日記

施設長・課長日記

映像の温度 (湘南ゆうき村 課長 高橋 羽苗)

今年度の「いんくるウィーク」の企画として、地域の方やお世話になっている方々にも動画出演のご協力をお願いしています。

各事業所でお世話になっている方の撮影をさせていただくのですが、技術がないので、とても難しい...。コロナ禍で動画を使う機会は増えましたが、私自身慣れないこともあり、これまではその場にいてもなんとなく居心地の悪さを感じていました。

それでも今回の撮影は、ご出演いただく方にも楽しんでもらえるよう一緒に楽しむ!そしてその雰囲気を伝えることを目標に...。

慣れない撮影者ではありますが、それでも一緒に同じ時間を共有すると、出演していただく側も周りの方も一緒に盛り上げてくださり、皆さんのとってもいい表情を撮らせていただけているように思います。

動画の依頼やチェックをしていると、たくさんの方のお力で私たちの日々が成り立っているんだなぁと改めてつながりを感じられる機会となりました。

「課長日記」  (サービスセンターぱる 支援課長 鈴木 保志)

サービスセンターぱる

法人広報委員会から課長日記の掲載依頼案内があり、もうそんな時期?と驚く。いつもそうだ、他の業務同様に仕事の意識、段取りに問題があることは言うまでもない。

さて、何を書こうかと毎回部屋の中を眺め、視界に入るものからイメージを膨らませている。これも意識、段取りに問題ありか。「さて書くぞ、何を書くか・・」と酒の肴に考え始めると、もうどうでもよくなってくる。

文章がとても苦手だった小学生の頃(今もそうだが・・)、父親が私の読書感想文を読み「あらすじ」は感想文ではないことを指摘していたことを覚えている。何を言っているのか当時は分からなかったが、確かにあらすじを書いていた。「感想」ではなく「あらすじ」の為、読むと本の内容が大方理解できる。指定の文字数に到達出来そうにない時、終盤は詳細が記されたあらすじとなる。

日記、作文、論文、感想文・・さまざまあるが、そもそもこの文章は日記として成立しているのか?この機会に整理しておこうと思う。

『健康第一!』は、本当に大事だった。 (みらい社 課長 大澤 健二)

夏も終わり、秋の気配が少しずつ感じられる夕暮れ。

今回、健康の大切さについて痛感し、生活習慣の見直しと改善を図り始めた話を書きます。

(それ程の年齢ではないのですが)まだ若いと思っている日々。新年を迎えた頃、体調に変化が・・・。

近所の病院に受診したところ、紹介状を受け取る事に。

総合病院で検査。3つの科を受診すると、どうやら健康ではない事が判明。

医師より、色々と今後の事、治療やら服薬やらの説明を受ける中、この機会に「健康体質になりたい!」という思いが生まれてきました。そもそも、健康は、大きな負担やケガ、事故などに気を付けていれば大丈夫と言った無知な考えで生活していた私。

検査結果や医師の話を聞く中、そろそろそれも、そうでは無い世代に入ったのだと自覚しました。

まず、生活習慣で改めたのが睡眠前の食事と飲酒。

毎日、人に話すと驚かれる量で飲んでいたビールなどは一切飲まなくなり、同時に、夕(夜)食の好物の米や米料理、ラーメンなど炭水化物の摂取も控えめに。「チャーハン大盛!」「チャーシュー麺大盛!濃い硬で!」というオーダーを当たり前にしていましたが、もちろん今では大盛注文はしない。夕食の炭水化物は、時々食べる程度で、20時以降の食事は、食べないか野菜だけにする。

飲酒、夕(夜)食の炭水化物の喫食を控える事を続け、野菜とカニカマを中心とした食事を続けた結果、なんと!20代30代前半に穿いていたズボン、着ていた洋服が余裕を持って着用できる体型に。

目には見えない体内を休ませる事も意識し、働き方、睡眠時間も改善。慢性的な疲労感は殆ど無くなり、活力が徐々に戻って来ているのを感じる今日このごろ。

次に取組むのは、喫煙の卒業と定期的な運動の機会をつくる事。健康であるための生活習慣改善を続けていきます。

健康でない状態の不便さを味わった事は、「健康第一!」の言葉が深く腑に落ち体調の変化がきっかけで私は生活習慣の改善を取組み始めましたが、もしも、みなさんの中で、いずれ改善しようかな・・・と思う方がいらしたら、是非、今日からできる事から取組んでみて下さい。きっと、良い何かが得られるのではないでしょうか。

『虹って何色ありますか?』 (湘南あおぞら  課長 石川 大助)

8月の雨上がりの朝、出勤のため自宅を出て住宅街を過ぎた辺りで空に虹がかかっているのに気づいた。それだけで嬉しくなりますが、よく見ると薄っすらともう一本かかっていて、なんと二重の虹でした。テンション上がって写真を家族にメール!

雨上がりではあるも、晴れているわけではないのにと思いまながらも、なんとも幸運を感じる朝でした。

その後、ちょっとスマホで二重の虹について検索してみると、虹にはいくつか種類がある事が分かりました。

主虹(一般的な虹) 

副虹(二重に掛かる虹)

過剰虹(内側に繰り返すように色が見える虹)

反射光虹(水面等に反射した太陽の光が、再び雨粒に反射されてできた虹)

霧虹(太陽の光が霧に反射して見える虹)

月虹(夜に月の光で生じる虹)

水平虹(太陽の下の薄雲の一部に出来る虹)

夜に虹が見えることがあるなんて、なんとも幻想的な虹まであるのだと知りました。

日本人は『虹って何色(なんしょく)ありますか?』と聞けば「7色」と答えますが、ドイツでは5色、他にも8色、2色と答える国もあるようです。微妙な色を表現する言葉があるかないかによって違いがでるようです。さらには、見る側が虹を「何色と見ようとするか」によっても違うそうです。

言われてみれば、、、。小さい頃から虹は7色と耳にして、その色の分け方の概念が当たり前なので7色に見ようとしていますし、そうとしか思えません。画像を見ても7色のグラデーションの境を探すように色を数えてしまいます。

もし、自分が他の国で育ったら『3色です』『5色!』と当たり前に言っているかもしれないと思うと、育つ環境によってとらえ方がつくられているのだと改めて感じました。

余談ですが、虹を見て以来、通勤時に空を見上げる事が多くなりました。建物の上に広がる毎日違う空模様に魅かれてしまいます。

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〜散歩道〜   (相談支援プラザ / 課長 一戸香織)

9月に入り、朝晩と過ごしやすい季節となりました。

コロナ禍の状況は変わらない中、働き盛りと言われている年代の方々がジョギングやウォーキングなどで身体を動かしている姿を見かける事が多くなりました。

昨年から始めたウォーキングも、冬の寒さや夏の暑さを理由に家に居る時間が増えていました。

気が付かないうちに、身体だけでなく心も何だかおとなしくなった気がしています。

「ウォーキング!」と構えて思うから、自分に密かなプレッシャーを掛けているのではないかとも思います。

ここ最近、何だかテレビの音や車の音、生活音が気になる様になっていたこともあり、季節の変わり目をきっかけに、今度は「散歩」として気軽に歩いてみようと思いました。

川の流れる音、鳥の声、耳を澄ますと日常生活の中で、忘れていた小さな音がとても心地よく感じました。

音を意識してみると、日常の中で気になる音がたくさんあると改めて気が付きました。

電話の声の大きさ、ドアの開閉、椅子に座る時など、様々な音は、自分だけでなく相手にも伝わる音でもあります。

仕事をする中で、日々慌ただしさや忙しさを感じる音・感じさせる音は、ちょっと配慮するだけで、様々なことをお互い話しやすい雰囲気に繫がる感じがします。

心地よく感じる音を意識しながら、日々の生活・仕事をして行きたいとあらためて思いました。

秋の夜長、様々な虫の声が聞こえて来ます。

ちょっと耳を澄ませる時間と心の余裕を持ちたいと感じた散歩時間でした。

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「相模原障害者施設殺傷事件から5年・・・」   (湘南だいち・法人本部事務局 / 課長 宗像 喜孝)

コロナ禍で迎える夏休みも今年で2年目となりました。先日、息子が「ペットを飼いたい」と言い始めたのですが、我が家はマンション暮らしでペットは飼えないため、自宅のベランダでミニトマトを育てることにしました。この夏休み中、「ミニー」と名前を付け、ほぼ毎日自分で水やりや傷んだ葉を取るなどの世話を熱心にやっています。現在では、立派な実を沢山つけ、元が取れるほどの収穫が出来るようになりました。このコロナ禍で子どもたちが夏休みらしいことを経験出来ずに、何かと制限がありつまらない夏だと感じていると思いますが、いつの日か、「ミニー」との出来事を思い返し、微笑ましく家族で話せる日が来ることを祈っています。

さて、相模原市にある県立の障害者支援施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件が起きてから、726日で五年が経ちました。81日には、新しく再建された園で開所式が行われ、仮住まい先で生活されていた入所者約50人が新生活を開始しました。12月からは、仮居住先の芹が谷地域において、定員66人の「芹が谷やまゆり園」が開所されます。

事件が起こった日のことは今でも記憶に鮮明に残っています。当時、「津久井やまゆり園」と同じ、法人内の障害者支援施設で管理職として働いていました。起床してから、あることもないことも、これから起こるであろうことが目まぐるしく頭の中を駆け巡り、平常心を保つことだけを繰り返し繰り返し唱えながら、通勤したのを覚えています。植松死刑囚は、元施設職員ということもあり、職場でも類似した事件が起こらないか、今まで一緒に働いていた同僚、部下すら、事件を起こす可能性を考えざるを得ないと内心思うこともしばしばありました。

事件から5年・・・。この間、極端な議論も含めて多くのメディアで取り上げられ、国や各市町の自治体、民間団体等が事件を受けて、様々な取り組みがなされてきました。しかし、この事件で一番大切に取り上げられるべき、障がいのある当事者の生活において、目に分かるようなQOLの向上がなされたでしょうか。個人的には、事件において、当事者も含めてそれぞれが自分なりの考えを持つこと。そして、事件を風化させずに皆で議論を止めないことが大事だと思っています。是非、この5年を節目と捉えて、職場や仲間同士など、色々な場面で、この事件について議論してみてはいかがでしょうか。

10月から小田急江ノ島線の長後駅から徒歩35分の場所に、新規生活介護の事業所として「湘南ジョイフル」がオープンします。「障害があってもなくても当たり前の生活が、地域で送れる社会の実現」と「画一的ではない、当事者本人のニーズに合わせた多様な生活の在り方をサポートできる事業所」を目標としています。職員間でもこの事件について議論し、感じたことを日常のサービスに生かしていきたいと思います。

(写真)収穫時期の「ミニー」