日記
声をかける前の"あいだ" (相談支援プラザ・よし介工芸館・アートスペースわかくさ 施設長 小野田智司)
声をかけようか、
それとも、そっとしておこうか。
ほんの一瞬のことですが、
その"あいだ"には、
いろいろな気持ちが行き来しています。
相手の様子を気にしたり、
自分の今の状態を考えたり。
その数秒の"あいだ"に、
迷いやためらい、そして勇気が
詰まっているように思います。
施設の中でも、街の中でも、
ふと気になる方を見かけたときに、
少し立ち止まり、
目で追うことがあります。
「今、声をかけていいのだろうか」
「もう少し、そっとしておいたほうがいいのだろうか」
その迷いは、
決して消極的だから生まれるものではなく、
相手を大切に想うからこそ
生まれるものなのだと感じています。
障がい福祉サービスの場では、
「支援する人」「支援を受ける人」と
分けて語られることが多くあります。
けれど、実際の関わりの中では、
その境界がはっきりしない場面のほうが
多いようにも思います。
声をかけるか、かけないか。
手助けするか、見守るか。
そのどちらでもない時間の中で、
関係は少しずつ
形づくられていくのかもしれません。
昨秋(2025年秋)に藤沢育成会が取り組んだ
「まちのいんくるひろば」も、
そんな時間を大切にできる場だったように思います。
話す人もいれば、
話を聴く人もいる。
立ち止まる人も、
ただ通りすぎる人もいる。
支援する/されるという役割ではなく、
同じ時間と空間を共有すること。
そのこと自体に、
確かな手応えがあったように感じています。
声をかける前の、ほんの一瞬。
その迷いを大切にできることが、
支援や地域のやさしさにつながっていく。
そんな気がしています。
■表紙の写真■
よし介工芸館の階段の風景です。
時折、作品が入れ替わります。
私自身も、ふとした時に立ち止まります。
きっと、
よし介工芸館のみなさんも、
同じように足を止め、
少しの"あいだ"を過ごしているのだろうなぁと思います。
この記事を書いた人

管理職の中で女子力(?!)の高さダントツNO.1!いつの間にか女性の輪の中心にいることも?!お手製の編みネクタイを身に着け颯爽と、テンポ良く仕事をこなします♪井戸端会議も大好物~!さぁ、みんなで楽しくお仕事しましょう!
