日記

湘南だいちの施設長・課長日記

『利用者の社会参画は当然でしょ』(湘南だいち 課長 大澤 健二)

湘南だいち

年が明けあっという間の1か月だった。

人の動きが活発になる事でインフルエンザも広まり、利用者、職員共に罹患者が増え、それは当たり前!と思われますが、コロナ感染症の時期もそうだったが、利用者が罹患する要因には二つあり、一つは職員や同居している人から感染してしまう場合、二つ目は社会参加をしている中で感染してしまう場合がある。

20260210 課長日記文中写真①(大澤).jpg

本文とは関係ありません(湘南だいちより撮影)

感染した要因として考えられるのが、二つ目の社会参加をしている中で感染してしまった場合、利用者の生活は、あまり嬉しくない事象からですが、社会参加がベースとなっている事が感じ取れる。

今年も、この先も、利用者の健康と意思へ配慮し、利用者が地域へ参加し参画していく事と、社会がそれを『当たり前!』の事として認識している地域づくりを更に目指していきたい。

20260210 課長日記文中写真②(大澤).jpg

本文とは関係ありません(湘南だいちより撮影)

聖地巡礼(湘南だいち 課長 岩瀬一郎)

湘南だいち

年末年始の休日を利用して、かねてから行きたかった沖縄の斎場御嶽(せーふぁうたき)を訪問しました。斎場御嶽は、琉球神道の聖地で、琉球王国を開いたアマミキヨという女神が創った拝所(うがんじゅ)です。

<行程>

125CCのバイクで移動。仕事納めの夜、横須賀港から北九州新門司港行きのフェリーに乗船。21時間の船旅の後、小倉にて一泊。翌日早朝に出発、熊本県のマクドナルドで休憩をとりながら、約350kmを走破して鹿児島新港に15時に到着し、沖縄行きフェリーに乗船。沖縄行きのフェリーでは、年末年始を里帰りですごすと思われる若者たちが夜通し宴会をしていました。翌日17時前に、沖縄本島の本部(もとぶ)港に到着。下船後すぐに、橋で瀬底島に渡りビーチで記念撮影。宿に一泊し、翌日より沖縄ツーリング開始。今帰仁城跡を観光、波上宮を参拝し、AW糸満店でモツァレラバーガーセットの昼食を取り、平和祈念公園、斎場御嶽を訪れ、知念岬を観光し宿に戻りました。地元のスーパー、「サンエー」にてレンジでチンする沖縄そばと、うなぎ弁当を購入し晩御飯にしました。翌朝9時に、本部港からフェリーに乗船して一泊、年越し、新年を迎え、朝8時30分、鹿児島新港に到着。その足で霧島神宮に初詣。その後、鹿児島県志布志市志布志町志布志にある志布志港より、フェリーに乗船し、一泊し翌朝大阪南港へ。大阪城の横を通りながら、木津川沿いを経て、三重県の鳥羽港から伊勢湾フェリーで伊良湖岬まで行き、そのまま静岡県御前崎のホテルで一泊。翌日は箱根駅伝をラジオで聞きながらコインランドリーで洗濯してゆっくり帰宅しました。

<感想>

斎場御嶽には、神社のような社殿はなく、原生林の中の自然の巨石や鍾乳石をそのまま祈りの場としていました。そのような自然に触れるだけでも、神聖な気持ちになりました。日本と中国の間に挟まれながら、琉球王国の平和と繁栄を祈り続けてきた人々の気持ちに思いを馳せ、平和の中で旅行を楽しんでいる自分の幸福を実感することができました。

それから、長距離フェリーの中で、永遠に続くかと思える時間を過ごしたことも、貴重な体験でした。フェリーの中では、退屈を紛らわすためスマホで映画を何本も鑑賞しました。感動する映画を見て涙を流すと何だがスッキリするなと家族に話したら、「涙活(るいかつ)」と言って、流行しているのだそうです。それ以来「涙活」にハマってしまい、毎週末最低1本は映画を見るようになりました。ある映画の主人公が、「辛いときは、深呼吸をして、楽しいことを考えるとよい。人間は同時に2つのことはできないので、楽しいことを考えれば、辛いことものりこえられる。」と言っており、なるほどなぁと感心しました。またいつか、聖地巡礼の旅に出ることを楽しみに、日々の業務に励みたいと思います。

画像②A&W.JPG

※画像は知念岬とA&Wのモツァレラバーガーです(斎場御嶽につきましては聖地につき画像の掲載は控えさせていただきます。ご関心のある方は、斎場御嶽で検索してみてください)

「標準的支援」(湘南ゆうき村・湘南だいち 施設長 妹尾貢)

湘南だいち
湘南ゆうき村

 「強度行動障害の標準的支援」という言葉があります。行動障害の予防や、現に起きている状態を改善するための支援の方法として、近年、研修等でよく説明されている考え方です。

 藤沢育成会では、平成17年に「行動援護」というガイドヘルパーの制度が創設された時から、「行動援護従業者養成研修」を実施してきました。行動援護のサービスを提供するためには、ヘルパーさんがこの研修を受講する必要性があり、以前からガイドヘルパー研修など自前で研修を実施することが自然な流れだったこともあって、サービスセンターぱるが行動援護研修の事務局を担当してきました。

 平成25年からは、国がこの研修を他のサービスの従事者のための「強度行動障害支援者養成研修」という研修に再編し、「基礎研修」と「実践研修」の2階建て方式になりました。この研修も、平成27年度から藤沢育成会で実施することになりました。

 これらの2つは、元のカリキュラムは同じものなのですが、地域の支援の充実のために、行動援護ヘルパー向けにキャパシティを確保しておく必要があると判断し、育成会では別々に実施しています。

 これら2つの研修共通で、基本的な考え方・方法として学んでいるのが、この「標準的支援」です。

 「強度行動障害を有する者への支援にあたっても、知的障害や自閉スペクトラム症の特性など個人因子と、どのような環境のもとで強度行動障害が引き起こされているのかなどの環境因子もあわせて分析していくことが重要となる。こうした個々の障害特性をアセスメントし、強度行動障害を引き起こしている環境要因を調整していくことが強度行動障害を有する者への支援において標準的な支援である。」

※強度行動障害を有する者の地域支援体制に関する検討会報告書(令和5330) より)引用

 上記研修では、この考え方を講義と演習を組み合わせて学んでいきます。この研修を全国で、すでに10万人以上の従事者が受講済みだということで、昨年度からは支援の現場での技術の定着を目的に、施設での支援の核となる人を育成するための「中核的人材養成研修」を国主体で開始し、育成会からも受講生とスタッフとして、それぞれ参加しています。中核的人材研修ではより実践的な内容を、実際の支援の現場とのやり取りで身に着けていくと同時に、外部コンサルテーション(広域的人材)と一緒に利用者を支援して状態を改善していくためのネットワークも作っています。すでに行動障害の状態になっている人を支援していくためには、多様な人材の力が不可欠だからです。

 福祉現場の従事者の処遇改善の動きも活発ですが、働き甲斐・やりがいとは、処遇面だけではないと思っています。業界として、それら社会の期待に応えられる専門性を持つことが、この仕事の魅力を高めることになります。我々の仕事の専門性が理解されるということは、自閉症や発達障害、知的障害のある人の生きにくさや、配慮の仕方についての理解も進むということだと思っています。

 今年の2月~3月には、神奈川県の委託をうけ、「行動障害を予防するための研修会」を予定しています。3回目(3月20日)の日程は若干の空きがありますので、ぜひご参加ください(詳しくは、法人ホームページ「法人からのお知らせ」をご覧ください)。

 (写真は、年末に相模湖にワカサギを釣りに行った際の「ワカサギハウス」。雲一つない釣り日和でしたが...釣果は聞かないでください。ブラックバスが釣れました!)

『帰郷』(湘南だいち 課長 大澤 健二)

湘南だいち

 暑い日々が徐々に納まり秋めいてきましたね。

 私は季節の変わり目、風邪にかかってしまいました。皆さまお身体ご自愛ください。

 さて、私は季節の変わり目の度に帰郷をしています。

 なぜ季節の変わり目なのかというと、季節ごとの洋服が故郷に置いてあるためなのです。

 年に3回以上は故郷に戻り、衣類の入れ替えと庭の手入れ、他は近所のホームセンターなどへ出かけ過ごす事がルーティンとなっています。このルーティンは私の中でとても大切で、誰にも何にも影響を受けず、ノルマや期限といった切迫性もなく。私にとって、唯一いろいろな事を考える事をしない時間となっています。

 自分の中で感じわかっている事を文字にしてみると、私が仕事として関わる障がいのある人たち一人一人の時間の使い方は、いつも誰かに影響を与えられているのではと改めて気づく。いつも誰かに影響を受けて暮らすのは私には辛いな。なんてすら思ってしまいます。

 社会に属すことは大切な事ですが、誰にも影響を与えられない時間は、誰にでも大切なのではないのでしょうか。

 以前、法人の実践報告会で『強い紐帯』『弱い紐帯』という言葉が出ていました。

 帰郷し、ルーティンの中で時間を過ごす私には、立ち寄った先では店員さんがおり、必要以上の何かがあるわけでもなく、何かに追われているわけでもないのでとても過ごしやすく心地よさすら感じます。

 障がいのあるかたも当然ルーティンがあり、それが安定や安心につながっているのは当然なのかもしれません。それならば、誰かに影響を与えられたら?と思うと、きっと穏やかでは居られなくなるのでしょう。

 帰郷から、たくさんの事を学び、成長をしている(たぶん)私でした。

神社参拝記(湘南だいち いとぐるま・はんもっく 課長 岩瀬一郎)

湘南だいち

 先日、伊勢神宮と熊野大社に参拝に行ってまいりました。

 行程:3泊4日、移動手段は125ccのバイク。1日目、退勤後、深夜に静岡県御前崎まで移動し一泊。2日目、早朝に愛知県伊良湖岬より伊勢湾フェリーで鳥羽まで移動、二見輿玉神社を参拝の後、伊勢神宮外宮・内宮を参拝。その後、和歌山県新宮市まで移動、新宮駅前のスーパーマーケット「オークワ」にて名物の「マグロの鉄火巻」を購入し、一泊。3日目、熊野速玉大社・熊野那智大社・熊野本宮大社を参拝の後、花の窟神社を参拝し、三重県松阪市まで移動し、松阪牛をイメージしながらイオンで「牛カルビ弁当(但し外国産牛)」を購入し一泊。翌日は再び伊勢湾フェリーにて帰路に着き、途中、かねてから参拝したかった、御前崎櫻ヶ池 池宮神社を参拝し、帰宅しました。

 よし介工芸館職員のKさんの、「神社では願い事を願うのではなく、ただひたらすら感謝する方が良い」という助言が記憶にあり、今回の巡礼では願掛けをせず、ひたすら感謝に専念しました。

 どこの神社に行くか、どこに泊まって何を食べるか、予算の都合や、仕事と折り合いをつけてどれぐらい休みを取るかなど、人生は意思決定の連続だなと改めて感じました。

 清々しい気持ちで旅を終えました。また再び巡礼の旅に出られることを励みに、業務に取り組もうと、気持ちを新たにしました。

画像②熊野那智大社の那智の滝.JPG

※画像は、二見輿玉神社の夫婦岩と、熊野那智大社の那智の滝です。

「今年もお祭り、やります!」 (湘南ゆうき村・湘南だいち 施設長 妹尾 貢)

湘南だいち
湘南ゆうき村

 今年もお祭りシーズンで、湘南ゆうき村は923日(火)、湘南だいちでは1011日(土)に、それぞれお祭りを企画しています。

 

 利用者さんやご家族、地域の皆さんに日ごろの感謝を伝えたいという想いで、スタッフ一同準備を進めています。

 最近好きな曲の「まつり まつり 毎日愛しき何かのまつり まつり」という歌詞に、なるほどそうか、その通りだ!とも思いますが、やはりお祭りは、非日常的な体験であるからこその楽しみ、でもあります。

 特に俣野囃子保存会の演奏は大迫力ですので、是非観に来てください。

 

 西俣野は引地川沿いでお米を作っている農家がたくさんいて、この時期は稲刈りで大忙しですが、自治会の方もお祭りに協力してくださっています。

 お米といえば、今年は価格の高騰もあって、減反政策からの転換の方向性が示され、見た目にも作付面積が増えたように感じます。季節が進むにつれ、田んぼや稲の状態も、例年以上に期待をもって見てしまいます。

 今回は騒動になりましたが、お米やそれ以外の食べ物についても、政策や価格など、生産者や流通、消費者にとって適正か否か、考える良い機会になったのではないかと思います。食べ物がいつも当たり前にあるありがたさに、我々は鈍感になっていたのではないかと。

 お米の値段を下げるとか、給付金がどうとか、目先の人気取りの動きもありますが、いま考えなければいけないのは、将来も安心して生活できる国や社会にするために何をするべきか、ということなのではないかと思います。

 われわれの仕事についても、「毎日愛しきなにかのまつり」でありながらも、同時に将来の安心を提供できているか、永続性のある仕組みになっているかどうか、を考えていかなければ、と思います。

写真① しあわせな高齢期.jpg 先日、法人の研修でご講義いただいた、国立のぞみの園の田中理事長から紹介いただきました「みてわかる 知的・発達障害者のしあわせな高齢期~50代になったら知っておきたいこと~」という本です。具体的なエピソードやイラストも多く、タイトルの通り「みてわかる」のでお勧めです。

※書店等では取り扱っていないようなので、ご所望の方は「独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設 のぞみの園」のホームページ「調査・研究」のフォームからお申込みください。