日記

「誕生日」   ( よし介工芸館・アートスペースわかくさ / 施設長 妹尾 貢 )

よし介工芸館

10月は、誕生日でした。私は丑年なので、今年は年男です。年齢がわかってしまいますね。

誕生日は何がめでたいといって、この世に生を享けたことのありがたさを思い出させてくれることだと思います。誕生日プレゼント、などという習慣がありますが、命以上のプレゼントなど、あるでしょうか?

生まれたのは東京の新宿区だそうですが、さすがに憶えていません。

幼少期は中野区、小中高と練馬区で暮らしました。その後、1年だけ埼玉県所沢市にいましたが、湘南あおぞらが出来た1998年に藤沢育成会に就職し、その時に藤沢に引っ越してきて、今年で23年になります。

藤沢でのくらしが、人生の半分を超えるのも、もうすぐです。ここ数年は帰っていませんが、いまでも両親が暮らす練馬にかえると、毎年いろんなことが変わってしまい、よくわからなくなってきていて、もう、藤沢が自分の心の故郷(ホームタウン)といってもだれにも怒られないでしょう。

大人になってからのほうが世界が広がるので、東京に住んでいたころよりも、色々な人に出会い、その人たちからたくさんのことを学びました。

ほとんどが仕事の関係で知り合いましたが、なかには、趣味の世界で出会った人もいます。

釣った魚を持っていくと料理してお客さんに出してくれるお店のマスターがいました。マスターは漁師と店主の二足のわらじで、海のことをよく知っていて、釣りから帰ってくると、必ずマスターのところに寄って、いろんな話をしました。

いまはもう、あちらの世界に行ってしまったので、会うことも、話すこともかないませんが、まだ聞きたいこと、話したいことがたくさんあり、今度会った時には聞いてみようと、ついつい考えては、「そうだった、もう会えないのだった」と思い出します。

それ以外にも、この藤沢や海で出会った大切な人々がたくさんいて、いまはほとんど会う機会がない人もいますが、誕生日にそんな人たちのことを思い出し、暖かい気持ちになりました。

人を動かす原動力は、だれかのことを思うところから始まるのだな、とあらためて感じた誕生日でした。

↓いまは、自分で捌いて食べるしかないので、たくさん釣らないようにしています。

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この記事を書いた人

よし介工芸館 施設長
妹尾 貢

バイクにまたがり縦横無尽に動き回る習性を持っています。家に帰ればかわいい妻と、かわいいウサギ、そしてかわいい爬虫類に囲まれ、幸せな日々…!信念を貫く一面もあり、一時は炭水化物断ちもしていました~。(今は解禁!)