日記

みらい社の施設長・課長日記

季節の中で (湘南セシリア、みらい社 施設長 石塚 和美)

みらい社
湘南セシリア

 4月7日の緊急事態宣言を受けて、宣言解除までの3か月間は利用者、ご家族、職員とともに新コロナウイルス感染予防対策や健康管理を行いコロナ禍をのりこえてきました。ご協力いただきました利用者、ご家族、職員、関係機関の皆さまに深く感謝申し上げます。5月25日にようやく解除となりましたが、7月17日に神奈川警戒アラートが発出され、新しい生活様式を取り入れながらこれからの日常を過ごしていきたいと思います。

このような中でも、季節は確実にめぐり夏を迎えようとしています。日常も少しずつですが戻ってきていると感じる瞬間があります。湘南セシリアでは七夕企画や前庭での夏まつりイベントの開催。みらい社は新しい作業種やサークル活動の取り組み方の検討など。

また、地域の中でも子どもたちの登下校時の元気な声や中学校校庭での部活動の朝練風景、道端の草花や生き物たち。自分とかかわりのない人やものからも元気をたくさんもらっていることを改めて感じました。

梅雨のあけた湘南の空を見上げながら、この夏は何をして過ごそうかと考えています。

『違和感に立ちどまれ』(みらい社課長 大澤健二)

みらい社

こんにちは!みらい社の大澤です。

今回、『違和感に立ちどまれ』をテーマにエピソードを紹介させていただきます。

では、お付き合いください。

エピソード① 『深夜の停留所』

舞岡公園の森を抜け、私の住んでいる町へ続く帰り道には停留所があります。

深夜、その停留所のベンチに人影が・・・。

「ん?23:30を過ぎてるからバスなんてないなぁ」と、通り過ぎた停留所へ戻ると、おばあさんがベンチに座っていました。

車を停め、おばあさんに「もう、バスは無いけど何してるんですか?」と聞くと、「バスが来るのを待ってるんですよ」と。

「おばあさんさ、一人でここに来たんですか?」とまた聞くと、森の中の街灯を指さし「主人と一緒に舞岡公園に来たんですよ」「あそこに主人が見えるでしょ」。

その後、警察に迎えに来てもらい、私は自宅へ。きっと無事に戻るべき場所へ帰ったのでしょう。

エピソード②『二十歳です』

湘南ゆうき村からドリームハイツに向かう通りは、左右に畑が広がっています。

そして、両側の歩道には白い柵が長く続いています。

ある夜、車を走らせていると、おばあさんが白い柵につかまりながら、ゆっくりと一歩ずつ歩いていました。

コンビニで車の向きをかえて戻り、「おばさん、どこいくの?」と聞くと「家に帰るとこだよ」と。「おばあさん、家どこですか?」と聞くと、「深谷町です」と答えてくれました。

んー。・・・方向が違う。深谷町は、私の向かってた方向だなぁ。

「おばあさん、何歳ですか?」と聞くと、「二十歳です」。「おばあさんは二十歳なんですね。若いですね」。警察の車両が来るまで昔話を聞かせてもらいました。

エピソード③『迷子』

夏に、横浜駅のビアガーデンで旧友たち会う機会がありました。

私は、ちょっと遅刻して到着。横浜駅西口は、週末とあってやはり人通りが多い。

人と人がすれ違うあいだに、男の子がポツンと立っていました。ん?迷子だ。

声をかけると、「○○(弟)とおばあちゃんと来たけど、おばあちゃんたち居なくなった」と教えてくれた。「じゃあ、○○(弟)とおばあちゃんを見つけるから、おじちゃんと一緒におまわりさんの所にいって、△△君は待ってようか」。手をつないで交番に行き、状況を伝え○○とおばあちゃん探しへ。居た!きっとこの人だ!

「△△君のおばあさんですか?」そう声をかけると、その通りだった。

おばあさんに状況を伝え、一緒に交番へ。「△△君。おばあちゃん見つけたよ」と声をかけ、私はその後、旧友たちが待つビアガーデンへ。

気持ちのゆとりに左右されず、違和感があると気になり立ち止まる性分を大切に持ち続けていたいと思い書きしたためました。

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「チャレンジ」(湘南セシリア、みらい社 施設長 石塚 和美)

みらい社
湘南セシリア

今年の冬は、新コロナウイルス感染予防対策のために、不要不急な外出や学校の休校、イベントの中止など、生活に大きな影響がありました。消毒薬、マスクはまだ品薄状態です。法人の事業所でも衛生管理や健康管理をおこなっているところです。一致団結して乗り切りたいと思います。

私自身も外出を控える日々ですが、休みの日は近所へ散歩、お彼岸には家族を車に乗せてお墓参りに行きました。この冬は、あたたかで道ばたの花や桜も例年より早く咲いているようです。空の下、公園やお散歩を楽しんでいる皆さん、そして私自身もリフレッシュした時間を持つことができたと感じています。

2020年度となりました。4月より湘南セシリア、みらい社へ異動となりました。湘南セシリアは、私が初めて勤めた場所。みらい社は初めての場所ですが、いつもお隣のセシリアから働く社員(利用者)さんのことを応援していました。利用者、ご家族、職員の皆さま、これからどうぞよろしくお願いいたします。そして、3月までお世話になった皆さま、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 2020年度。住まう場の湘南セシリアは、今年で設立32年目。生活している利用者一人ひとりにとって住みよい環境づくりをしていきます。就労支援をするみらい社は、創立30年を迎えます。「みらい社品質の向上」を継続し、企業への就労を目指すとともに、新しい作業としてパン製造販売開始にむけて取り組みます。湘南セシリア・みらい社ともに、地域の行事など積極的に参加してそれぞれの魅力を発信していきます。

私にとってもチャレンジの一年にしていきたいと思います。

湘南セシリア、みらい社

施設長 石塚 和美

無いなら作る!~マスクをつくってみた~(みらい社 大澤健二)

みらい社

新型コロナウイルスの流行で、社会全体が不安な今、私たちの身の回りも色々と影響が出ています。

影響の一つとして、マスク不足は花粉の飛散時期であり、インフルエンザもまだ心配が残る季節としては大きな出来事とだと思います。

毎日帰宅時には、ドラッグストアに立ち寄っているのですが、欠品であったり枚数が少ないのに高額であったり。

そこで、「無いなら作るか!」と、髪を結うゴム紐とガーゼを100円ショップで購入。

早速、家でマスク作りを開始。ミシンを出して準備を進めると、なんとボビンがない・・・。

では、手縫いにするか!と、糸と針を用意して形状をイメージ。

次に、ゴムの長さとガーゼの幅を決め、いざスタート。

ゴムがずれないよう、待針で両サイドを止め、洗濯をしても型崩れや糸のほつれがないよう、まつり縫いで仕上げ完成。

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実際に使ってみたところ、口の周りにゴワゴワ感がありましたが、むかーし、給食当番で使ったことのあるマスクの出来上がり。ちょっと失敗したのは、洗濯したら少しガーゼが縮んでしまったので、イメージより2mmか3mmくらい横幅を長くとれば良かったなぁと思いました。

みらい社 大澤 健二

何気ない風景に目を留めてみた(みらい社 大澤健二)

みらい社

娘が「良い爺さんに連れられて~♪」と歌っているのを聴いて、それは「異人さんに連れられて~」だよ。と私は伝え...あっ、確かめに連れて行ってみよう!と思い週末出かけました。

『赤い靴をはいた女の子』がいる山下公園は、自宅から車で20分ほどの場所。

休日、娘を連れ山下公園へ散歩に。

赤い靴をはいた女の子の像を前に、まるでご利益がある像を撫でまわすかのように扱う勢いでハシャグ娘。