日記

よし介工芸館・アートスペースわかくさ 合同勉強会

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

10月に入り、秋の気配が少しずつ感じられるようになりました。
今回は、まだ残暑が厳しかった9月下旬に開催された よし介工芸館とアートスペースわかくさの合同勉強会 についてご報告します。

午前の部

午前中は3つのグループに分かれ、次のテーマを順に学びました。

  • チームワーク形成
  • 障がい理解
  • 法定研修(障がい者虐待・防災・感染症について)

「チームワーク形成」では、ワールドワンダーツアーというカードゲームを用いて取り組みました。
世界の名所を巡る設定のゲームで、カードを引くたびに参加者同士が声を掛け合い、笑いが起こる場面も。普段の業務とは少し違った形で協力し合うことで、自然と打ち解け、チームとしてのつながりを実感することができました。

「障がい理解」や「法定研修」では、日頃の支援での気づきや課題を持ち寄りながら意見を交わしました。
特に「防災」「感染症」といったテーマでは、実際に直面しやすい場面を想定しながら学ぶことができ、「すぐに現場で役立てられる」といった声もあがりました。

和やかな雰囲気の中で、真剣に学び合う時間となり、お互いの経験や考えを共有することで新しい視点を得られる充実した午前の部となりました

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午後の部

午後は、よし介工芸館とアートスペースわかくさを併用して利用されている方をテーマに、グループスーパービジョンを行いました。
「手がかりシート」を使いながら、一人ひとりが感じていることや支援の工夫を出し合い、質問や意見交換を重ねました。

「ここはもっと工夫できるのでは」「こんな関わり方を試してみてはどうだろう」といった前向きな提案が多く出され、参加者同士で新しい視点を学び合う姿が印象的でした。
支援者一人ひとりの言葉がつながり合い、利用者さんの理解がより深まっていく様子が感じられる時間でした。

時折、うなずき合ったり「なるほど!」と声があがったりする場面もあり、現場での悩みや工夫を共有することで、安心感や連帯感が広がったように思います。
学び合いの中から、「利用者さんが安心できる関わり方を増やしたい」という共通の思いが自然と生まれていました。

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今回の勉強会で得られた学びを、よし介工芸館・アートスペースわかくさの支援現場で日々活かしてまいります。