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施設長・課長日記
声掛け (湘南ゆうき村 高橋羽苗)
新型ウイルスの流行の影響で、プロ野球のオープン戦が無観客試合として開催されました。観客の応援がない静かな環境の中で、ボールのキャッチの音、バットで打つ音などが聞こえると話題になっています。
私が「違い」を感じたのは、選手たちの声。普段から、ホームランやナイスプレーがあったときには、ベンチ席で喜んでいるチームの様子が見られますが、なかなか声までは聞き取れず、映像でも表情やジェスチャーなどで「喜んでますね」などと解説者が説明をしていたり、観戦に行ってもなかなか聞こえてはきません。
普段から、「お互いに声を掛け合って」「確認して」という言葉をよく使います。チームでの仕事の中で、確認や質問、共有のために声をかけあうことはありますが、選手たちの声掛けはそういったものだけではなく、士気を高めたり、一緒に喜ぶ声。時には相手のプレーを称賛している声。チームプレーの野球では当然のことなのかもしれませんが、チームで仕事をしていく中で、そういったことがなかなかできていないことに気づかされました。
新年度を迎え、また新しいチームとなっていきます。残り半月の今のチームと新しいチーム。チームでの「声掛け」を大切にしていきたいと思います。
写真:満員の横浜スタジアム。そうはいっても応援できる日が待ち遠しいです。
「一回だけ押してください」 (サービスセンターぱる 鈴木保志)
先日、ある飲食店で席に着くと、呼び鈴(店員を呼ぶボタン)に「一回だけ押してください」とマジックで書かれている。意図は客が店員を呼ぶために一度ボタンを押すも店員が一定時間来ない、遅いと感じると催促するため、ましてや飲酒で判断や感覚も鈍るので、幾度か押してしまうことをけん制するためだろう。店員からすると「大丈夫ですよ、わかっています、順番でお伺いしています、聞こえていますから」と客へのメッセージ、あるいは店員側の気持ちの配慮もあるかもしれない。
いざ自分も注文が決まりボタンを押すが「一回だけ」があるので、確実にボタンを押しこみ店員の接客を待つ。待たされる時間がとても長いと感じたので「一回だけ押してください」が悩ましくなる。確かに押した、ピッという発信音も聞こえた、店員が横を通過するたび疑心暗鬼になる。「一回だけ」が「何度も押すなよ!」に感じられ若干のストレスを抱える。結局店員を呼び止め、口頭で注文をしたが自分の性格も相まって「一回だけ押してください」に少々翻弄されてしまったと思う。お酒がすすむと「何が一回だけだ!」と押してしまう自分に「こういう客の為か・・」と気づく出来事でした。
写真:とても大きく育ちました
無いなら作る!~マスクをつくってみた~(みらい社 大澤健二)
新型コロナウイルスの流行で、社会全体が不安な今、私たちの身の回りも色々と影響が出ています。
影響の一つとして、マスク不足は花粉の飛散時期であり、インフルエンザもまだ心配が残る季節としては大きな出来事とだと思います。
毎日帰宅時には、ドラッグストアに立ち寄っているのですが、欠品であったり枚数が少ないのに高額であったり。
そこで、「無いなら作るか!」と、髪を結うゴム紐とガーゼを100円ショップで購入。
早速、家でマスク作りを開始。ミシンを出して準備を進めると、なんとボビンがない・・・。
では、手縫いにするか!と、糸と針を用意して形状をイメージ。
次に、ゴムの長さとガーゼの幅を決め、いざスタート。
ゴムがずれないよう、待針で両サイドを止め、洗濯をしても型崩れや糸のほつれがないよう、まつり縫いで仕上げ完成。
実際に使ってみたところ、口の周りにゴワゴワ感がありましたが、むかーし、給食当番で使ったことのあるマスクの出来上がり。ちょっと失敗したのは、洗濯したら少しガーゼが縮んでしまったので、イメージより2mmか3mmくらい横幅を長くとれば良かったなぁと思いました。
みらい社 大澤 健二
『春の匂いとリラックス』(湘南あおぞら 石川大助)
ついこの間、通勤中に「沈丁花(じんちょうげ)」の匂いが一瞬香った。
沈丁花は春先に小さな毬のような塊になって咲く香りの強い花で、季節を感じさせてくれるこの時期の代表的な花の一つだ。
人それぞれに好きな匂い、リラックスする匂いはあると思うが、私の場合は入れたてのコーヒーの香りが何とも落ち着く。
コーヒー好きの私としてのベストは、挽きたての豆で入れたコーヒーの香りだが、もっぱら手軽な1回分のドリップコーヒーが重宝している。
日に飲む回数はインスタントの方が多いかもしれないが、、、
しかし、残念なことに花粉が飛び散るこの時期は、鼻がつまって匂いを感じにくくなっていることが多いのでリラックス効果は半減している。
そんな時期でも気軽に楽しんでいるのが、入浴だ。湯船に我が家で取れたレモンを数個ずつ入れると爽やかな香りと湿度がよい感じに混じって広がりかなりのリラックス効果が得られる。
レモンを触っているだけですっきりとした気分になれる。私の思いこみと色の効果もあるのかもしれない。さらに手軽な入浴剤と合わせれば色々と楽しめる。
いまだコーヒー風呂は試したことはない。
2、3か月間位の期間限定であるが、これからの通勤道中は、沈丁花の香りが一層強く香ってくるのが楽しみだ。
それぞれのリラックス方法で春を迎えてください。
〜ひな祭り〜(相談支援プラザ 一戸香織)
先日、お伺いしたお宅の居間にお雛様が飾ってありました。
玄関を入ると目の前に、7段飾りのお雛様!!
とても品格を感じたのと同時に年代を感じました。
7段飾りは、普通の家では見かけた事がなく、まだ2月に入ったばかりで、少し早い飾り付けに感じたので、「もうお雛様飾りを出す時期なのですね」と話しました。
すると、そのお雛様は代々受け継がれてきた100年前からのもので、毎年飾っているとの事でした。
100年前から毎年家族を見守って来た歴史と、変わらずに毎年飾って来られた方々に感慨深いものを感じました。
お雛様は、毎年節分が終わり、立春の頃から出しているそうです。
節分で豆まきをして厄を払ったあとに飾るのがよいとされ、桃の節句は「春の節句」という事もあり、春の訪れを告げる立春の頃に出すのが最適だそうです。
そのお宅では、春の訪れを感じる一つの行事として、毎年恒例でお雛様を飾っているとの事でした。
そういえば、私が小さかった頃も、母が毎年お雛様を飾っておりました。
あのお雛様はどうしたかな?と、ふと思い出して実家の母に連絡したところ、
私たち子どもが成長し、巣立ってからも変わらず毎年飾っているとの事でした。
もう30数年も、実家のお雛様飾りを見てない事を思い出しました。
春の訪れを感じる頃、小さい頃毎年見ていたお雛様飾りに、久しぶりに会いに行きたいと思いました。
~友人宅のお雛様~
84歳になるお母様が子どもの頃からのお雛様です。
子どもたち作成の飾りも増え、それぞれの思い出があります。
『「ダブル成人式」から思うこと・・・』(湘南だいち 宗像喜孝)
2月といえば、節分の季節です。ここ最近は、節分の行事にはつきものの「恵方巻」の食品ロス問題の話題の方が盛り上がり、そもそもの行事の意味や内容については置き去りにされているように感じます。ちなみに過去に住んでいたことのある屋久島では、大豆ではなく落花生を鬼に投げつけます。落ちても中身には影響されず、しかも、飛び散らずに後片付けが楽でした。とても衛生的で合理的です。
さて、最近「ダブル成人式」というイベントを各地域の自治体、他が行っていることを知りました。イベントを行うに至った経緯としては、20歳の時に何らかの理由で、成人式に参加できなかった人たちが、その心残りを解消するために企画をしたそうです。ちなみに、調べてみると、藤沢市では今年で第八回目を迎える巷では恒例のイベントとなっており、毎年のべ1000人以上の参加者が集い、地元にゆかりのある新40歳の交流の場となっているそうです。自分は今年で参加資格を持つ年齢を迎えますが、イベントの意味合いがよく理解できず、たぶん参加はしないでしょう。
かの有名な織田信長にゆかりのある歌である「敦盛」の一節に
「(中略)
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生をもうけ、滅せぬもののあるべきか
これを菩提の種と思い定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ」
とあります。歌の意味については諸説あるので割愛しますが、安土・桃山時代では、当時の人間の寿命のひとつの目安は、せいぜい50歳程度と考えられていました。現代では「人生百年時代」とも言われています。時代が変われば、年齢に対する価値観や考え方が変わります。常にアンテナを張り、その時代に生きている各世代の価値観にチャンネルを合わせられる柔軟な考え方を持つことの大事さを考えさせられました。
画像→少し前までは見ることも恐れていたのに、今ではお面を被って遊べるようになりました。