日記

骨髄提供体験記④ (湘南ゆうき村・法人事務局 高橋宏明)

法人事務局
湘南ゆうき村

前回までの体験記はこちら

骨髄提供体験記①

骨髄提供体験記②

骨髄提供体験記③

8月上旬【入院初日】

真夏の晴れた朝。

次女を保育園、夏休み中の長女を学童へ送り届け、病院へ。

10時30分、骨髄バンクのコーディネーターが付き添い、入院手続きを開始。

受付は10分ほどで完了し、

骨髄バンクから「入院支度金」として5,000円を受け取る。

ここからは単独で病棟へ移動。

案内されたのは、トイレとシャワー室付きの個室。

251001写真①.jpg

初日は術前入院のため、手術説明がある以外は自由時間。

持参した積読本をこの機会に一気に読み終え、

必要もないのに施設長全員のGoogleカレンダーをチェック。

これもすぐに終了。

テレビカードを購入して、開幕したての甲子園を観戦。

やることがなくなったので病院内を散策することにした。

がん専門の総合病院で「暗い雰囲気」を勝手に想像していたが、

院内は明るく整理されており、そうしたイメージは感じない。

看護師たちは、移動可能なカート式のパソコンで立ちながら業務をこなす。

見ていてとてもかっこいい。

初めての入院。しかも「元気だからこそ」の入院。

どう過ごせば良いのか分からず、

ベッドの背もたれを上げたり下げたりして、なんとなく時間を過ごした。

251001写真②.jpg

12時過ぎ、昼食が配膳される。

昨日から同姓の入院患者が3人もいるらしく、

採血や食事のたびにフルネームで確認される。

少し面倒だが、この徹底ぶりには安心感があった。

食事は温かいおかずと冷たいデザートがしっかり分けて提供される。

251001写真③.jpg

思わず「これ、加算ついてるんだろうな」と、

職業病的な目線でチェックしてしまう。

18時30分、夕食を済ませ、翌日の手術に向けて3つの制限が課される。

①間食は禁止

②飲み物はOS-1のみ可(3本支給)

③翌朝6時以降は絶食

251001写真④.jpg

OS-1を飲んでおくと、麻酔の効きが良くなるんですよ」

と看護師さんが教えてくれる。

22時、「手術に備えて早めに眠りたい」

そう思えば思うほど、逆に寝付けない。

病院の個室とはいえ、入口に鍵はなく、定期的に看護師が見回りに来る。

0時、看護師さんに相談したところ、睡眠導入剤を処方してくれる。

服用後、すぐに眠りについた。

次回は、入院2日目骨髄摂取手術についてお伝えいたします。

9月23()、湘南ゆうき村の30周年感謝祭を開催しました!

たくさんの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。

そして本日、2025101日で湘南ゆうき村は30歳を迎えました。

ここまで歩んでこられたのは、支えてくださった皆様のおかげです。

これからの湘南ゆうき村も、どうぞあたたかく見守り、

一緒に歩んでいただければ嬉しいです。

今後ともよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

高橋 宏明

藤沢育成会のミスター・ムードメーカー。クールな眼差しで、場の空気を瞬時に読み、あっという間にハッピーな空気を作ります。仕事への思いは熱く、新しいことにもどんどんチャレンジ!オフでは、心優しきパパ。子どものために、今日も頑張ります!