日記

施設長・課長日記

「惹かれていく世界」(みらい社・湘南ジョイフル 課長 石川大助)新着記事

みらい社
湘南ジョイフル

最近、陸上競技の100M走に惹かれている。

小学生の大会を見る機会があり、一生懸命に走る姿を見たのがきっかけで興味をもった。

その大会の小学校6年生100M12秒後半の走りに会場中がどよめいた。

14秒台前半から中盤のタイムであれば上位に入るが、12秒台は群を抜いた速さだった。素人目でも速さの違いがはっきり分かる程だった。

現在の世界記録は男性で958、女性では1049100Mを駆け抜ける。その走りの平均ストライド(1歩の長さ)は男性が約244.4cm、女性で222cmにもなるそうだ。これは、サッカーゴールの高さや軽トラックの荷台の長さと同じという何とも驚く一歩だ。一歩が人の身長より大きい!

ここで、各世代別の最速記録を調べてみた。

大学・社会人の男性で995(日本記録)、女性で1121(日本記録)

高校生では男性1000、女性で1143

中学生では男性1046、女性で1157

小学生では男性1194、女性で1275

世界記録と小学生記録で比較してみると男性236、女性で226の差しかない。

年齢、筋肉量、瞬発力など大きく違っているのに、約2秒しか変らない。たったの2秒、、、。

記憶に新しいパリオリンピックの100M決勝タイムは男性979、女性1079だった。もし、側で見ることが出来たらあっという間に通り過ぎる速さだ。なんせ一歩が2mを超えるだろうから。

オリンピックに出ている選手は、4年間という期間の中で練習と大会を重ね選ばれ、大舞台で予選を入れて決勝まで3回走るが、合わせても40秒にも満たない時間で終わる。予選で終われば10秒ちょっと結果がで終わってしまう。

コンマ何秒を削るための練習を日々重ねている厳しい世界の競技なのだと気づくとため息がでてしまう、、、。もちろん大舞台に出る事が出来なかった選手も同じ時間が流れている。

ゴールした際にあれだけ喜びをあらわにするのも頷ける。

「陸上、100M、短距離、、、」の言葉に私の陸上アンテナが引っかかる。いつかそんな大会を見てみる機会があったら是非見てみたいと思っている今日この頃だ。

トップ写真は、最近で見た「幻日」という現象。

太陽の横に現れる虹色に輝く光の現象で、空気中の氷の粒によって太陽光が屈折することで現れる現象のようだ。特に、太陽の高度が低い朝焼けや夕焼け時に見られることが多く、私が見たのも夕方18時頃だった。

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こちらは、夕方の長後駅で電車を待っていた時になんか綺麗いだな~とほっこりした1

~波多江式インディアン的福祉論㉙~(湘南セシリア・みらい社・湘南ジョイフル 施設長 波多江努)

みらい社
湘南ジョイフル
湘南セシリア

部族は不明ですが、「笑顔が神聖なものであり、みんなと分け合うべきものであることをいかなる時も忘れてはならない」という言葉があるようです。

言葉のままに理解でき、共感します。さすがに神聖なものと言われると少し「?」がつく部分もありますが、利用者とよりよい時間を過ごすためには私たちの笑顔は決して忘れてはいけないものですね。また、障害が重ければ重いほど笑顔の持つ力は絶大なものだとも思っています。

この言葉によく似ているのですが、自分が人とかかわる時には「楽しみは2倍に、悲しみは半分こ」ということを意識しています。

そんな想いがあるからか、このインディアンの言葉が妙に心に響くのです。

「(将来の夢)インディアンになる」にはもっと修業が必要ですね...。

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前回紹介した覆面レスラーキーホルダーをアレンジしてみました。

私のプライベートは遊び心しかありません。

気持ちを伝える(法人事務局 課長 佐藤和美)

法人事務局

自分の気持ちを伝えることが苦手と感じています。

昔はそうでもなかったので、大人になったからなのかな、とも思いましたが、自分の気持ちを伝えることばを使えていないことに気づきました。

みなさんは、「いづい」という言葉をご存じでしょうか。

東北の方言ですが、"居心地が悪い""違和感がある"などと表現されています。

洋服のタグが皮膚にすれて、ムズムズ、チクチクする時の気持ちを表現する時に、「タグがすれていづいんだよね~」

長袖のシャツを2枚重ね着して、中に着ているシャツが、皮膚と上のシャツの間でよれて、違和感があって着心地が良くない時に、「シャツたごまって、いづいんだよね~」

歯にものが挟まって、取るにも取れず、違和感があり、気持ちが悪いと感じる時に、「歯に挟まっていづいんだよね~」

ゴミ箱を移動し、いつも置いてある場所にゴミ箱がない時に、「ごみ箱の位置が変わっていづいね~」

目にゴミが入り、ゴロゴロしている時に、「目がいづいんだよね~」

集会などで人が密集し、隣の人と密着して、精神的にも空間的にも居心地が悪く、隣の人との距離をあけてほしい時に、「いづいので、移動してもらえますか」

思えば「いづい」で自分の気持ちを伝えてきました。多用していたおかげで、「いづい」で表現以外の表現ができなくなってしまいました。地元にいる時には気づきませんでしたが、自分の思いを伝えられる方言が通じるという環境のおかげで、意思の表出が保障されていたのでした。

福祉の仕事のひとつに環境作りがあります。私たちの仕事は、利用者さんの気持ちや希望を社会に向けて翻訳し、地域の中で実現できるよう支援しています。利用者さんの人生を豊かにいろどりあふれた世界にするために、意思の表出が保障される環境を整備し、自分らしい生活を過ごせるように支援しています。

方言が伝わる地域=自分らしい意思が表出できる場所は、利用者さんにとって、初めは施設の中だけかもしれません。方言が伝わる地域を広げていくこと=利用者さんのしたい暮らし、意思の表出ができることを広げていくことが支援の仕事に似ているかなぁと思います。利用者さんがいきいきと過ごせる場所が増えていく...インクルージョンふじさわですね。

※写真は、"茅の輪"。この輪をくぐり、無病息災や厄除け、家内安全を願うそうです。

リフレッシュ (法人本部 事務局長 石川歩)

法人事務局

以前、20232月の施設長課長日記に、「今年は是非私生活で新しいことに挑戦したい」と抱負を書かせていただきました。

日常に忙殺されなかなか新しい挑戦が出来ずに過ごしていましたが、昨年の11月頃に、息子から「釣りに行ってみたい」との希望をきっかけに、3回ほど釣りに挑戦して来ました。

初めての時は手ぶらで、かつ近場で行ける場所が良いと考え、電車で行ける多摩湖駅前フィッシングエリアに行きました。(私が県外在住のため藤沢からは遠いです・・)

多摩湖駅前フィッシングエリアは、西武園遊園地の流れるプールを活用したフィッシングスポットです。プールのシーズンオフを活かした面白い取り組みだなと前々から気になっていた場所でした。

道具一式を借りてレクチャーを受けて、いざ晩御飯のおかずを・・と二人で意気込んだのですが、残念なら2回行って2回ともボウズでした。

3回目の挑戦で、ゴールデンウィークには道具を買って小田原の海まで釣りに行き、息子はめでたく3匹のカサゴを釣り上げていました。私は釣れませんでしたが、小学校高学年になり外出に付き合ってくれなくなりつつある息子との新たな楽しみを見つけられて大満足です。

写真は文章と全く関係ありませんが、最近我が家の一員になった、仕事の疲れを癒してくれる大切な家族です。先天的に舌が長く顎が短いため、よく仕舞い忘れてしまうのがチャームポイントです。

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~あのね~(相談支援プラザ 課長 一戸香織)

相談支援プラザ

先日、実家に帰省した際のことです。

ふと引き出しの中を整理していたら、懐かしいノートが見つかりました。

表紙には「あのね」と書かれていました。

それは、小学2年生の頃に担任の先生と続けていた交換日記でした。

ページをめくると、当時の自分が毎日の出来事を一生懸命に言葉にしている姿が蘇ってきました。

学校であった楽しいことや少し悲しかったこと、家族とのちょっとした会話まで素直な気持ちで綴られていました。

思い出してみると、毎朝先生が教室に来ると、私は「あのね先生」と声をかけていました。クラスのみんなも話したいことがたくさんあり、自然と先生の周りには人だかりができていました。

そんなある日、先生が「話したいことがあれば、ノートに書いてごらん」と言ってくれたことをきっかけに、交換日記が始まりました。

私だけでなく、クラスのみんなも先生と日記を交わすようになり、それぞれが思い思いのことを書いていました。

日記には、「おばあちゃんがお菓子をもらってきて、あゆみと食べました」といった内容もありました。おばあちゃんは、老人会などの集まりに出かけると、お菓子を食べずに家に持ち帰り、私や妹たちに分けてくれました。

明治時代に生まれたおばあちゃんの優しさと心遣いは、今でも私の心に深く残っています。

おばあちゃんが忘れ物を持ってきてくれたときのことも書かれていました。

「おばあちゃんが忘れ物を持ってきてくれました。うれしかったです」と記されていました。

足が悪いのに一生懸命に歩いて、そっと下駄箱に入れてくれてありました。

おばあちゃんの歩く姿は今でも鮮明に心に残っています。

言葉にするのが難しかったことも、ノートには素直に書けたように思います。

先生は、どんな日も返事を書いてくれていました。

たとえ短い言葉でも「ちゃんと読んでくれている」と伝わる温かいひとことが書いてありました。

今、大人になって振り返ると、あの頃の自分はとても正直でした。

感じたことをそのまま言葉にして、飾り気のない素直な気持ちを書いていたのです。

しかし、大人になると、言いたいことをそのまま伝えることが難しくなってきました。空気を読んだり、言葉を選んだり、本音を飲み込むことも増えました。

誰でも「聞いてほしい」と思う気持ちを持ち続けているのかもしれません。

「聞いてもらえた」と感じられるだけで、心が少し軽くなることもあります。

あの頃の素直さを思い出させてくれた日記。

日記は、私にとって大切な宝物となりました。

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「違い」・「間違い」(よし介工芸館・アートスペースわかくさ 課長 石田友基)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

先日事業所内にて、コミュニケーションに関してグループワークを行いました。業務をする中で、意見が平行線を辿ったり、対立してしまうことは往々にして発生することだと思います。そこで、【意見が平行線(対立)となった時の、折り合いのつけ方や普段から気を付ける職員間のコミュニケーションについて考えよう】というお題でグループワークを行いました。

他者と意見が合わないとき、多くの場合は、「違い」であって「間違い」ではないということを聞いたことがあります。そのように考えると、話す側が伝わるように話す工夫は必要だが、それ以上に、聞く側の聞き方にポイントがあると感じました。そのためには、相手の言葉の表面にあるものだけでなく、言葉の背景に目を向けて、その考えや感情がどういった経緯から生まれたものなのか、それらに耳を傾け、分析し、整理をしていく。そうすることで、自分との「違い」が明確になり、次の話の展開につながり、建設的な話し合い、折り合いにつながって来るのだと思います。これが、感情に捉われてしまうと本質(目的)が見えなくなり、「間違い」に発展し、うまく意見交換することができなくなる要因だと感じます。簡単な話ではないが、やはりコミュニケーションは日頃から話しを聞く姿勢や態度、心のゆとりを整え、聞く姿勢を持つことが大切であることを改めて感じることができたワークでした。

写真は24時間エアコン完備で誰よりも涼しい部屋にいるくせに、暑さのせいか溶けている家のウサギです。