日記

湘南ジョイフルの施設長・課長日記

『神頼み』(サービスセンターぱる・湘南ジョイフル/課長大澤 健二)

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正月もだいぶ過ぎた1月中旬、特に予定の無い休みが取れ初詣へ。

去年12月下旬より、私の配属されているグループホームの利用者にコロナ陽性者が出た事から、1月初旬までは気の休まらない毎日と、何かしら予定のある休日のため初詣は先延ばし。その間、厄を感じるようなことばかりが・・・。

今日は平日の休日。外は晴天、無風・・・日差しは暖かい。 

そうだ!初詣に行こう!

毎年ではないのですが、だいたい毎年訪れる神社へ。

無礼にも、二礼二拍手一礼を忘れ賽銭を入れお祈りする私。

『きっとそれでも祈りは叶う!』

お参りを終え、石段を下りながら空を見上げると・・・あっ!梅だ!

写真をパシャリ。

コロナ禍であっても、生活や環境、苦楽が心身を疲弊させても季節は巡る。時は進む。

うん。私も進まねば。

何も予定の無い休日を満喫し、梅の花や蕾からほんの少しリフレッシュ。

私の場合きっと、仕事があり、社会での役割や地域社会に所属しているからこそ、味わう事ができた時間であったと思う。

『障害者虐待・権利擁護研修を受講して』 (サービスセンターぱる・湘南ジョイフル 副所長/宗像 喜孝)

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 新年を迎え、約1か月が経った。サービスセンターぱるではGH部署において、昨年末から1月の中旬まで、新型コロナ陽性者の対応を継続しており、年末年始という1年の区切りをそれほど感じられないまま新年を迎えたような気がする。あらためて、年末年始もなく、陽性者の対応に尽力してくれた職員に感謝を伝えたい。いわゆる「第8派」の感染流行の終息の目途が立っていない状況の中での、先日の首相の「新型コロナ5類に移行」の報道は、現場感覚としては前向きに聞き入れることが出来ない。重篤な症状を対応することは減少してきたが、依然として健康リスクの高い利用者への配慮は変わらず、引き続き、日々の体調管理、手洗い、手指消毒等の基本的な感染症対策を継続し、コロナの終息を迎えたい。

 さて、昨年末より「令和4年度神奈川県障害者虐待防止・権利擁護研修(障害者福祉施設等設置者・管理者コース)」を受講した。研修は、県内の市町村や障害者福祉施設等における障害者虐待防止や権利擁護の推進に寄与する人材を養成することを目的としている。また、①市町村等の障害者虐待防止担当職員、②県内の障害者福祉施設及び障害福祉サービス事業所の設置者・管理者、③県内の障害者福祉施設及び障害福祉サービス事業所の虐待防止マネージャー等、と受講対象別に3つのコースに分かれた内容になっている。研修の全てがこのご時世に対応したオンラインの研修になっており、10時間以上のオンライン講義とZoomを活用したグループワークであった。研修の主な中身は、虐待対応状況、障害者虐待防止法の概要、当事者の声、虐待防止委員会の役割等々、障害者虐待に関する多岐にわたる内容だった。

研修の内容の中で、「県内の障害者虐待の現状について」の報告があった。神奈川県内の虐待通報の件数、県が虐待と認めた件数、共に年々増加している。ここ数年、県で認定された障害者虐待の約7割以上が、知的障害のある人が被害者であり、身体障害、精神障害に比べてはるかに件数が多い。また、サービス種別でいうと、近年は共同生活援助(GH)が多く、次に障害者支援施設(入所施設)、放課後等デイサービスと続く。GHについては、昨今、新設の件数が急増しており、現場職員への適切な人材教育、人材確保等に特に課題があることが背景にあるという。また、加害者の傾向については、50代以上の職員がもっとも多く、経験年数の多い管理者クラスの職員の割合が多いことに失望する。キャリアがあるなしを問わず、いかに、社会的スケールをもとに客観性を持ちながら、現場の支援を日常的に見直していくことが大切だと感じる。法人が運営するGHは市内に12か所あり、約50名以上の職員が日々、サービスを提供している。障害者虐待のリスクが高い支援環境であることをスタッフみんなで認識し、虐待をする、しないといった最低限の支援を目指すのではなく、利用者の自己実現に向けたその先の支援が当たり前に実践できる支援環境を作っていきたい。

(写真)これまでオンライン研修をいくつか受講するが未だに慣れない・・・

波多江式インディアン的福祉論㉑  (サービスセンターぱる・湘南ジョイフル  所長/波多江 努)

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今回は、2つの言葉を紹介します。

ホピ族の「泣くことをおそれずに。泣くことは、悲しみにあふれたあなたのこころを解き放つ。」とミンカス族の「目に涙がなければ魂に虹は見えない」という言葉です。

少し前から「涙活(るいかつ)」という言葉がありますが、涙を流すことでストレス等の解消を図る活動です。感情を解放するために意図して涙を流す環境を作り、自らの心を開放し、心に晴れ間を作り出す。そして晴れやかになった気持ちは、虹が出てくるように前向きな状態にするといった一連の流れですね。

また、泣くという感情表出そのものが肯定されています。私もこれまでの仕事や生活で、役割をまっとうできていない時の悔しさや不甲斐なさで涙することは幾度となくあります。

私は、この2つの言葉を「結果は結果として受け入れる強さを持ちなさい。そして積み重ねてきた努力は否定せず、これからも挑戦していくために自分自身を手当てしなさい。」という言葉としてとらえられています。

しかし、私のようなネガティブな人間にとっては、分かっちゃいるけど、難しいんですよね。

「(将来の夢)インディアンになる」にはもっと修業が必要ですね...(笑)

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万物の創造主であるサンフェイスを小さなブロックで作成中

『またいつか。ではなく』 (サービスセンターぱる・湘南ジョイフル / 課長 大澤 健二)

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朝晩と寒い季節となりました。体調管理にはくれぐれも気を付けてください。

さて、新型コロナウイルス感染症対策もだいぶ変わり、今では「全国旅行支援」という、景気回復に向けた取組みが1011日から始まりました。このサービスは、どうやらGoToトラベルと異なるらしい。

ニュースでは、旅館や空港の映像と観光客がこの支援を受け「かなりお得ですね」と喜ぶ様子が流れ、「北海道また行きたいな~」と思う私。

新千歳空港から車で函館、定山渓、小樽、札幌と巡り、富良野へ出る行程は長距離の移動で疲れはしたが、豊かな時間を過ごしたのを今も鮮明に覚えている。

ドラマ「北の国から」が大好きな私は、北海道にとても興味があった。

初めて訪れたのは秋で、翌年は初夏に。旅行会社の知り合いを通して、かなり値引いてもらった。

富良野、布部、麓郷...。撮影地巡りの最後に、田中邦衛さん演じる黒板五郎の帽子がどうしても手に入れたく立ち寄ったのが、富良野にあった北の国から資料館。

その時に買った初代の帽子は、昨年まで愛用。写真の帽子は、黒板五郎がかぶっていたレプリカで、今秋から二代目となる。

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今、資料館は無いものの、この全国旅行支援のニュースをきっかけに、またいつか北海道を訪れたいと思う気持ちを思い出した今日この頃。今度は道北か道東を訪れよう。

今までも何かしらの場面で、「またいつか」「そのうち」などの計画性のない事を考えていたが、しっかりと期日を決めて日々を送りたい。

またいつかではなく来年の初夏には行こう。7月がいい。

『父権主義からの脱却を・・・』( サービスセンターぱる・湘南ジョイフル / 副所長 宗像 喜孝 )

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ここ数年大好きな秋が短くなっているようで、残念に感じることが多い。数十年後には、四季を感じることができる日本人が少なくなっているかもしれない。息子や娘が一緒に外出をしてくれる今のうちに、子どもたちに日本の四季の良さを伝えていきたいと思う。

さて、920日発刊の福祉新聞にて、『国連の障害者権利委員会が日本に対する初の勧告として、障害児・者の施設収容廃止(脱施設化)を求め、地域で他の人と対等に生活するための支援に予算配分を求めた』という記事があった。見出しには「父権主義からの脱却を・・・」とある。勧告の中では『「グループホームを含む特定の生活様式に住むことを義務付けられないように」と念を押した』とも書いてあった。父権主義とは、パターナリズムの日本語訳として用いられ、意味としては、強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援することをいう。福祉に携わっている人でさえ、「父権主義」の活字だけ見て、パターナリズムの意味と解釈するのは難しいのではないか。あらためて、異国の概念を日本語訳することの難しさを感じる。

記事の中では、国連の障害者権利委員会は、グループホームを脱施設化の対象施設として認識しているのが分かる。直近の津久井やまゆり園の再整備の動きや今の日本の福祉サービスの制度設計をみると、日本は上記の世界基準とは程遠いと感じることが多い。今年度、法人の3つの重点項目の中の1つの取り組みとして「日常を"社会的スケール"で見つめ直す」をテーマに取り組んでいる。個人的には、"社会的スケール"とはもちろん日本国内の概念だけではなく、世界的なスケールとも密接に関連していると捉えている。こういった機会を捉えて、世界の福祉の動向を注視することも大切であると感じる。

以前の日記にも書いたことがあったが、藤沢育成会への就職が決まり、入所施設に配属されたことを当時の大学のゼミの恩師に伝えた際、「今後、日本の入所施設は解体されるから、貴重な経験だと思って頑張りなさい」と背中を押してくれたことを思い出す。

(写真)3年ぶりの家族旅行で、栃木県の東武ワールドスクウェアへ。学生の頃のように、いつの日かまた本物のサグラダファミリアを見にスペインへ行きたい・・・。

今年の夏は!( サービスセンターぱる・湘南ジョイフル / 課長 大澤 健二 )

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こんにちは。サービスセンターぱるの大澤です。

前年度まで、みらい社でしたが、今年4月より、サービスセンターぱると、湘南ジョイフルの支援課長として働いています。

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さて、梅雨も早々に明け暑い日々が続いていますが、体調変わりないですか。

私は、暑いのが苦手ですが、なぜか今年は、今のところ耐えられています。

それは何故だろう・・。前々回の日記に、『健康第一は本当に大事だった』と、健康について触れた内容を書いたのですが、きっと、その効果の一つなのも知れないと思っています。

昨年の夏、仕事も休日も色々できなかった事がありました。今年の夏は、色々やれた!と、感じられる夏にしたいと思います。

皆さんは、どんな夏を描きますか?まずは、資本となるお身体ご自愛下さい。

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