日記
『新年早々』(湘南だいち 課長 大澤 健二)
湘南だいち
皆さん、年末年始はどんな過ごしかたをされましたか?私の場合、久しぶりに体調を崩し横になる時間が多かったような気がします。
年が明け、医療機関も再開したころ、体調不良がもっとも酷く、内科に受診をしたのですが、新型コロナウイルスやインフルエンザ、肺炎の検査などおこないましたが、何も原因がわかりませんでした。
医師とのやり取りの中で「ただの風邪【かぜ】ですかね?」と問いかけると、医師より「ただの風邪というものは無い」と言われました。続けて、「風邪とはどう漢字でかくか?」と投げかけられ、私は「風【かぜ】に邪魔【じゃま】の邪【じゃ】」と応えると、医師より「風邪という言葉の風しか読んでいないよね?」「それでは、邪魔の邪はなぜ読まないのか?」と、更に問いかけられた私はポカンとしてしまいました。
医師曰く、「風邪【かぜ】は【ふうじゃ】とも読み、今のように医学が発展していなかった頃、名前のつかない病に対し【ふうじゃ】と呼んでいた。だから、風邪【かぜ】などという名の病は無い。」と、新年早々、説法のような教えと薬をいただきました。
では、支援の話につなげて考えた場合どうでしょうか。
私たちが日常使う言葉や利用者が発信する言葉。普段、何気なく気に留める事の無い『言葉』を気に留めてみて下さい。実にそれは面白く、それ自体を理解する事で「言葉」の成り立ちや重みに触れる事ができ、自身の成長の糧となるのではないでしょうか。
そんな事を「新年早々」感じ考え、私は過ごしていました。
本年も宜しくお願いします。
この記事を書いた人

大澤 健二
北の国からの黒板五郎にあこがれて20年。外見はクールに見えて、実は熱すぎる情熱の持ち主。障害福祉にとどまらず、児童養護施設や重心施設、そして八百屋さんまでと異色の経歴の持ち主。