日記

自分なりの「丁寧道」 ( よし介工芸館 ・ アートスペースわかくさ / 施設長 妹尾 貢 )

よし介工芸館

「かつてない困難からは、かつてない革新が生まれ、

かつてない革新からは、かつてない飛躍が生まれるのです。」

Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」として市内で街づくりを進める、パナソニック株式会社(旧松下電器)創業者、松下幸之助さんの有名な言葉です。

われわれも今、かつてない困難に立ち向かっている真っ最中ですが、この経験が今後にいきるよう、現在の課題にひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたいと思います。

丁寧といえば先日テレビで、かつお節づくり職人・瀬﨑祐介氏と書道家・武田双雲氏の対談番組を見ました。武田氏もアトリエが市内にあり、藤沢にゆかりの深いかたです。

その中で武田氏が、さまざまなことに感謝の気持ちを感じて生きるうち、それが高じて「丁寧道」を提唱するに至った、というようなことを話しているのを聞き、感銘を受けました。

武田氏の「丁寧道」の内容はまだよく知らないので、自分なりの解釈であり、氏の著書の内容とずれているかもしれませんが「日常のひとつ一つすべてのことを、当たり前と思わず、大切に丁寧に、感謝の気持ちを忘れずに接し、扱うこと」で日常が豊かになるということだと理解しました。

時代とともに、いろいろな場面で、スピード感と効率化が進んで、自分が置いてきぼりになりそうですが、そうやって効率化した先に何があるのか?それで人生や生活が雑になっては意味がない。効率化されて生み出された時間で、日常をもっと丁寧に生きるのであれば、毎日の景色はもっと色彩豊かに感じられるのかもしれません。

この困難を乗り越えた先を想像しながら、ひとつ一つ丁寧にやっていきたい、そう思いました。

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この記事を書いた人

妹尾 貢

バイクにまたがり縦横無尽に動き回る習性を持っています。家に帰ればかわいい妻と、かわいいウサギ、そしてかわいい爬虫類に囲まれ、幸せな日々…!信念を貫く一面もあり、一時は炭水化物断ちもしていました~。(今は解禁!)