日記

「一回だけ押してください」 (サービスセンターぱる 鈴木保志)

サービスセンターぱる

先日、ある飲食店で席に着くと、呼び鈴(店員を呼ぶボタン)に「一回だけ押してください」とマジックで書かれている。意図は客が店員を呼ぶために一度ボタンを押すも店員が一定時間来ない、遅いと感じると催促するため、ましてや飲酒で判断や感覚も鈍るので、幾度か押してしまうことをけん制するためだろう。店員からすると「大丈夫ですよ、わかっています、順番でお伺いしています、聞こえていますから」と客へのメッセージ、あるいは店員側の気持ちの配慮もあるかもしれない。

いざ自分も注文が決まりボタンを押すが「一回だけ」があるので、確実にボタンを押しこみ店員の接客を待つ。待たされる時間がとても長いと感じたので「一回だけ押してください」が悩ましくなる。確かに押した、ピッという発信音も聞こえた、店員が横を通過するたび疑心暗鬼になる。「一回だけ」が「何度も押すなよ!」に感じられ若干のストレスを抱える。結局店員を呼び止め、口頭で注文をしたが自分の性格も相まって「一回だけ押してください」に少々翻弄されてしまったと思う。お酒がすすむと「何が一回だけだ!」と押してしまう自分に「こういう客の為か・・」と気づく出来事でした。 

写真:とても大きく育ちました

この記事を書いた人

鈴木 保志

自宅にグランドピアノを設置している法人内随一のピアニスト♪仕事の疲れやストレスを旋律に乗せて‥‥♪…と言いたいところですが、もっぱらお酒に走ってしまう、反省の日々です。