日記

施設長・課長日記

30年後も笑顔ある日々を目指して(湘南セシリア 課長 小野田智司)

湘南セシリア

東京都等では4回目の緊急事態宣言が出され、

神奈川県も県知事より何度もメッセージが発信されました。

湘南セシリアでは、

「持ち込まず、持ち帰らない」をテーマに

感染症対策の徹底を継続しております。

入所者の方、ご家族の方の皆さん、職員の協力もあり

これまで平穏な生活を継続する事が出来ています。

ありがとうございます。

さて、2021年度、藤沢育成会では、

2022年度からの5年間の計画として

インクルージョンプラン(仮称)を検討する1年となります。

現在、進行しているネクストプランⅡに続くものとなります。

インクルージョンプラン(仮称)では、

次の5年だけではなく、

30年後の「インクルージョンふじさわ」を想像し、

検討をしていきます。

4つの柱

「住まいと暮らし」

「育ち・成長」

「生きがい・働く」

「つながり」

をプロジェクトとし、

具体的に意見交換を重ねます。

プロジェクトではネクストプランⅡ同様、

一般職の方々を含めたプロジェクトメンバーで構成し、

法人全体で取り組んでいきたいと考えております。

私自身、30年後は70代です。

少しずつ不自由になっていく身体と付き合いながらも

まだ朝ドラ見ながら、編み物をしているかもしれません。

そんな私も自分らしく暮らしやすい

「ふじさわ」を考えます。

そして、みんなの「自分らしく」暮らすための知恵を

たくさん集めていきたいと思います。

今後様々な場面でご報告等ができると考えております。

お考えがある方はぜひお声をお寄せください。

●写真は法人全体研修2021の様子

会場は2020年度実践報告会を実施した

多摩大学湘南キャンパス。

当日は感染症対策として、

半日及び会場を2か所にしての実施でした。

藤沢育成会の2021年度の方針を

法人全体で確認できる機会となりました。

一部音声の不具合があり、

役職員の皆様にはご迷惑をおかけしました

去年の今頃は (アートスペースわかくさ・よし介工芸館 課長 儀保治男)

去年の私のブログを見直してみると「STAY HOME」という横文字がありました。意味を調べると「家から動かない、家にとどまる」と書かれていました。   

あれから1年、今年のゴールデンウィークも神奈川県では「GWは、今年もがまんのウィーク」と知事が県内・県外向けメッセージを出しました。新型コロナウィルスはどんどん変異をしながら私たち人類に脅威を感じさせています。今私たちが出来ることは、「正しく恐れる」ことだと思います。確かに我慢を強いられるとかなりのストレスを感じてしまい、気持ちも前向きになることが出来ません。しかし、今私たちは、恐れすぎたり、逆にあまり恐れていない状況になっていないでしょうか?これまで行ってきた基本的なことを正しく行い、「正しく恐れる」ことをしていきたいものです。

休日に実家の沖縄から宅急便が届きました。中味は沖縄で食べなれてきた缶詰や調味料でした。神奈川に10年以上住んでいますが、やはり故郷の「味」を求めてしまいます。そのため、母親に電話をして送ってもらったのです。このコロナ禍でなかなか帰省が出来ない状況にありますが、このゴールデンウィークは自宅で届いた缶詰たちを調理して、STAY HOME沖縄を感じたいと思います。

写真②(大根の花).JPG

自宅の近くを散歩していたら、大根が大きくなり花をつけていました。

大根もきれいな花をつけるんですね。

写真③(藤の花).JPG

もうこの時期に藤の木がきれいに花をつけています。心が和みます。

サービスセンターぱる/副所長 波多江努)

数か月前、墨・筆・紙で表現する作家さんとゆっくり話す機会がありました。

その作家さんは、言葉では表現できない気持ちを何かにぶつけたいという想いで、表現方法を探していたそうです。ある時、絵画教室での活動を通じ、墨が紙に滲んでいく瞬間に心が動いたのだそうです。また、墨にはコントロールできない予期せぬ滲みに魅力があり、自分と材料の反応で作品が完成していくときの快感と不満とワクワク感など、様々な経験と感情を話してくれました。

一方、作家・アーティスト・職人という響きに強いあこがれを持っている私のモノづくりは、付加価値をつけたがるのです。モノづくりとモノがたり(福祉論④参照)だとか、完成したモノを必ず写真に収めておくとか。作っている過程に意味を持たせようとしたり、承認欲求があるような気がするのです。つまりは邪念が多すぎる...。

そして、すべてをなげうって作品を作り、犠牲を考えずにひたすら作り続ける「狂気じみた覚悟」と「異常なまでに純粋な創作衝動」のスケールが圧倒的に違いすぎるのです。

私のモノづくり観を覆してくれた彼との話は、この上ない喜びでした。すべてをなげうって作品をつくる作家・アーティスト・職人のような覚悟は芽生えませんでしたが、純粋にモノづくりを楽しむという原点を改めて教えてもらえました。

画像15.jpgこうやって自己顕示欲が出ちゃうんだよなぁ...。

画像15.jpg

「2021年 春」(湘南ゆうき村・湘南だいち・アポロ 施設長/三嶌 悟)

アポロ
湘南だいち
湘南ゆうき村

コロナ禍において1年が経過しました。昨年の今頃は、史上初の「緊急事態宣言」が発出され、「新しい生活様式」に右往左往していたことを思い出します。最近では終息どころか、変異株の感染拡大が危惧されています。

 こうした中で、「2021年 春」を迎えました。先日、報道で「北の国から」に出演していた田中邦衛さんが亡くなられたことを知りました。この訃報を聞いたとき、子どもの頃から見ていた「北の国」からの場面が思い起こされました。そして、追悼番組の放送を観て、懐かしさと北海道の大自然の迫力と魅力に、子どもながらに北海道への憧れを思い出しました。

今回の表題は、田中さんを偲び、「北の国から」のサブタイトルをイメージしてみました。

 自然と言えば、先日仕事で長後駅付近を散策していると、住宅地の中に「地下道!?」を見つけました。その時は時間がなく、行くのは断念しましたが好奇心にかられました。ふとした日常の中に、地域や自然に触れた一時でした。

写真は、湘南ゆうき村の畑です。大根やキャベツ等、今年度も楽しみです。

特別な「今日」を積み重ねよう(サービスセンターぱる 所長/事務局長 石川 歩)

サービスセンターぱる
法人事務局

「明日世界は終わる・・・」

通勤中にイヤホンを通して流れてくる曲の一フレーズを聞きながらふと、本当に明日世界が終わるとしたら、自分は何をして過ごすだろうかと考える。私だったらいつもの、普段と変わらない休日を過ごしたい。でもきっと最初に子どもたちに「今日何がしたい?」と聞くので、その反応によって違った過ごしになるかもしれない。

こんな想像を一度は考えたことがある方も多いかもしれません。やりたかったことを思い切って実行しよう、自分の大切な人と過ごそう、思い出の場所に行きたい、など、人それぞれの想いが生まれるのではないでしょうか。

「明日世界が終わる」は極端な想像ですが、もしこれが1週間だったらどうでしょうか。1カ月だったら、1年だったら、5年だったら・・・有限だと意識することで、何気ない日常がより価値ある一日に変わるような感覚になり、最後の一日だけが特別な日なのではないことに気づかされます。プライベートもそうですが、異動などを考えると仕事はそれ以上に期限が短くなります。

今日という一日を、ほんの少しいつもより頑張ってみようと、自分を奮い立たせた一場面でした。

はるのおがわ(アートスペースわかくさ よし介工芸館 施設長 妹尾 貢)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

今年は、3月のおわりから4月の上旬にかけて、さくらの花が満開をむかえました。

退勤時間の薄暮の中で、少し肌寒い風に吹かれながら(バイクなので)輪郭がぼやけていく満開のさくらをみるのは、至福のひと時です。

昨年同様、今年もお花見の宴会はできませんが、地上の大騒ぎがない分、さくらの美しさが際立っているように思います。

自分がやってみたいことの一つに、「水上からのお花見」があります。

小さなボートをレンタルして、陸の喧騒を離れ、水面を下流に流されながらのんびりとさくらを眺める、そんなことをしてみたいのです。

実際にはきっと自分の操船技術では、のんびりお花見なんてことは難しく、護岸や川底の水深なんかを気にしながらブイを避けて、なんて風に忙しくて、花見どころじゃないんだろうけど、同船者には楽しい時間をすごしてもらえるんじゃないか、そんな妄想をしています。

人を乗せる前に、まずは個人練習が必要ですね。

余談ですが、サーフィンで波待ちをしながら、粉雪が降ってくるのを見上げるのも、なかなかおつなもんです(寒いけど...)。

写真は、2年前の今の時期、横浜の大岡川の様子です。