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施設長・課長日記
「心身を大切にする」(よし介工芸館・アートスペースわかくさ / 施設長 伏見康一)
今年度からよし介工芸館とアートスペースわかくさに着任することとなりました。久しぶりに戻って参りました。あらためてよろしくお願い致します。
最近は、年度の変わり目でも配属の変わり目でも、やることの中に常にコロナ対策があります。この3年、目先の取り組みに専念せざるを得ない事もある一方でずっと先を見据えるフォーカスの合わせ方を自問してきました。同時に時の流れを感じる事もできました。コロナ前、そしてもっと前。時の移ろいやうねりとともに、時は経っても変わらないものを見つめ直すこともできました。
今年度の私的なテーマは「心身を大切にする」。年を重ねいよいよ生活習慣を自制しなくていけなくなりました。せめて楽しく健康維持に取り組もうと思い、山歩きにチャレンジしようと思っています。ただ形から入るタチなので道具ばかりが揃ってしまいますが。
写真:近くの公園で練習中です
空気の匂い ( 湘南ゆうき村 / 課長 高橋 羽苗 )
この時期になると、タケノコの皮をむく時のようなちょっとエグみのある匂いがふわーっといたるところでしてきます。いろいろな木や花の匂いだそうですが、私はあの匂いが嫌いではなく(多分、時々ふわーっとだから...ですが。)季節を感じる一つになっています。
匂いは記憶と深くつながっているといわれ、香りで記憶が蘇えることは「プルースト効果」として名前までついているそう。
先ほどの「タケノコの皮をむいたようなちょっとエグい匂い」も夏前の夜に友人とプラプラ散歩したことを思い出します。でもそんな「匂い」から記憶が呼び覚まされる感じがとても好き。街中で誰かの香水で学生時代の先生や、いつか行ったお店を思い浮かべたりして一人、にやっとしています。
ちなみに匂いは記憶だけではなく脳の構造上、感情ともつながっているそうで、アロマテラピーなどは、そんな働きを活かしているそうです。アロマテラピーでなくても朝の匂いで気持ちがしゃんとしたり、冬の匂いでちょっとわくわくしたり。空気の匂いを感じる時間がちょっと楽しい時間です。
写真は今年出てあっとゆう間に伸びた竹!
まだ産毛がありビロードのようなさわり心地です。
『急務!環境整備』 ( 湘南だいち / 課長 石川 大助)
桜も散り新緑が爽やかな季節に移ってきました。
4月から湘南あおぞらから湘南だいちに配属になりました石川大助です。どうぞよろしくお願いします。
時折、むしょうに筆に墨をつけ字を書きたくなる時がある。
呼吸を整え、点をうち、線にしていく動作の繰り返しを欲している時がある。
書道でいう楷書は、点(、)「点画」と言われ基本とされる。
字の始まりは点から始まり、線になり、点で終わるからだ。ただ、点と言っても細かくは20種類以上の違いがあるとも言われる。「雨」「点」「心」などのはっきりわかる点から、さんずいやウ冠なども点にあたり様々だ。
点を線にするまでに起筆・送筆(起筆と終筆の間)・終筆の流れを経て線ができあがり、これを繰り返し文字ができ、次の文字へとつながり紙全体が一つになる。ただ、墨をつけ筆を紙におき引き上げれば意図的な点はできるが、自分好みの形に仕上げるにはなかなかの技術と集中力と時間を要するが、この一連の作業を欲する時がある。
が、なかなか動けない、、、。すぐに取り掛かれる環境を作っておけば解決するのだが、そこにたどり着くまでの労力が割けない。
新緑が濃い色に変わらないうちに環境整備をする予定だ。
前回の12月の課長日記で「大王松」の松ぼっくりが落ちてこない~と書いていたが、ついに3月上旬、直径11cm程、高さ20cmの巨大松ぼっくりをゲット!(今のところ虫は出ていません)
一般的には11月ごろに落ちてくるらしいが、大王松は枝と松ぼっくりの付け根が太くくっついていて長いもので数年落ちないこともあるらしい、、、。実際に私が松を見つけた時には、既にドでかい松ぼっくりはわんさか生っていた。
もう一つ位ゲットする淡い期待をしながら待つことにしよう。
「知識を得て 心を開き 自転車に乗れ!」 ( 湘南ゆうき村・湘南だいち / 施設長 妹尾 貢 )
よし介工芸館・アートスペースわかくさから、湘南ゆうき村・湘南だいちに異動になりました。今年はコロナの影響で家族懇談会なども開催できなかったため、3月までお世話になった皆様には、直接ご挨拶することができない方も多く、この場を借りて、感謝申し上げます。
湘南だいちでの勤務は初めてですが、湘南ゆうき村は2回目です。自分が育成会職員2年目の年に1年間、デイサービスの職員として勤務しました。以前所属した事業所にもう一回戻ってくるのは、実は初めてです。簡単にまとめると、
あおぞら→ゆうき村(ぱる兼務)→ぱる→セシリア→よし介・わかくさ→だいち・ゆうき村
です。24年間勤務している割には、異動が少ないほうかもしれません。
この一つ前の日記で、石田課長が好きな言葉について書いていたので、私も考えてみました。それが、今回のタイトルになっている
「知識を得て 心を開き 自転車に乗れ!」
です。
ニューエストモデルというバンドの曲名なのですが、単純に曲が好きなのと、
生きていくうえで、大切な要素のつまった言葉だと感じ、時々かみしめています。
よく似た言葉に
「書を捨てよ、町へ出よう」寺山修司(歌人・劇作家)
とか、
「書を持って街へ出よう」佐藤郁哉(社会学者)
がありますが、
どちらも、本ばかり読んでいても、頭でっかちになってしまうので、自分の足で行動して、世界について感じ、理解しよう、という意味だと感じていました。
作詞作曲者 中川敬は、それにくわえて「心を開き」と言っています。
「心を開く」とはどういうことか?
きっとそれは、さまざま人や出来事に出会い、さまざまな生活や価値観に触れ、共感したり反発したりしながら、自分の限られた経験から来る価値基準・ものの見方を更新し、限界を超えていくことだと考えています。
いままで、たくさんの人に出会ってきました。新しい職場で、また新しい人たちに出会います。以前お世話になった方々とも、新しい関係性で再び出会います。
自分の心がどう開かれていくのか?
その心で、自転車に乗って(行動して)行く先にどんな世界があるのか?
とても楽しみです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
「やってみせ」 ( 湘南あおぞら・アポロ・法人本部事務局 / 課長 石田 友基 )
今年度より、湘南あおぞら、アポロ、法人事務局の課長として配属されました。
今までみらい社(就労移行・就労継続B型)、よし介工芸館(生活介護)、サービスセンターぱる黒崎ホーム(共同生活援助)と3つの事業を経験してきましたが、異動するたびに、新たな出会いと発見があり、学びを得られる良い機会になっています。
さて、ここ数年ずっと頭の片隅にある言葉があります。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」
海軍軍人の山本 五十六(やまもと いそろく)という方の言葉で、連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を実行した人物です。
・見本を見せて
・そのことの意味や理由(根拠)、重要性を伝え
・実際にやってもらい
・行ったことに対するフィードバックをする
人材育成において、基本中の基本であろうこの言葉。分解して考えてみると、とても当たり前で簡単に思える。しかし、実際に意識しながらやってみるが、これがなかなか難しい。
上記の言葉には続きがあり
「話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず」
「やっている姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず」
元師海軍大将まで昇りつめた山本五十六だからこそ、自らが経験し、出てきた言葉だと思う。
まだまだ、自分には「経験」と「何か」が足らないのだと感じる。
今年度より、異動し、新しい場所と役職に就きました。心機一転、これからもっと成長できるよう研鑽を積んでいきたいと思います。
※写真は家で飼っているウサギ(ネザーランドドワーフ)の琥珀君です。
「みらいをみつめて」 (湘南あおぞら・アポロ / 施設長 石塚和美)
4月より、湘南あおぞら、アポロに異動となりました。
春は業務の引継ぎ等で慌ただしく過ぎていきますが、いろいろな草花の開花は心を癒してくれる楽しみのひとつです。今年は花冷えで桜の花を長い期間楽しむことができました。
2022年度の藤沢育成会の目標は、
(1)再整備に向けた財政再構築をめざします。
(2)アフターコロナを視野に入れた新型コロナウイルス対策を徹底します。
(3)日常を"社会的スケール"で見つめ直します。
湘南あおぞら、アポロの事業計画もこれに添ったものとなっています。
「建物の再整備」では、湘南あおぞらは開所から24年が経ちましたので、改修する箇所も計画的におこなっていきます。「アフターコロナ」では、昨年度、法人内の事業所で感染があり、湘南あおぞら、アポロも感染がありました。通所事業所は休業、入所事業所の湘南あおぞらは、法人内の職員が事業所を超えて協働し支援をおこないました。神奈川県や藤沢保健所からご指導をいただきながら感染対策を実施しました。この経験を活かし、今年度も感染対策をおこないながら、地域とのつながりを持てるような活動を進めていきたいと考えています。「社会的スケール」では、今の社会情勢や基準を理解しながら日常の暮らしや活動を見つめ直したいと思います。
春は出会いと別れの季節です。異動をするたびに、もっとやりたかったことが頭に浮かびます。そんなとき、好きな曲の歌詞を口ずさんで、みらいを見つめることにしています。
♪ 古い夢は置いて行くがいい
ふたたび始まるドラマのために ♪
これからかかわるすべての皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。