日記

湘南あおぞらの施設長・課長日記

法人防災訓練の日(湘南あおぞら・アポロ 課長 高橋羽苗)

アポロ
湘南あおぞら

年初の震災や事故で被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

117日(水)に法人全体での防災訓練を行いました。法人全体での防災訓練は、今回で6回目となります。これまでは各事業所に分かれての訓練となるため、地震を想定した訓練を行い、MCA無線や災害伝言板を使用した報告訓練をメインに行ってきました。

今年度は、火災を想定して「指定緊急避難場所」への避難を行いました。

会議の中で「指定緊急避難場所」の場所とルートを確認。そのうえで、ハザードマップを見比べて避難ルートが適切かの確認を行いました。地図でも確認を行っていましたが、それでも当日歩き出すと、「あれ?この道で合ってる...?」と不安になり、改めて訓練の必要性を感じました。

令和3年度の障害福祉サービス等報酬改定によって、令和6年度から事業継続計画(BCP)の策定が義務づけられており、現在内容の見直しを行っています。そのひとつ、防災備蓄品の確認も毎年この時期の防災訓練として行っています。

事業継続計画を整理しながら検討すると、物品もあらゆるものに想定がおよび、まだまだ整備を進めていく必要性を感じ、意見交換を行っています。

防災訓練の振り返りをもとに情報交換や共有を行いながら利用者・職員が一緒に考えて行動できるよう、継続していきたいと思います。

『村岡地区 新年賀詞交換会に参加して』 (湘南あおぞら・アポロ 施設長/宗像 喜孝)

アポロ
湘南あおぞら

 2024年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願い致します。元日には、最大震度7を記録した能登半島地震が起こり、2日には、羽田空港内で日航機が炎上する大事故が起こりました。今でも、それぞれの報道を耳にするたびに心がざわざわします。震災や事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、今もなお、被災地で避難生活等を送られているそのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 さて、新年を迎え、2024年1月6日(土)に村岡公民館で行われた賀詞交換会に参加してきました。長らく新型コロナウイルス感染拡大以降中止されており、3年ぶりの対面で、かつ飲食を伴う賀詞交換会ということもあって、参加された100名前後の方々が終始にぎやかに過ごされていました。

 会の冒頭での藤沢市長や自治町内会連合会会長の挨拶の中で、今年以降の村岡地区の様々な取り組みについての話がありました。数あったお話の中で、

  • 2025年度内の建て替えを予定している村岡公民館の再整備についての話
  • 2032年開業予定の東海道本線「村岡新駅」を核とした新しいまちづくりについての話
  • 2024年の1月から本格活動が開始される湘南アイパークに開設された横浜国大のキャンパスについての話(健康長寿社会の実現へ向けたヘルスケア分野の教育研究拠点)

の3つ話が特に印象に残りました。明るい話題に乏しいと感じる昨今の中で、どの話も活気があり、今後の村岡地域の発展にとって明るい材料だと認識しました。ひとつひとつの話の中身を勉強し、どう湘南あおぞらとして関わりを持てるのか、ぜひ検討をしていきたいです。

 2024年も湘南あおぞらは、地域に根差した施設運営を継続していきたいと思います。

240123写真②.jpg

湘南あおぞらの再整備も順調に進捗中。

アンコンシャス・バイアス(湘南あおぞら・法人事務局 佐藤和美)

法人事務局
湘南あおぞら

 息子が「効率的なカレーライスの作り方」という授業があったそう。"効率的"とは、今どきだなぁと思いながら聞いていると、「オレが、米を研いで、カレーを作って、ご飯を炊くって答えたら、みんなに笑われたよ。」とニヤリ。学校では、始めにご飯のスイッチを入れてから、カレーを作ると、ご飯が炊きあがるまでの間にカレーが作れるから効率的なつくり方の正解だそう。

 なるほど!我が家では、ご飯はガスコンロで炊くので、カレーを煮こむ時間にご飯を炊くのは、効率的!(ご飯は20分程度で炊けちゃうのです。)「まぁ、他の人に言ってもわかってもらえないから。」と、自分の答えに説明は加えなかったようでした。

 アンコンシャス・バイアスとは、日本語では「無意識の偏見」「無意識の思い込み」等と訳され、ダイバーシティやインクルージョンを実現していく上で取り組んでいく課題です。普段の生活の中で、無意識のうちに自分の基準で人の話を聞いていたり、思い込みや偏見を持たずに、判断していないかと思わされたエピソードでした。

 ガスコンロでご飯を炊くのは、早いし、おいしいしおすすめです!
特に炊き立てご飯は、格別です。みなさんも、思い込みにとらわれず、ぜひ試してみてください。

 写真は、大規模修繕真っ最中の湘南あおぞらです。毎日、工事の大きな音が響き渡り、会話もままならない中、利用者さんも職員もがんばって過ごしています。3月には、工事も完了するようです。4月には、湘南あおぞらが生まれ変わる準備中です。ご期待ください。

夏休み(湘南あおぞら・アポロ 高橋羽苗)

アポロ
湘南あおぞら

今年の夏は少し早くにお休みをいただき北海道に行ってきました。

目的はタウシュベツ川橋梁という橋で、何年も前から行ってみたかった場所です。

タウシュベツ川橋梁は廃線になった鉄道橋で、ダム湖の水の増減で完全に沈んでしまうこともあり、劣化が進んでいていつ崩落してしまうかわからないと言われています。

もともとそのフォルムから「行ってみたい」と思っていた場所だったのですが、橋のかかっている湖も水の増減があることで木が独特な形で立っておりどこか違う世界のような雰囲気。そんな中に橋はどーんと立っていてとてもきれいでとにかくかっこいい!語彙力の低さで伝えられないのが残念です。

携帯の電波も届かない場所で、ガイドの方が、周辺の橋梁群や廃線となった線路跡、駅のあった場所なども案内してもらいノスタルジックな景色を楽しんできました。

ドキドキしていたヒグマとの出遭いはありませんでしたが、たくさんのエゾシカが道を歩いたりすぐ近くで草を食べていたりしていて、ちょっとびくびくしながら過ごしてきました。(ちなみにガイドさんもヒグマには出逢ったことのない方も多いそうです)

ツアーの出発地であったガイドセンターでの写真の数々やガイドの方たちの話を聞いていると冬の姿も見てみたい。極寒を覚悟していつか行ってみたいなと思います。

大規模修繕を行います!! (湘南あおぞら・アポロ 施設長/宗像 喜孝)

アポロ
湘南あおぞら

 この夏は数年ぶりに妻の実家がある屋久島に行くことを計画していましたが、台風が上陸して日程が延期になったり、施設で新型コロナウイルスの陽性者が発生し対応したりと諸事情が重なり、結果として、家族のみでの旅行となりました。島の温泉や海遊びを期待していましたが、また数年後にチャレンジしたいと思います。

 さて、今年度、湘南あおぞらは屋上の防水工事、外壁、外周の補修工事等の大規模修繕を実施します。先日、施工業者との入札を行い、紆余曲折、いろいろとがありましたが、無事に今年度中に工事が行えるようになりました。昨今、資材不足、人件費・輸送費の高騰など、建築業界も様々な課題があり、今まで通りの価格で工事を請け負うことが困難になってきていると業者の方より話がありました。今後、世の中の情勢や施設の予算の状況を見ながら、計画的に修繕をおこなう必要性を感じています。

 施設開所から早25年。当時きれいだった建物も月日を重ね、いたるところに不具合が生じるようになってきました。建物全体に足場を組むなど、開所後初めての大掛かりな工事となります。工事期間は、202310月から20243月を予定しています。この間、利用者並びに関係者の方々には、ご不便をお掛けしますがご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 今年の湘南あおぞらのスローガンは「Restart!」です。来年の3月には、きれいになった湘南あおぞらを皆さんにお見せできることを楽しみにしています。

230925写真②.JPG

息子に送ってもらった屋久島の森とカエルの写真。

先達あらまほしきことなり(湘南あおぞら・法人事務局 佐藤和美)

法人事務局
湘南あおぞら

徒然草に「仁和寺にある法師」(第52段)というお話しがあります。

徒然草は、学生時代に習った方も多いと思いますが、兼好法師が書いた日本三大随筆のひとつです。第52段は、クスっと笑えるだけでなく、現代を生きる自分にも通じるお話しです。

仁和寺にいたある法師が、長年行きたかった石清水八幡宮にひとりで出かけました。参拝を終えて、たくさんの人が山の上に行くのが気になったけれど、石清水八幡宮に行く目的を達成したので帰ってきました。知人に伝えたところ、法師が出かけたのは石清水八幡宮ではなかった(山の上が本当の石清水八幡宮だった)というお話しです。

最後に「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり」、つまり、些細なことでも"先達"があった方が良いとしめられています。知らないことを恥ずかしがらず、知ったかぶりせず、謙虚であることが大切と教えてくれ、先人の教えは、情報社会の今でも刺さります。

先日、実家に帰省し、母の希望でアウトレットに行きました。父と開店当初に一度来たことがあると案内してくれましたが、着いたところは、アウトレット手前の商業ビル。わたしが、もう一つ先の建物であることを伝えるととても驚いていました。当時の両親の様子を想像し笑ってしまったと同時に、このお話しを思い出しました。1300年先の未来にも通じる先人の言葉の重みを感じました。

今年、湘南あおぞらは創立25周年を迎えました。今年の湘南あおぞらのスローガンは、「Re:start!」です。設立に携わってくださった方々の思いを受け継ぎながら、次の時代をみすえて、湘南あおぞらも再スタートしています。

☘(写真)子どもの学校に行った際、空を見たら、ブルーインパルス(?)がスマイルマークを!突然でびっくりしながら、慌てて写真を撮りました。