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藤沢育成会 施設長日記 | 最新の日記
うさぎ (湘南ゆうき村・植村  裕)

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うさぎを飼い始めて14年になる。子どもが幼稚園で頂いたのが始まりで、現在のうさぎは二代目である。それまでうさぎといえば小学校の時、クラスで飼育していたうさぎに当番で餌をやったくらいで、おとなしいが慣れない動物と思っていた。しかし、実際に飼ってみると、意外と人なつこく、さみしがり屋で、なでられるのが好きで、仕草がかわいらしい。また、性格もそれぞれ違い先代はおとなしく、おあいそでペロペロ舐めたりしたが、二代目は甘えん坊だが、怒りんぼで気に入らないとうさぎにしては珍しく「プッ、プッ、プッ」と声を出す。そして、長く一緒に暮していると、面白いものでだんだん人間にに似てくるような気がする。食べ物の好みも小さい頃に比べ、人間の食物も好むようになるようだ。特にパンは好物でパンの匂いがすると落ち着かなくなる。

 ときどき本能からなのか、穴を掘ったり、牧草を口いっぱいくわえるのに夢中になることがある。そんな様子を見ているとうさぎにとっては野生のまま野山で暮らすのが幸せなのか、人間に飼われるのが幸せなのか、と考えさせられることがある。

 私の日課はうさぎの餌と水やり、トイレの掃除から始まり、休日の朝はうさぎと一緒に寝床で寝坊をするのが楽しみである。

 この安らぎと癒しを与えてくれる愛すべきうさぎ達にありがとうと言いたい。

 

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味噌造りに歴史あり(湘南あおぞら・小林 博)
先週の日曜日に86歳になる母と一緒に味噌造りをした。30年ほど前から続けている我が家の伝統行事である。
毎年、一番寒い時期、2月の初旬ころには行うのだが、今年は大幅に遅れてしまった。味噌造りに欠かせない、肝腎の麹(こうじ)が手に入らなかったのである。どこの店に行っても麹が品切れになっている。不思議に思って聞いて見ると、「塩麹ブーム」なるものが起こって、麹が売れに売れているという。
塩麹は、麹と塩を混ぜた日本古来の漬け物床だが、昨秋あたりにテレビで紹介されて、塩麹による漬け物作りが主婦の間で爆発的なブームになっているというのだ。何度か店に足を運んだが、いつ入荷するか目途が立たないという連れない返事だった。仕方なく静観していたが、今更ながら、あ、そうだと思いつき、ネットで検索したらAmazonを通じて簡単に、麹を手に入れることができた。

こうして、いつもより2ヶ月遅れとなった味噌造りを無事行うことができた。この我が家の伝統行事にも随分紆余曲折があった。味噌作りの基本は、実にシンプルで、①大豆を煮込む、②その大豆を細かくつぶす、③つぶした大豆に塩と麹を混ぜる、④それを甕(かめ)に詰める、⑤一年間寝かせる、以上である。ところが、②の大豆をつぶす、という工程が家内制手工業の味噌造りには難物だった。
始めはすり鉢とすりこぎを使って、せっせとつぶした。一家の一年分だから、大豆の量も知れた物で3㎏くらいなのだが、それでも鍋で煮るとなると大鍋で3つにはなる。大鍋3つ分の大豆をすりこぎでつぶすのは、相当な重労働で、もっと効率の良いやり方はないかと考えた。5年目くらいにやっと思いつき、「足踏み方式」を採用した。
大豆を大きなたらいに入れる。それを足で踏みつぶすのである。もちろん素足ではない。素足では不潔だし、そもそも、煮上がったばかりの大豆は熱くて素足で踏むことなどできない。靴下を二重に履いて、さらにコンビニ袋を上からかぶせて、何とか踏めるような形にして、大豆を足で一生懸命つぶした。これでだいぶ効率が良くなり、時間ば半分くらいに短縮された。こうして我が家の味噌作りは、「味噌踏み」と呼ばれるようになった。

「味噌踏み」の時代はその後、15年ほど続くのだが、その間に何度かバージョンアップした。まず、足元は靴下を履いただけでは、やはりまだまだ熱い。休み休みやっていたのだが、思い切ってスリッパを履くことにした。こうすると素足よりはスリッパの底の方ががよほど固いので、すりつぶしの威力も上がった。こうして数年、スリッパ方式を続けたが、足元に巻いたコンビニ袋がずりさがってきてしまうという難点があった。一応、コンビニ袋をかぶせた足元は、輪ゴムを三重くらいにして固定しているのだが、何十回と踏んでいるうちにその袋が下に下がってきてしまう。何とかならぬかと一考を案じた。コンビニ袋の上部、足で言うと脛のあたりをまず紐でぐっと縛る。そして、その紐にさらに紐をつけ、上部に伸ばし、もう片方の足のコンビニ袋の上部に結び付ける。この紐を両手で持って支える。ずり下がりそうなコンビニ袋を両手に持った紐で引っ張り上げる形である。
両足にスリッパを履き、コンビニ袋を二重にかぶせる。その袋の上部を紐で巻き、その紐にさらに紐をくくりつけ、両手で引っ張り上げながら、ひたすら大豆を踏む。いかにも珍妙な格好なのだが、こうして「味噌踏み」のスタイルが確立したのだった。

味噌造りを始めてから20年目、「味噌踏み」スタイルを工夫を重ねつつ繰り返すようになって15年目に、大きな転機が訪れた。隣家から不要になった家庭用の餅つき機をもらったのである。初めは、ちょっと餅でもつければいいかな、と思っていたのだが、あ、もしかしたら、これは味噌造りに使えるのではないか、と閃いた。大当たりだった。この餅つき機に煮込んだ大豆を入れると、見事にすりつぶしてくれるのである。これは大革命だった。家内制手工業は、家内制機械工業に昇格したのだった。それ以来、10年、この餅つき機による味噌造りが続いている。

例年だと年末には、おいしい味噌が出来上がってくる。仕込みは少し遅めになってしまったが、味はどうだろうか。手造り味噌の味は、我が家の歴史の味でもある。

▼大豆を見事につぶす餅つき機
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かわいい子には旅をさせろ。大人になっても旅をしよう。(よし介工芸館・梅田久仁夫)
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▲指で苔をむしっていたら、お茶の先生だった叔母にしかられた思い出。

 

 そろそろ旅に出たくなった。旅と言っても一週間から十日間ほどの小旅行。随分前までは、一年に一度ぐらいの楽しみだったが今はさっぱり。最後のそれは、もう何年ぐらい前だったか。旅は何故するのだろう?旺盛な好奇心に駆られて。旅情に浸りながら新しい出会いも求めて。それとも自分探し、思い出づくり?どれも当たっている。・・・が、自分の家や住み慣れた場所にじっと長く居続けると変化の無い日常に煮詰まった息苦しさを覚え、新鮮な発想や創作などの閃きが乏しくなってくるからだ。旅する事で解放感と爽快感を満喫できる。そして、眠っていた想像力が目覚め、マンネリ化した思考習慣も変わって新しい価値体系を創出する。三十年前、初めて海外旅行をした時にそれを体感し、以来自分は変わった。旅は日常の繰り返しで錆びついてしまった思考回路をリフレッシュし、心身共に再生できるという快感がある。旅はくせになるとはこのことだ。道中、身も心も軽くなり、体調もすこぶる良好となるので、たぶん大量のβ-エンドルフィンという神経伝達物質が脳内に分泌されているのだろう。だが、最近この感覚がご無沙汰となっていて脳が石灰化している感じがする。   

旅の魅力は観光地でなくとも、初めての町を歩いているだけでも小さな発見があって面白い。同じ日本でも、先々で商店や民家が居並ぶ通りや町全体の佇まいに地方色を感じ、住む人々の人情に触れる想いがする。歴女なる輩が名所旧跡を訪れるのは、歴史に登場する人物に深く関心を抱き、同じ心境になりたい乙女心と言ったところか。そして、その場に立ってその頃の空気を肌で感じ、強くイメージしながら歴史探訪することが目的なのだ。

自分はこまめなカメラ小僧だから、行った先々でピンときたものや惹かれるもの、美しい風景などをできるだけ多く撮っておく。これがまた旅の醍醐味。帰ってからも余韻を楽しみたいし、茶の間で北海道や九州旅行の再現ができる。同じところに二度も三度も行けないかもしれないので思い出に残るいい写真を撮ることを念頭に置いている。

 旅の話をし始めたら切りがない。とっておきの話やエピソードは山とあるし、見てもらいたい写真も沢山あるのだが、締切が迫っている別の原稿を書かなければならないのでまたの機会としよう。

 

▼ちょっと急いでいたから、家でゆっくり読んでみようと思って撮った。  (・・・・豆腐になりたい。)

 

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「昨年、今年、そして来年」 (みらい社・小川  陽)

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去る3月16日~17日にみらい社恒例の「一泊旅行」で山梨県河口湖に出かけてまいりました。みらい社では自治会である「ひまわり会」で旅行の企画をし、その実現を職員がサポートしています。

みらい社の旅行は、さながら会社の慰安旅行のようで「みらい社御一行様」として観光バスをチャーターし、近隣県へ観光に出かけます。

 

今年も「ひまわり会」で場所選定から話し合いを重ねましたが、決定には少々難航しました。思い返せば、昨年度の旅行は、あの「3.11」当日だったことから(昨年度については、昨年3月29日の施設長日誌に現「サービスセンターぱる」の佐藤所長がUPされています)、社員さんから「千葉県は(昨年度の印象が強烈で)怖い」という趣旨の発言を受け、それに呼応するように「あそこは?」「いや、この間地震があったよ」等と、一泊旅行が可能な範囲で社員の方の震災に対する不安を払しょくできる場所の選定は困難でした。

 それでも数度の話し合いを重ねて河口湖に決定。猿回し劇場や牧場での各種体験等、楽しみの多い企画となりました。

 

3月に入っても余震が続く中、いよいよ旅行当日。担当職員は昨年の学びから、有事の際の連絡体制や備品等の用意を含め、例年以上の準備を重ねましたが、それでも一抹の不安が残っている様子。心なしか、見送ってくださったご家族の方の中にも同様に不安を抱えている方がいらっしゃるようにも見えました。東日本大震災から1年を経過し、マスメディアを通じて昨年度の件を想いだす機会が増したことも影響していたかもしれません。

 

しかし、いざ出発してしまえば、社員の方達の笑顔と元気に勇気づけられます。用意してきたお菓子を食べる人。ゲームに興じながら楽しそうに談笑する人。カラオケの本を一心不乱にめくる人。夜に備えて?バスで睡眠を確保する人...。みらい社で仕事をしている時とは違うさまざまな表情。夜の宴会も大盛り上がりでした。あいにく2日目は降雨で多少の予定変更もありましたが、社員のみなさんは動じません。「一年に一度のみらい社旅行を楽しもう」という姿勢が伝わってきます。

 

 結果、無事に一泊旅行を終えることが出来ました。数名の社員の方に感想を聞くと一様に「良かった」「また(旅行に)行きたい」等の感想が。もちろん「もっと(カラオケを)唄いたかった」「もっと遊びたかった」等の意見もありましたが、それらは来年への宿題に。

やはり、一番の収穫は「旅行楽しかった」「また来年行きたいね」という多くの声。

「昨日から学び、今日を生き、明日に期待しよう」とはアインシュタインの言葉ですが、みらい社の旅行は「昨年から学び、今年を楽しみ、来年に期待しよう」となったのではないかと思います。

最後に旅行に参加された社員のみなさま、旅行担当をはじめとした職員、旅行会社担当者やバスの運転手、ガイドの方等、今回の旅行に関わって頂いた全てのみなさまにお礼を申し上げます。

 

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ちょっと・・・かたい話しですが・・・ (湘南セシリア・河原 雄一)

(障害者福祉の制度改革について思うこと)

政権が変って、障害者施策の見直し議論が始まって2年半が経ちました。色々物議を交わした「障害者自立支援法」は廃止を原則に、「障害者制度改革推進会議」の部会として「総合福祉部会」が設置され、今後の仕組みについて55人の部会員の方々が熱心に議論を重ねました。830日に「総合福祉法の骨格提言」が出されたことはご承知のことと思います。

今年に入り「厚労省はどうも、自立支援法改正程度で法案を出しそうだ。」など噂を耳にし始めました。個人的には「まさか・・・でも、国はやるかも・・・」と思いつつ、事の推移を見守っていました。

28日に開かれた総合福祉部会では、骨格提言に対する厚生労働省案が提示されました。自立支援法の名称を変えることや対象者を難病の方々に拡大するなど、少し手直しはありましたが、ほとんど自立支援法をベースにした「廃止とは程遠い」案でした。「まさか・・・」が現実となってしまいました。

今回のような決着の仕方、政権与党のやり方は、沖縄の普天間基地問題と同じような対応をした印象を強く受けます。大風呂敷を広げ、期待を持たせるのと、掛けた梯子を外すことと・・・政権与党は、国民の期待を裏切るのが得意なようです。制度改革には、色んな意味で長期的に安定した制度設計を期待したのですが、あまりにも早急に事を進めコケてしまった感も強く受けます。

222日に政権与党と国は、28日案を一部修正し法律名を「障害者総合生活支援法()」を出し、最終的には、229日には「障害者総合支援法」を今国会に提出するようです。内容は自立支援法の改正に留まる程度です。

 

(・・・理想と現実の狭間で・・・)

今回の法案提出の背景の一つに「制度を大きく変えることでサービス事業所の混乱を避けるため。」と言う意見が聞かれました。

振り返ると長かった措置制度が2003年に終焉を向かえ以後10年。短期間に支援費制度から障害者自立支援法など大きな制度変更があり、その都度、利用者・家族の方々、事業者は制度変更に翻弄され、少々腰が落ち着かなかったのも事実です。

現に、今年4月からは、児童福祉法が大きく改正されます。また、自立支援法も一部改正があり、相談支援事業の仕組みが大きく変ります。報酬単価も改正されます。このことをだけをとっても事業者は、法律改正に合わせて相談事業の指定事務や折衝、報酬改定に伴う書類の提出・請求事務の変更など多くの事の変更手続きを求めされるのも事実です。

制度が良くなっていくための変更であれば、積極的に行うのですが、一年半後にまた、がらがらポンして、制度が大きく変ることとは、大変と言えば相当大変です。

理想・理念は大事ですが・・・事業所として現実をどう考えるか・・・。良くも悪くも、今回の制度改正が前述したような決着になりそうなので、振り返って考えたもの事実です。

・・・「河原君の考え、ちょっと後ろ向きだね・・・」そう言う声が聞こえて来そうです。

・・・春は、人など色々な事が動く時期です。季節の変わり目に心がジンジンすることもあります。(人間ですから・・・色々感じることも多々ありますよね。)

また、この文章を書いている今日、法人にとって「まさか・・・そんなことが・・・起きるのか」という事があったり、等など・・・たまたま、色々重なって、少し心が意地悪になっているのかも知れません。その辺りはお許し下さい。

次に日記を書く頃には、色んなことも見えて、落ち着いていると思います。

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