。
以上
(2025.12.1 理事長 倉重達也)